法制史研究 52号 (2002年) |
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【論 説】 |
石川武 | アウクトル・ヴェートゥスとザクセンシュピーゲル――ザクセンシュピーゲル(テキスト)成立史についての一考察―― | 1 |
【叢 説】 |
宇野文重 | 廃戸主制度における「家」と戸主権――東京地裁廃戸主判決と内務省先例からの考察―― | 47 |
陶安あんど | 漢魏律目考 | 81 |
田口正樹 | 中世後期ドイツの国王裁判権と裁判籍特権・序説―― 一三世紀後半を中心に―― | 117 |
伊藤宏二 | ヴェストファーレン講和会議におけるスウェーデンとポメルン問題――ヴェストファーレン条約規定の成立に関する一考察―― | 147 |
【書 評】 |
石部雅亮 | 石井三記・寺田浩明・西川洋一・水林 彪編 近代法の再定位 | 179 |
植田信広 | 水林 彪・大津 透・新田一郎・大藤 修編 法社会史(新体系日本史2) | 183 |
桑原朝子 | 藤原克己 菅原道真と平安朝漢文学 | 191 |
所 功 | 皆川完一・山本信吉編 国史大系書目解題・下巻 | 196 |
梅田康夫 | 佐藤泰弘 日本中世の黎明 | 202 |
上横手雅敬 | 七海雅人 鎌倉幕府御家人制の展開 | 209 |
新田一郎 | 久保健一郎 戦国大名と公儀 | 214 |
藤原明久 | 川口由彦・飯田泰三・村上一博・濱野 亮・岩谷十郎編 明治大正 町の法曹――但馬豊岡 弁護士馬袋鶴之助の日々 | 217 |
高塩博 | 藤田弘道 新律綱領・改定律例編纂史 | 221 |
大津 透 | 大隅清陽 日本律令制における威儀物受容の性格――養老儀制令第13儀戈条・第15蓋条をめぐって | 224 |
森田 悌 | 川尻秋生 日本古代における「議」 | 226 |
伊藤一義 | 勝山清次 鎌倉時代の伊勢神宮祭主裁判と公家政権 | 228 |
岡 邦信 | 高橋一樹 鎌倉幕府訴訟文書の機能論的考察――訴陳状を中心に | 231 |
長又高夫 | 西村安博 鎌倉幕府の裁判における和与について――和与の理解をめぐって | 233 |
西村安博 | 畠山 亮 中世後期に於ける暴力の規制について――戦国期喧嘩両成敗法の成立まで・河野恵一 戦国大名毛利氏の喧嘩処理に関する一考察――『喧嘩両成敗法』の評価をめぐって | 235 |
守屋浩光 | 大平祐一 近世日本の訴状――訴願手続の考察に向けて | 240 |
伊藤孝夫 | 大平祐一 『問答集』に見られる租税滞納処分――近世国家の法の運用 | 243 |
神保文夫 | 坂本忠久 大坂における『天保改革』政策の立案とその論議――近世後期の都市政策の課題 | 244 |
本間修平 | 神保文夫 明和三年の大坂町奉行所金銀出入取捌法改正に関する史料 | 246 |
吉田正志 | 杉本史子 『裁許』と近世社会――口頭・文字・絵図 | 248 |
村上一博 | 新井 勉 明治中期司法部の藩閥構成について | 253 |
大平祐一 | 林真貴子 明治初期の預ケ金について――民事裁判における訴訟銘の検討 | 254 |
新井 勉 | 山中永之佑 大阪都市圏における近代市民的権利意識に関する一試論――講員たちの『権利のための闘争』 | 256 |
渡辺 浩 | 溝口雄三・丸山松幸・池田知久編 中国思想文化事典 | 258 |
石岡 浩 | 冨谷 至編 流沙出土の文字資料――楼蘭・尼雅出土文書を中心に | 263 |
岡野 誠 | 西脇常記 唐代の思想と文化 | 267 |
三浦 徹 | 柳橋博之 イスラーム家族法――婚姻・親子・親族 | 270 |
谷井俊仁 | 陶安あんど 明清時代の罪名例――「情」と法的合理性 | 275 |
森田成満 | 加藤雄三 清代の胥吏缺取引について | 277 |
赤城美恵子 | 高遠拓児 清代地方秋審の手続と人犯管理――乾隆年代における提犯・巡歴・留禁の問題をめぐって | 278 |
加藤雄三 | 中村正人 清律『犯罪存留養親』条考 | 281 |
中村正人 | 森田成満 清代法に於ける放火罪と失火罪の仕組みおよびその被害の賠償 | 283 |
佐藤邦憲 | 島田正郎 西夏法典初探――(その十)土地法・水利法・同 西夏法典初探――(その十一・完)典当・罪則不同 | 286 |
柳橋博之 | 近藤信彰 マヌーチェフル・ハーンの資産とワクフ | 289 |
奥田 敦 | 堀井聡江 サイード・ブン・アッサマルカンディーの『司法の寄るべと争訴人の護り』――ハナフィー派の学説相伝にみるヒヤル(hiyal, s.hila)研究の新視点 | 291 |
西川洋一 | 櫻井利夫 中世ドイツの領邦国家と城塞 | 293 |
神寶秀夫 | 渋谷 聡 近世ドイツ帝国国制史研究――等族制集会と帝国クライス | 297 |
五十嵐清 | 野田龍一 通信と近代契約法 | 302 |
吉原達也 | 葛西康徳 古代ギリシアにおける『紛争』に対する対応の二つの側面について――peithomai/peithoを手掛かりとして | 304 |
西川洋一 | 加納 修 フランク時代の仮装訴訟とは何か――メロヴィング朝後期の国王法廷の役割に関する一考察・同 プラキタと七−九世紀フランク王国の文書制度 | 306 |
石井三記 | 松本英実 一六世紀フランスの商事裁判所設立王令の登録について | 309 |
小川浩三 | 田中 実 アントワーヌ・ファーブルとファルキディア法の計算 | 312 |
中村義孝 | 石井三記 フランス革命期の国王裁判における法的側面 | 316 |
三成美保 | 屋敷二郎 エミリー・ケンピン=シュピーリ研究序説――没後一〇〇周年を機に・同 法律家としてのエミリー・ケンピン=シュピーリ――ドイツ民法典と女性運動をめぐって | 318 |
陶安あんど | 拙論「法典編纂史再考――漢篇:再び文献史料を中心に据えて」に関する冨谷至氏の書評に対する反論 | 324 |
【会 報】 |
学会記事 | 328 |
報告要旨 | 331 |
訃報 | 346 |
【追悼の辞】 |
新田一郎 | 石井進先生を悼む | 347 |
瀧澤栄治 | 塙浩先生を偲ぶ | 351 |
【平成一三年度法制史文献目録】 |
日本法制史文献目録 | 1 |
東洋法制史文献目録 | 18 |
ローマ法・西洋法制史文献目録 | 32 |
【欧文レジュメ】 |