法制史研究 27号 (1977年) |
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【論 説】 |
井ヶ田良治 | 官民有区別をめぐる諸問題――宮崎県福島地方の里牧の帰属について―― | 1 |
神寶秀夫 | 一五世紀自由都市マインツにおける都市君主権の構造 | 57 |
【叢 説】 |
矢野達雄 | 大正期労働立法の一断面――労働争議調停法の成立過程―― | 105 |
齋川眞 | 平安初期律令私記の一研究――いわゆる「説者云」をめぐって | 141 |
【学会動向】 |
淵倫彦 | 第二次世界大戦後のカノン法史学――中世カノン法研究所の活動を中心として―― | 169 |
池田温・岡野誠 | 敦煌・吐魯番発見唐代法制文献 | 189 |
【書 評】 |
荒井貢次郎 | 西播地域皮多村文書研究会編 近世部落史の研究上・下 | 230 |
藤原明久 | 熊谷開作 日本土地私有制の展開 | 234 |
利谷信義 | 神谷力 家と村の法史研究――日本近代法の成立過程―― | 236 |
神谷力 | 福島正夫編 家族・政策と法七――近代日本の家族観―― | 240 |
利光三津夫・齋川眞 | 井上光貞 日本律令の成立とその注釈書 | 243 |
瀧川政次郎 | 中井真孝 僧尼令における犯罪と刑罰 | 252 |
石尾芳久 | 梅田康夫 律令制下における「訴訟」手続の変遷 | 253 |
虎尾俊哉 | 鎌田元一 弘仁格式の撰進と施行について | 255 |
井上満郎 | 市川訓敏 中世初期高野山領官省符庄における庄園法の形成 | 257 |
上横手雅敬 | 石井進 中世社会論 | 258 |
伊藤一義 | 笠松宏至 中世の政治・社会思想 | 260 |
安田元久 | 高田実 頼朝の「総追捕使」補任について――鎌倉幕府成立史序説―― | 262 |
市川訓敏 | 伊藤一義 宗像氏事書の性格について | 264 |
羽下徳彦 | 田沼睦 室町幕府・守護・国人 | 266 |
石井紫郎 | 勝俣鎮夫 戦国法 | 268 |
鎌田浩 | 平松義郎 近世法 | 269 |
林董一 | 秀村選三 薩摩藩郷村における給地の存在形態――大隅国高山郷における鹿児島給地―― | 271 |
中埜喜雄 | 中部よし子 近世初期における町人負担と町人意識 | 273 |
大平祐一 | 高木昭作 幕藩初期の国奉行制について | 274 |
吉田正志 | 藤井譲治 幕藩制前期の幕令――酒造制限令を素材に―― | 276 |
高柳真三 | 石塚英夫 徳川幕府刑法における刑事責任能カ――乱心者を中心として―― | 278 |
杉山晴康 | 平松義郎 人足寄場起立考 | 280 |
浜口秀夫 | 所三男 近世の林野紛争と公裁 | 281 |
前田正治 | 石尾芳久・藤原有和 摂州嶋下郡味舌下村馬場家文書の研究――支配違江懸る出入を中心として――(一)〜(三) | 283 |
本間修平 | 松尾美恵子 公儀勤役の選考方法について――大坂加番の場合―― | 285 |
井ヶ田良治 | 利谷信義 近代法体系の成立・利谷信義・本間重紀 天皇制国家機構・法体制の再編――一九一〇〜二〇年代における一断面―― | 287 |
熊谷開作 | 石井紫郎 西欧近代的所有権観念継受の一駒――明治憲法第二七条成立過程を中心として―― | 290 |
大庭脩 | 滋賀秀三 中国上代の刑罰についての一考察――誓と盟を手がかりとして―― | 292 |
古賀登 | 越智重明 前漢時代の徭役について | 294 |
中谷英雄 | 岡野誠 唐代における禁婚親の範囲について――外姻無服尊卑為婚の場合―― | 295 |
菊池英夫 | 愛宕元 唐代における官蔭入仕について――衛官コースを中心として―― | 297 |
布目潮 | 池田温 現存開元年間籍帳の一考察 | 299 |
斯波義信 | 川勝守 明末、江南五府における均田均役法 | 301 |
山根幸夫 | 岡本さえ 弐臣論 | 303 |
滋賀秀三 | 今堀誠二 清代以降の家族制度――土地売買文書による一考察―― | 305 |
奥村郁三 | 中村茂夫 清代の判語に見られる法の適用――特に誣告、威逼人致死をめぐって―― | 307 |
上山安敏 | 碧海純一・伊藤正己・村上淳一編 法学史 | 309 |
小菅芳太郎 | 吉野悟 ローマ法とその社会 | 312 |
北野かほる | 中村英勝 イギリス議会政治史論集 | 316 |
柴田光蔵 | 真田芳憲 ローマ法の《古典性》について | 321 |
西村重雄 | 石本雅男 無過失損害賠償責任原因論――ローマ法における Culpa Levissima の比較法学的研究――(一)〜(五)完 | 325 |
佐々木有司 | 森征一 中世イタリアの都市コムーネと条例制定権(ius statuendi)理論(一)〜(四)完 | 327 |
村上淳一 | 石部雅亮 外国法の学び方――ドイツ法―― | 330 |
勝田有恒 | 世良晃志郎 「良き古き法」と中世的法観念・同 西洋中世における法と倫理 | 332 |
塙浩 | 石井紫郎 ゲヴェーレの学説史に関する一試論――「知行」研究のための予備的作業として―― | 334 |
山田欣吾 | 若曽根健治 領邦ティロール農村部における租税制度・同 領邦ティロール都市部における租税制度 | 338 |
小倉欣一 | 神寶秀夫 一四世紀中葉自由都市マインツにおける都市参事会支配の構造 | 340 |
河上倫逸 | 村上淳一 近代的所有権概念の成立・同 近代法体系の形成と「所有権」 | 342 |
直江真一 | 赤澤計真 イングランド一三世紀末期・権原開示訴訟の法的構造 | 344 |
佐々木信 | 小山貞夫 判例を通して見たイギリス「絶対王政」期法思想の一断面―― Wimbish 対 Tailbois 事件(一五五〇年)を中心にして―― | 346 |
【会 報】 |
学会記事 | 349 |
報告要旨 | 351 |
【追悼の辞】 |
山崎利男 | 中野義照先生を悼む | 366 |
【昭和五一年度法制史文献目録】 |
日本法制史文献目録 | 370 |
東洋法制史文献目録 | 389 |
ローマ法・西洋法制史文献目録 | 398 |