法制史研究 49号 (1999年) |
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【論 説】 |
西川洋一 | 後期シュタウフェン期のドイツにおける国王立法の発展 | 1 |
原田俊彦 | ホルテーンシウス法の歴史的意義 | 49 |
【叢 説】 |
瀬賀正博 | 明法勘文機能論 | 85 |
J・H・ベイカー(葛西康徳訳) | 何故イングランド法制史はまだ書き上げられていないのか | 107 |
【書 評】 |
石井紫郎 | 水林 彪・金子修一・渡辺節夫編 王権のコスモロジー──比較歴史学大系1── | 135 |
荊木美行 | 虎尾達哉 日本古代の参議制 | 140 |
川北靖之 | 森 公章 古代日本の対外認識と通交 | 145 |
田中修實 | 金子 拓 中世武家政権と政治秩序 | 150 |
守屋浩光 | 鎌田 浩 熊本藩の法と政治――近代的統治への胎動―― | 157 |
鎌田 浩 | 林由紀子 近世服忌令の研究――幕藩制国家の喪と穢―― | 161 |
林由紀子 | 神崎直美 近世日本の法と刑罰 | 165 |
石川一三夫 | 川口由彦 日本近代法制史 | 170 |
森田 悌 | 吉川敏子 大宝継嗣令継嗣条と戸令応分条についての基礎的考察 | 174 |
柴田博子 | 藤堂かほる 律令国家の国忌と廃務――八世紀の先帝意識と天智の位置づけ――・同 天智陵の営造と律令国家の先帝意識――山科陵の位置と文武三年の修陵をめぐって―― | 176 |
梅田康夫 | 森田 悌 古代の悔還 | 181 |
長谷山彰 | 告井幸男 摂関期の騒擾事件と権門・検非違使 | 183 |
井上満郎 | 前田禎彦 摂関期の闘乱・濫行事件――平安京の秩序構造―― | 185 |
新田一郎 | 西谷正浩 鎌倉期における貴族の家と荘園 | 188 |
佐伯弘次 | 橋本 雄 室町・戦国期の将軍権力と外交権――政治過程と対外関係―― | 191 |
小笠原正仁 | 上野史朗 中世日本の法と訴訟――落書と訴訟の関係を中心に―― | 193 |
谷口 昭 | 笠谷和比古 「武士」身分と合意形成の特質――ヨーロッパとの比較―― | 195 |
稲垣知子 | 福田千鶴 近世前期大名相続の実態に関する基礎的研究 | 197 |
藪 利和 | 古城正佳 米沢藩刑法にみられる責任能力 | 199 |
小島信泰 | 古城正佳 寺院文書にみられる近世民事訴訟の実態――高尾山薬王院文書を中心に―― | 201 |
坂本忠久 | 神保文夫 近世民事裁判における判例法の形成――『取捌題号』に見る大坂町奉行所の身代限法―― | 205 |
大平祐一 | 稲垣知子 近世大名の家格と婚姻 再論――一般大名の場合―― | 207 |
大塚英二 | 西山朝雄 尾張藩内における地域団体法の考察 | 210 |
伊藤孝幸 | 松田憲治 尾張藩給人の領主的性格をめぐって | 212 |
神崎直美 | 山中雅子 大垣藩高屋村村法一件について | 214 |
山田 勉 | 高塩 博 津藩の「揚り者」という刑罰――徒刑思想波及の一事例―― | 217 |
山中永之佑 | 笠原英彦 内閣法制局前史小考――法制官僚と行政立法―― | 219 |
矢野達雄 | 宮平真弥 新潟県地租改正期における中小作を巡る紛争 | 222 |
小柳春一郎 | 藤原明久 明治二三年旧民法と判例連帯債務法の展開 | 224 |
白石玲子 | 和田啓作 臨時法制審議会の民法改正作業における配偶者相続制度の登場――穂積重遠の配偶者保護構想と法定均分相続制への展開―― | 226 |
石岡 浩 | 冨谷 至 秦漢刑罰制度の研究 | 228 |
王 亜新 | 高見澤磨 現代中国の紛争と法 | 234 |
奥村郁三 | 松田恵美子 伝統中国の法と社会への一試論 | 238 |
七野敏光 | 宮宅 潔 秦漢時代の裁判制度――張家山漢簡《奏書》より見た―― | 242 |
島居一康 | 川村 康 宋代「法共同体」初考 | 244 |
佐藤邦憲 | 加藤雄三 明代成化・弘治の律と例――依律照例発落攷―― | 246 |
川勝 守 | 中島楽章 明代後期、徽州郷村社会の紛争処理 | 249 |
高見澤磨 | 滋賀秀三 清代の民事裁判について | 251 |
松原健太郎 | 上田 信 山林および宗族と郷約――華中山間部の事例から―― | 255 |
森田成満 | 黨 武彦 清朝における地方文書行政システム――仁井田陞博士旧蔵清末蘇州府昭文県文書を中心として―― | 258 |
中村正人 | 森田成満 清代刑法に於ける官吏が地位を巡って財物を不法に収受する罪 | 260 |
喜多三佳 | 小田則子 中国第一歴史档案館所蔵の『順天府档案』について | 263 |
池田 温 | 佐立治人 新羅文武王の遺詔について――「律例格式」の語の信憑性―― | 265 |
六反田豊 | 桑野栄二 朝鮮版『正徳大明会典』の成立とその現存――朝鮮前期対明外交交渉との関連から―― | 268 |
柳橋博之 | 両角吉晃 イスラームにおけるいわゆる利息の禁止について――西暦一二世紀のハナフィー派法学書に現れたリバー概念の分析―― | 271 |
葛西康徳 | 植松秀雄編 埋れていた術・レトリック――レトリック研究会叢書5―― | 276 |
松本宣郎 | 南川高志 ローマ五賢帝――「輝ける世紀」の虚像と実像―― | 281 |
山田雅彦 | Ch・プティ=デュタイイ著高橋清徳訳・解説 西洋中世のコミューン | 285 |
渡辺節夫 | 服部良久 ドイツ中世の領邦と貴族 | 289 |
黒田忠史 | 前間良爾 ドイツ農民戦争史研究 | 294 |
田中 実 | 西村隆誉志 ヨーロッパ近代法学形成史の研究――一六世紀フランス知識社会とドノーの法律学―― | 298 |
辻泰一郎 | 柳原正治 ヴォルフの国際法理論 | 303 |
瀧澤栄治 | 五十君麻里子 ローマ古典法における反対合意について | 308 |
苑田亜矢 | 柴田平三郎 〈血の滴る件〉――ソールズベリのジョンにおける「教会と国家」―― | 311 |
若曽根健治 | 西川洋一 シチリア王国勅法集成の訴訟法 | 314 |
野田龍一 | 田中 実 人文主義法学時代の分割所有権の一端――アントワーヌ・ファーブルの分割所有権論を出発に―― | 318 |
池本幸三 | 大内 孝 独立前ヴァジニアにおける刑事司法の一断面――奴隷に対する「聖職者の特権」を手掛かりとして―― | 322 |
新井 勉 | 旧刑法施行直後の改正論について――浅古弘氏の書評を読んで―― | 326 |
高橋直人 | 和田卓朗氏のご教示に接して | 328 |
【会 報】 |
学会記事 | 332 |
報告要旨 | 335 |
訃 報 | 348 |
【平成一〇年度法制史文献目録】 |
日本法制史文献目録 | 1 |
東洋法制史文献目録 | 28 |
ローマ法・西洋法制史文献目録 | 47 |
【欧文レジュメ】 |