法制史研究 29号 (1979年) |
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【論 説】 |
塙浩 | ノルマンディ公領の統治構造史(一〇三五年まで)――近来の研究成果を辿って―― | 1 |
羽下徳彦 | 苅田狼藉考 | 69 |
【叢 説】 |
水本浩典 | 『令集解』諸本に関する基礎的研究 | 97 |
【学会動向】 |
林毅 | 西洋中世都市をめぐる諸問題 | 141 |
【書 評】 |
石井良助 | 福井俊彦 交替式の研究 | 151 |
安田元久 | 義江彰夫 鎌倉幕府地頭職成立史の研究 | 155 |
吉田正志 | 南和男 幕末江戸社会の研究 | 158 |
関晃 | 宮崎市定 天皇なる称号の由来について | 161 |
小林宏 | 吉田孝 名例律継受の諸段階 | 164 |
梅田康夫 | 関口裕子 日本古代家族の規定的血縁紐帯について | 166 |
滋賀秀三 | 小林宏・高塩博 律集解の構成と唐律疏議の原文について(一)〜(三)完 | 169 |
伊藤一義 | 棚橋光男 院政期の訴訟制度について――陣定を中心に―― | 171 |
植田信広 | 大山喬平 鎮西地頭の成敗権 | 173 |
市川訓敏 | 伊藤清郎 石清水放生会の国家的位置についての一考察 | 175 |
瀬野精一郎 | 村井章介 蒙古襲来と鎮西探題の成立 | 178 |
瀬野精一郎 | 同 正和の神領興行法をめぐって | 180 |
原口虎雄 | 北島万次 豊臣政権の軍役体系と島津氏 | 181 |
高柳真三 | 波田野富信 参勤交代制の一考察――参勤交代制の形成過程―― | 184 |
前田正治 | 河手龍海 鳥取藩における宗主権の確立 | 186 |
鎌田浩 | 長野暹 佐賀藩財政成立過程に関する若干の考察(一)(二)完・同 佐賀藩確立期の財政構造に関する一考察 | 189 |
鯨井千佐登 | 上杉允彦 近世的村落体制の展開――豆州内浦長浜村を例として―― | 191 |
後藤正人 | 大平祐一 「幕藩制国家」と「土地所有」についての覚書――石井紫郎・脇田修・安良城盛昭氏の見解をめぐって―― | 194 |
尾藤正英 | 栗原茂幸 徳川光圀の政治思想 | 196 |
藤原明久 | 浜口秀夫 近世の所持――特に赤羽谷の年山所持について――・島田錦蔵 近世天龍林業地における年季山売買 | 198 |
平山行三 | 深井雅海 紀州藩士の幕臣化と享保改革 | 199 |
大平祐一 | 松尾美恵子 近世中期における大名普請役――賦課方法に関連して―― | 201 |
工藤祐董 | 本間修平 寛政改革期における町方取締りと目付の「町方掛り」について | 202 |
林董一 | 隼田嘉彦 近世後期における広島藩給人法の性格 | 204 |
見城幸雄 | 藤田覚 天保一四年御料所改革について | 206 |
中埜喜雄 | 太田武男 幕末庶民の譲状 | 209 |
岩村等 | 西部憲治 明治三新法期における村持入会地の帰属関係・菅沼英雄 林野所有と入会権の法制史的考察 | 210 |
神谷力 | 井ヶ田良治 官民有区別をめぐる諸問題――宮崎県福島地方の里牧の帰属について――・町田正三 木曽谷山林の官民有区分について | 214 |
手塚豊 | 中尾敏充 内務省設置以後における地方勧業法制の展開――大阪府を事例とする一考察――・同 明治期における地方勧業法制の展開――大阪府を一事例とする一考察―― | 217 |
井ヶ田良治 | 矢野達雄 大正期労働立法の一断面――労働争議調停法の成立過程―― | 219 |
日野開三郎 | 宮崎市定 中国史 上・下 | 221 |
瀧川政次郎 | 国立台湾大学法律学系編 戴炎輝先生七秩華誕祝賀論文集・固有法制与現代法学 | 225 |
石川英昭 | 豊島静英 中国古代国家形成期における諸国家観の交錯――儒・墨と法家―― | 231 |
山田勝芳 | 紙屋正和 前漢諸侯王国の財政と武帝の財政増収策・同 前漢時代の関と馬弩関 | 233 |
重澤俊郎 | 冨谷至 西漢後半期の政治と春秋学――「左氏春秋」と「公羊春秋」の対立と展開―― | 235 |
越智重明 | 小尾孟夫 晋代における将軍号と都督 | 237 |
奥村郁三 | 神矢法子 晋時代における王法と家礼 | 238 |
菊池英夫 | 池田温・岡野誠 敦煌・吐魯番発見唐代法制文献 | 240 |
瀧川政次郎 | 池田温 敦煌本判集三種 | 241 |
中谷英雄 | 室永芳三 唐代における詔獄の存在様態(上)(下) | 243 |
布目潮 | 谷川道雄 河朔三鎮における節度使権力の性格 | 245 |
山本達郎 | 杉山佳男 実施状況からみた均田制 | 246 |
八木充幸 | 高橋芳郎 宋元代の奴婢・雇傭人・佃僕について――法的身分の形成と特質――・同 宋代佃戸の身分問題 | 249 |
川勝守 | 岩間一雄 中国封建制の特質について――明代里甲制試論―― | 252 |
宮坂宏 | 小口彦太 伝統中国法の解体過程に関する一考察――同治期を中心として――(一)(二) | 254 |
李丙洙 | 周藤吉之 高麗初期の内侍・茶房と明宋朝の武臣政権との関係――宋の内侍・茶房との関連において―― | 256 |
平城照介 | M・ブロック著・高橋清徳訳 比較史の方法 | 258 |
増田四郎 | 久保正幡先生還暦記念出版準備会編 久保正幡先生還暦記念西洋法制史料選 U中世 | 260 |
今野国雄 | 野口洋二 グレゴリウス改革の研究 | 262 |
林毅 | 阿部謹也 刑吏の社会史 | 266 |
上山安敏 | H・ティーメ著・久保正幡監訳 ヨーロッパ法の歴史と理念 | 268 |
青井秀夫 | 河上倫逸 ドイツ市民思想と法理論――歴史法学とその時代―― | 271 |
佐藤伊久男 | 富沢霊岸 イギリス中世国制史の研究 | 278 |
小菅芳太郎 | 林信夫 ローマ売買法における使用取得(usucapio)制度の機能(一)(二)完 | 281 |
林信夫 | 吉野悟 ローマ法におけるシステムとしての不法行為 | 283 |
岡徹 | 同 提要システムからパンデクテン・システムヘ――人の法について―― | 285 |
神寶秀夫 | 稲元格 中世都市リューべックの都市制度 Stadtverfassung ―― W.Ebel,Lübisches Recht T,1971 に依拠しつつ――・同 中世都市リューベックにおけるレンテ売買について | 288 |
稲元格 | 神寶秀夫 一五世紀自由都市マインツにおける都市君主権の構造 | 292 |
石部雅亮 | 山内進 近代自然法のいわゆる「世俗性」とリプシウスの「恒心論」(一)(二)完 | 294 |
関口晃 | 石部雅亮 サヴィニーの家族法論 | 295 |
平田公夫 | 栗城壽夫 一九世紀ドイツ国家有機体論における国民(Volk)思想の機能 | 300 |
森岡敬一郎 | 山下和夫 マーグナカルタ(一二一五)第三九条考 | 302 |
城戸毅 | 松垣裕 ブラクトンの王権論における「法の支配」理念(上)(下) | 303 |
深尾裕造 | 佐々木信 チューダー期イギリス法史学史覚え書――一七世紀イギリス法学史における法の連続性の問題に関連して――(一)〜(四)完 | 305 |
山陰加春夫 | 伊藤一義氏の御高評に接しえて | 308 |
林毅 | 東海林邦彦氏の御指摘に答える | 310 |
林深山 | 青山吉信教授による拙稿「ガヴォル・イェルダとガヴォル・ランド」(法制史研究第二六号)の書評(法制史研究第二八号)に付いて | 311 |
栗原真人 | 拙稿「イギリス市民革命期ロンドン市政改革史(「阪大法学」第一〇一・一〇三号)に対する坂東行和氏の批評への反論 | 315 |
【会 報】 |
学会記事 | 318 |
報告要旨 | 319 |
訃 報 | 327 |
【追悼の辞】 |
熊谷開作 | 青山道夫先生の業績をしのぶ | 328 |
石尾芳久 | 猪熊兼繁先生を悼む | 331 |
【昭和五三年度法制史文献目録】 |
日本法制史文献目録 | 334 |
東洋法制史文献目録 | 357 |
ローマ法・西洋法制史文献目録 | 368 |
欧文レジュメ | 巻末 |