法制史研究 44号 (1994年) |
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【論 説】 |
瀧川叡一 | 明治初期の引合人――前橋始審裁判所判決例から―― | 1 |
矢野祐子 | ボアソナードの憲法構想――小田切本『憲法備考』を手がかりにして―― | 43 |
【叢 説】 |
西村安博 | 中世後期の在地法株序に関する再検討――肥前松浦党一揆を素材として―― | 97 |
頼松瑞生 | 近代日本法思想に与えたる仏教の影響――筧克彦の『仏教哲理』を中心に―― | 135 |
【学界動向】 |
浅古 弘・岩谷十郎 | 司法資料保存利用問題 | 163 |
【書 評】 |
伊藤一義 | 田中修實 日本中世の法と権威 | 203 |
井ヶ田良治 | 利谷信義・吉井蒼生夫・水林 彪 法における近代と現代 | 208 |
前山亮吉 | 菊山正明 明治国家の形成と司法制度 | 213 |
齋川 眞 | 舟尾好正 口分田班給の実態に関する覚書――越前国坂井郡串方村における耕地のあり方をめぐって | 217 |
梅田康夫 | 長谷山彰 身分制の側面からみた日本律の成立過程――庚午・庚寅年籍における良賤区分をめぐって | 219 |
谷口 昭 | 荊木美行 大宝官位令をめぐる二、三の問題 | 224 |
西村安博 | 伊藤一義 山城国東寺領上野荘下司秦清兼の一動向――暦応三〜四年の名主職「相論」を中心に | 226 |
下沢 敦 | 新田一郎 日本中世の国制と天皇 | 228 |
鎌田 浩 | 林由紀子 尊長殺傷重罰規定から見た江戸時代の嫁と舅姑 | 230 |
藤原明久 | 大平祐一 明治初期の目安箱――京都を中心として(一)(二・完) | 233 |
橋本誠一 | 川口由彦 農地改革法の構造――土地所有権と農地委員会(一)(二・完) | 235 |
藤田 正 | 矢野祐子 ボアソナードの死刑廃止論に関する一考察 | 239 |
小沢隆司 | 堅田 剛 穂積陳重の法思想――立法と法学の使命について | 241 |
磯村ひとみ | 山中永之佑 日本近代地方制度史の研究方法に関する一試論――自然村と行政村という分析方法をめぐって | 241 |
チェン・ポール | 滋賀秀三編 中国法制史――基本資料の研究 | 245 |
藤田高夫 | 大庭 脩 漢簡研究 | 249 |
島居一康 | 周藤吉之 宋・高麗制度史研究 | 255 |
梅原 郁 | 島居一康 宋代税政史研究 | 260 |
松田恵美子 | 小野和子 五四時期家族論の背景――刑法典論争・同 清末の新刑律暫行章程の原案について | 266 |
池田 温 | 山田信夫 ウイグル文契約文書集成 | 271 |
工藤元男 | 池田雄一 戦国楚の法制――包山楚簡の出土によせて | 277 |
川村 康 | 中国近世の法制と社会研究班 「宋史刑法志」訳注稿(上)(下) | 279 |
中村正人 | 川村 康 宋代杖殺考 | 283 |
小林義広 | 伊藤正彦 “義役”――南宋期における社会的結合の一形態・同 元代江南社会における義役・助役法とその歴史的帰結――糧長・里甲制体制成立の一側面 | 286 |
井上 徹 | 三木 聰 明代里老人制の再検討・中島 楽章 明代中期の老人制と郷村裁判 | 289 |
森田成満 | 中村正人 清律誤殺初考 | 295 |
田中信行 | 宮坂 宏 現代中国法と「法統」 | 297 |
一柳俊夫 | 橋場 弦 アテナイ公職者弾劾制度の研究 | 299 |
森岡敬一郎 | W・S・マッケクニー著・禿氏好文訳 マグナ・カルタ | 303 |
平松 紘 | 国方敬司 中世イングランドにおける領主支配と農民 | 305 |
中村雄二郎 | J・J・バハオーフェン著・吉原達也・平田公夫・春山清純訳 母権制(上)(下) | 309 |
千葉治男 | ゲルハルト・エストライヒ著・阪口修平・千葉徳夫・山内進編訳 近代国家の覚醒――新ストア主義・身分制・ポリツァイ | 313 |
長尾龍一 | 佐野 誠 ヴェーバーとナチズムの間――近代ドイツの法・国家・宗教 | 317 |
橋場 弦 | 宮崎 亮 古典期アテナイのシュコファンテス――アテナイにおける民衆訴追 | 320 |
岩野英夫 | 若曽根健治 中世的慣習法をめぐる諸問題 | 322 |
森 義信 | 野崎直治 中世初期のザクセンとアレマニエン――社会・農村構造の比較史的研究・同 ヴィードゥキントの反乱とカンシュタットの反乱――中世初期ザクセン・アレマニエンの社会経済構造の比較史的研究 | 325 |
高橋 理 | 稲元 格 中世都市リューべックの法典類における不動産関係条文とその特徴(一)〜(四) | 330 |
上山安敏 | 小倉欣一 マールブルク大学の創設――ドイツ大学の伝統と革新 | 332 |
山内 進 | 千葉徳夫 ドイツ近世国制史に関する最新研究――H・ドライツェルの二つの著作に接して | 334 |
杉田孝夫 | 三成美保 近世チューリヒ市の夫婦財産制 | 336 |
三成美保 | 杉田孝夫 ドイツ観念論における家族観――Haus から Familie へ | 338 |
中村義孝 | 石井三記 ルーダンの事件とその背景――一七世紀フランスの悪魔憑き事件と国制の問顛 | 340 |
林 毅 | 佐藤彰一氏の反論に接して | 344 |
齋川 眞 | 論文批評は人格批評なのか――長谷山彰「齋川眞氏の書評を読みて」を読む | 345 |
【会 報】 |
学会記事 | 355 |
報告要旨 | 357 |
訃 報 | 370 |
【追悼の辞】 |
佐藤篤士 | 中村吉三郎先生を偲ぶ | 371 |
【平成五年度法制史文献目録】 |
日本法制史文献目録 | 1 |
東洋法制史文献目録 | 20 |
ローマ法・西洋法制史文献目録 | 47 |
【欧文レジュメ】 |