法制史研究 28号 (1978年)
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 【論 説】
佐藤彰一六世紀メロヴィンガー王権の宮廷と権力構造1
 【叢 説】
西村稔ドイツ法社会学成立論序説――エールリッヒを中心として――35
植田信広鎌倉幕府の裁判における「不論理非」の論理をめぐって71
新井勉朝鮮総督府政治犯罪処罰の制令93
 【学会動向】
小山貞夫成立期コモン・ロー研究に関する新動向――ファン・ケーネヘム及びミルソム学説を中心にしてのメイトランド学説批判についての覚書――121
 【書 評】
牧英正大竹秀夫 「家」と女性の歴史187
大竹秀夫牧英正 雇用の歴史・吉田正志 近世雇傭法の構造とその史的展開過程序説――幕府および東北諸藩雇傭法よりみたる――(一)(二)完189
大久保治男林貞夫 新修甲州法制史(全五巻)192
後藤正人渡辺広 未解放部落の形成と展開196
渡辺伸之稲田晃 邪馬台国の考古学200
平松義郎石尾芳久 日本近世法の研究204
林紀昭利光三津夫・齊川眞 異質令集解の史料価値について・早川庄八 異質令集解三巻について206
利光三津夫水本浩典 日本律の特色について――日唐律の量刑比較を中心として――209
虎尾俊哉河内祥輔 大宝令班田収授制度考211
梅田康夫瀧川政次郎 告訴人拘禁法の源流213
伊藤一義山陰加春夫 「悪党」に関する基礎的考察216
辻本弘明羽下徳彦 故戦防戦をめぐって――中世的法秩序に関する一素描――218
羽下徳彦上島有 室町幕府草創期の権力のあり方について221
今谷明桑山浩然 足利義教の登場と御前沙汰222
石井紫郎坂井達郎 近世武家の先祖の観念――ある菊間藩士の手記を手懸りとして――225
前田正治樋爪修 近世京都における町共同体の動向――借家人層を中心として――227
本間修平蒲生真紗雄 江戸町奉行職の成立過程について229
大平祐一後藤正人・藤原明久・石川一三夫 近世封建社会の土地所有に関する若干の問題230
工藤祐董本間修平 徳川幕府奥右筆の史的考察233
林董一大平祐一 江戸幕府巡見使考235
八重津洋平鎌田浩 熊本藩における刑政の展開237
平松義郎服藤弘司 江戸幕府大名預所取り扱いの変遷238
鎌田浩工藤祐董 八戸藩武士家族法240
林由紀子高木侃 徳川満徳寺の緑切寺法241
服藤弘司井戸田博史 江戸時代の相対死に関する一考察243
吉田正志竹内誠 旧里帰農奨励令と都市の雇傭労働246
石井良助吉田伸之 江戸町会所金貸付について(一)(二)完248
岩村等服藤弘司 明治初年の高札250
山中永之佑石井良助 明治初年の離婚法――離婚原因の研究――252
熊谷開作青山道夫 日本社会の近代化と儀式婚主義――素描的考察――・広瀬隆司 民法施行前における婚姻の形態について――明治前期婚姻法序説にかえて――253
手塚豊向井健 《ブスケ案》小論――そのプロローグ――256
滋賀秀三大庭脩 雲夢出土竹書秦律の研究・堀毅 雲夢出土秦簡の基礎的研究258
堀毅滋賀秀三 武威出土王杖十簡の解釈と漢令の形態――大庭脩氏の論考を読みて――260
山田勝芳越智重明 漢六朝史の理解をめぐって262
池田温山本達郎 敦煌発見の籍帳にみえる「自田」264
岡野誠西村元佑 則天武后における政治の基本姿勢と科挙出身宰相の活躍265
船川豊大澤正昭 唐代後半期の農民諸階層と土地所有――小説史料を中心に――267
丹羽友三郎柳田節子 元代郷村の戸等制269
松村潤田中通彦 一五世紀女真族社会と初期ヌルハチ政権の構造271
中村茂夫片岡一忠 刑案資料よりみたる清朝の回民政策273
宮坂宏佐藤慎一 「文明」と「万国公法」――近代中国における国際法受容の一側面――274
森本芳樹堀米庸三 ヨーロッパ中世世界の構造・世良晃志郎 封建制社会の法的構造276
吉田道也久保正幡・石川武・直井淳訳 ザクセンシュピ−ゲル・ラント法283
淵倫彦和田昌衛 ドイツ福音主義教会法研究285
栗城壽夫上山安敏 憲法社会史288
深尾裕造F・W・メイトランド他著・小山貞夫編訳 イングランド法とルネサンス292
平田隆一岩井経男 共和政ローマのムーニキピウム都市裁判制度成立に関する一考察295
佐藤篤士長谷川博隆 ローマ共和政期の養子縁組と奴隷制297
野口洋二渡部治雄 ザクセン朝の教会支配体制に関する一考察――マクデブルクの位置をめぐって――298
下野義朗塙浩 ポアトゥー伯領の統治構造史(九−一二世紀)――ガロー教授の所説をたどって――300
渡部治雄野口洋二 グレゴリウス七世とクリュニイ302
世良晃志郎関口武彦 プレカリア考304
水野絅子高橋清徳 コミューン論の一傾向306
若曽根健治千葉徳夫 中東ドイツのラントディング――ヴェッティーン家領邦国家の形成に関する一考察――308
東海林邦彦林毅 中世都市ケルンにおける不動産登記の効力――シュライン制度の研究序説――310
千葉徳夫若曽根健治 ラントフラーゲ考――ドイツ中世刑事訴訟法史の一断面――313
稲元格小倉欣一 中世フランクフルトの市民316
高橋清徳志垣嘉夫 一七・八世紀ブルゴーニュ地方北部の領主刑事裁判権――クリミナリテの研究――318
辻泰一郎成瀬治 プロイセン絶対王政成立期における官僚制の性格―― Rekrutenkasse の問題を中心に――319
青山吉信林深山 ガヴォル・イェルダとガヴォル・ランド――初期アングロ・サクソン「法典」の解釈の方法に関する覚え書――322
北野かほる森岡敬一郎 General Eyre 考(序説)325
栗原真人小山貞夫 星室裁判所素描328
坂東行和栗原真人 イギリス市民革命期のロンドン市政改革史(一六四〇−一六五三)――その法社会史的研究――(一)(二)完330
 【会 報】
 学会記事334
 報告要旨336
 【追悼の辞】
奥村郁三 内藤乾吉先生を悼む347
 【昭和五ニ年度法制史文献目録】
 日本法制史文献目録350
 東洋法制史文献目録369
 ローマ法・西洋法制史文献目録379
 
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