法制史研究 51号 (2001年) |
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【論 説】 |
水間大輔 | 秦律・漢律における共犯の処罰原理――その歴史的変遷と思想的背景―― | 1 |
皆川卓 | 神聖ローマ帝国騎士の成立 | 47 |
【叢 説】 |
畠山亮 | 中世後期村落に於ける領主についての一考察 | 101 |
【《シンポジウム》 法学における歴史的思考の意味】 |
【報告】 |
西川 洋一 | はじめに | 127 |
木庭顕 | 歴史学の認識手続と法学的思考 | 130 |
岡野誠 | 法史学の現状と課題、そして若干の可能性 | 142 |
能見能久 | 実定法学は「歴史」に何を求めるか | 163 |
樋口陽一 | 法学における歴史的思考の意味――憲法学の場合―― | 175 |
【書 評】 |
井ヶ田良治 | 服藤先生傘寿記念論文集刊行会編 日本法制史論纂――紛争処理と統治システム―― | 189 |
漆原徹 | 百瀬今朝雄 弘安書札礼の研究――中世公家社会における家格の桎梏―― | 197 |
山中雅子 | 見城幸雄 江戸時代の農民支配と農民 | 200 |
林由紀子 | 林 順子 尾張藩水上交通史の研究 | 205 |
守屋浩光 | 岡山藩研究会 藩世界の意識と関係 | 209 |
藤原明久 | 瀧川叡一 明治初期民事訴訟の研究 | 213 |
藤田正 | 梧陰文庫研究会 井上毅とその周辺 | 218 |
矢野達雄 | 伊藤孝夫 大正デモクラシー期の法と社会 | 223 |
柴田博子 | 稲田奈津子 日本古代喪葬儀礼の特質――喪葬令からみた天皇と氏―― | 2260 |
小口雅史 | 下鶴 隆 宅地売買文書群から見た田令宅地条 | 228 |
谷口昭 | 下郡 剛 後白河院政期新制の条文復元――治承・文治年間発布新制について――・下郡 剛 後白河院政期新制の基礎的考察――保元年間から承安年間にかけて―― | 230 |
森田悌 | 前田禎彦 平安時代の法と秩序――検非違使庁の役割と意義―― | 234 |
西村安博 | 新田一郎 日本中世の紛争処理の構図 | 236 |
岡邦信 | 西村安博 鎌倉幕府の裁判における和与の認可申請手続について・同 鎌倉幕府の裁判における和与状と和与認可裁許状について――対象史料の整理を中心に――・同 前近代日本における伝統法文化の一斑――「和興」と「内済」をめぐって――」 | 239 |
羽下徳彦 | 岩元修一 初期室町幕府における訴陳状の送達について | 244 |
稲垣知子 | 谷口 昭 家中の展開――甲府支族越智松平家の場合―― | 246 |
吉田正志 | 安藤正人 松江藩郡奉行所「民事訴訟文書」の史料学的研究 | 248 |
牧田勲 | 坂本忠久 近世後期江戸の三廻りと「風聞書」――都市政策の新たな展開の一側面―― | 250 |
牧英正 | 伊藤孝夫 近世日本の出版権利関係とその解体 | 253 |
小柳春一郎 | 藤原明久 明治初期の土地売買における所有権移転手続――フランス法継受の一局面―― | 256 |
田中亜紀子 | 重松一義 少年法制発展の歴史的考察――形成・分岐をめぐる諸問題とその実態―― | 258 |
藤田弘道 | 中野目徹 国の機関における文書記録の保存と利用 | 260 |
川越泰博 | 阪倉篤秀 明王朝中央統治機構の研究 | 262 |
冨谷至 | 陶安あんど 法典編纂史再考――漢篇:再び文献史料を中心に据えて―― | 266 |
石岡浩 | 宮宅 潔 秦漢時代の爵と刑罰 | 270 |
池田温 | 岡野 誠 唐代における法制史と医学史の交錯 | 274 |
川村康 | 大澤正昭 南宋の裁判と女性財産権 | 276 |
梅原郁 | 川村 康 宋代配役考 | 278 |
舩田善之 | 七野敏光 元初強姦犯殺害の一裁判案件について | 280 |
青木敦 | 中島楽章 明代の訴訟制度と老人制――越訴問題と懲罰権をめぐって―― | 283 |
陶安あんど | 森田成満 清代法の人命事案に於ける事実認定の仕組み | 287 |
松田恵美子 | 白水紀子 近現代中国における寡婦の地位――守節と再婚をめぐって―― | 291 |
六反田豊 | 矢木 毅 高麗時代の銓選と告身 | 293 |
若曽根健治 | 山内 進 決闘裁判・同 同意は法律に、和解は判決に勝る――中世ヨーロッパにおける紛争と訴訟―― | 296 |
高橋清徳 | 志垣嘉夫 フランス絶対王政と領主裁判権 | 302 |
五十嵐清 | 西村重雄・児玉寛編 日本民法典と西欧法伝統――日本民法典百年記念国際シンポジウム―― | 307 |
吉原秋 | 渡辺節夫編 歴史学と現代社会 パリの歴史家たちとの対話 | 313 |
三浦澄雄 | 三浦弘万 ユーラシア大陸中・西部における環境の推移と人びとの生活主体としての実態 | 318 |
林信夫 | 原田俊彦 ホルテーンシウス法の歴史的意義 | 320 |
松村勝二郎 | 沢田裕治 コモンロー寡婦産をめぐって――その定義とその史的素描――・同 一二世紀イングランドの寡婦産に関する史料 | 323 |
岩野英夫 | 西川洋一 後期シュタウフェン期のドイツにおける国王立法の発展 | 330 |
城戸毅 | 北野かほる シュロプシャの『悪党』――訴訟記録に見るバスタード・フューダリズム――・同 「悪党」の所行――十五世紀シュロプシャのバスタード・フューダリズム―― | 332 |
高橋清徳 | プティ=デュタイイのコミューン論の理解をめぐって――山田雅彦氏の批判に答える―― | 338 |
【会 報】 |
学会記事 | 342 |
報告要旨 | 345 |
訃報 | 357 |
【追悼の辞】 |
中村裕一 | 布目潮先生を追悼する | 358 |
【平成一二年度法制史文献目録】 |
日本法制史文献目録 | 1 |
東洋法制史文献目録 | 57 |
ローマ法・西洋法制史文献目録 | 80 |
【欧文レジュメ】 |