法制史研究 45号 (1995年) |
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【論 説】 |
神保文夫 | 江戸幕府出入筋の裁判における本公事・金公事の分化について | 1 |
池田 温 | 唐・日喪葬令の一考察――条文排列の相異を中心として―― | 39 |
【叢 説】 |
佐立治人 | 裁判基準としての「人情」の成立について | 73 |
山中永之佑 | 山中永之佑編『日本近代法論』に対する毎日新聞掲載の匿名書評について | 107 |
【学界動向】 |
瀧澤栄治 | ローマの「銀行」制度と法――ローマ法研究の新しい視角―― | 113 |
【《シンポジウム》】 |
【司法への民衆参加の歴史】 |
【報 告】 |
林 毅 | シンポジウム趣旨説明 | 134 |
橋場 弦 | アテナイ民主政における司法への民衆参加 | 135 |
熊丸光男 | ローマ共和政期の刑事裁判とPOPULUS | 141 |
朝治啓三 | 一三世紀イングランドの巡回裁判と陪審の評決の記録 | 145 |
和田敏朗 | フランスにおける刑事陪審制の成立 | 151 |
三成賢次 | 陪審制と参審制――近代ドイツにおける司法への民衆参加―― | 156 |
滋賀秀三・柴田光蔵・石部雅亮・中村義孝 | コメンテータ発言 | 162 |
【質疑応答】 |
佐藤篤士 | シンポジウム総括発言 | 188 |
【書 評】 |
小川弘和 | 海津一朗 中世の変革と徳政――神領興行法の研究―― | 191 |
井ヶ田良治 | 朝尾直弘 将軍権力の創出 | 196 |
工藤祐董 | 黒瀧十二郎 日本近世の法と民衆 | 203 |
橋本誠一 | 新井 勉 大津事件の再構成 | 206 |
白石玲子 | 村上一博 明治離婚裁判史論 | 209 |
藤原明久 | 山中永之佑編 日本近代法論 | 213 |
小口雅史 | 梅田康夫 日本古代における「魚酒」の提供 | 215 |
梅田康夫 | 吉川真司 勅符論・森田 悌 大宝令勅符について | 218 |
田中修實 | 岡 邦居 置文と一門支配 | 224 |
牧 英正 | 大平祐一 近世日本における雇用法の転換――元禄一一年(一六九八年)の奉公年季制限撤廃令―― | 226 |
坂本忠久 | 笠谷和比古 習俗の法制化 | 228 |
早川秋子 | 坂本忠久 天保十三年の地代店賃引下げ令の成立過程について | 232 |
大平祐一 | 岡田昭夫 明治高札考(一)〜(四・完) | 234 |
青木 敦 | 丹羽友三郎 元代監察制度の研究 | 238 |
白井 駿 | 山崎元一 古代インドの王権と宗教――王とバラモン―― | 241 |
中村圭爾 | 越智重明 漢時代の免官、削爵・同 六朝の免官、削爵、除名 | 246 |
池田 温 | 佐々木栄一 スタイン漢文文書六一三号(いわゆる計帳様文書)をめぐって――給田の実態を中心に―― | 248 |
梅原 郁 | 佐竹靖彦 『作邑自箴』の研究――その基礎的再構成―― | 251 |
川村 康 | 辻 正博 宋初の配流と配軍・同 北宋「配隷」芻議 | 253 |
平田茂樹 | 川村 康 宋代死刑奏裁考 | 256 |
岸本美緒 | 高橋芳郎 中国史における恩と身分――宋代以降の主佃関係とも関連させて――・丹 喬二 宋より清に至る佃戸・奴婢・雇工人の法的身分について | 259 |
森 正夫 | 寺田浩明 明清法秩序における「約」の性格 | 264 |
滋賀秀三 | 西川真子 清末裁判制度の改革 | 274 |
山崎元一 | 白井 駿 ヒンドゥ伝統の刑法哲学――バガヴァッド・ギーターを史料として――・同 インド民間伝承の刑法思想――ラームチャリットマーナスを史料として―― | 275 |
北野かほる | 城戸 毅 中世イギリス財政史研究 | 277 |
上山安敏 | 神寶秀夫 近世ドイツ絶対主義の構造 | 281 |
西村隆誉志 | 金山直樹 時効理論展開の軌跡――民法学における伝統と変革―― | 285 |
吉原 秋 | 宮崎揚弘 フランスの法服貴族 一八世紀トゥルーズの社会史 | 289 |
吉原達也 | 熊丸光男 lex Porcia と exilium | 292 |
林 信夫 | 小菅芳太郎 パウルス文(D・18・4・21)の解釈史 序に代えて・飛世昭裕 パウルス文(D・18・4・21)の解釈史――註釈学派から人文主義法学まで――・藤原正則 侵害不当利得法の現状――代償請求と利益の返還(Gewinnherausgabe)―― | 293 |
林 智良 | 石川真人 Gai.Inst.3.149 について――ローマ法における法概念の性質―― | 297 |
渕 倫彦 | 市原靖久 《brachium saeculare》論(序説)(一)(二) | 300 |
富沢霊岸 | 鶴島博和 十−十二世紀のイングランドにおける『国家』と『教会』――特に教会人事と軍事の観点からみた「アングロ・イングリッシュ期」の教会国家体制研究序説―― | 303 |
直江真一 | 佐藤伊久男 十三世紀イングランドにおける教会と国家――裁判管轄権をめぐって―― | 306 |
城戸 毅 | 北野かほる 中世末期イングランドの秩序維持政策――騒擾法 Statute of Roit の成立過程――・同 一四一四年騒擾法の政策的意図――中世末期イングランド秩序維持政策補論―― | 310 |
岩野英夫 | 渡部治雄 初期『ドイツ』王国の統合と教会――司教人事政策の展開を中心に―― | 312 |
神寶秀夫 | 岩野英夫 世良晃志郎の『法制史』観について――西洋中世法の性格をめぐる論争の整理のために―― | 315 |
桜井利夫 | 林 毅 中世ドイツ市民の法創造的業績――W・エーベルの見解の検討――・同 西洋中世都市の理論的把握のために・同 ドイツ中世都市法研究の意義と問題点――ディルヒャー教授の論文の紹介を兼ねて―― | 318 |
牟田和男 | 神寶秀夫 自由帝国都市マインツの統治構造におけるツンフト | 321 |
千葉徳夫 | 山本文彦 十五・十六世紀ドイツの帝国財政と帝国の国家性 | 324 |
若曽根健治 | 小野善彦 十六世紀後半のバイエルンにおける反宗教改革 | 327 |
三成賢次 | 千葉徳夫 絶対主義時代のドイツにおける小国の理念と現実 | 332 |
村上 裕 | 西川珠代 『べリアル裁判』に見る中世後期の訴訟像(一)(二・完) | 335 |
小川浩三 | 若曽根健治 徴表と拷問をめぐる中世イタリア法学者の学説・覚書 | 338 |
仲内英三 | 河上倫逸 ドイツ国民の概念――国籍〔国家所属性〕と民族所属性―― | 342 |
高橋清徳 | 伊藤滋夫 近世ノルマンディにおける直接税徴税機構――地方三部会とエレクシヨン制―― | 344 |
波多野敏 | 三成美保 一八世紀スイス=チューリヒ邦の都市と農村 | 347 |
松塚俊三 | 高畑輝久 一八三四年救貧法改正法についての歴史的考察 | 349 |
笹川隆太郎 | 大内 孝 独立前ヴァジニアの法曹制度について――独立期アメリカ法曹の形成に関する一つの覚書―― | 352 |
長谷山彰 | 梅田康夫氏の書評に接して | 358 |
【会 報】 |
学会記事 | 363 |
報告要旨 | 365 |
【平成六年度法制史文献目録】 |
日本法制史文献目録 | 1 |
東洋法制史文献目録 | 31 |
ローマ法・西洋法制史文献目録 | 56 |
【欧文レジュメ】 |