法制史研究 15号 (1965年) | ||
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[ 14号目次 | 16号目次 ] | ||
【論 説】 | ||
水戸部正男 | 建武式目について | 1 |
日野開三郎 | 唐代庸調の布絹課徴額と匹端制 | 31 |
森岡敬一郎 | Statute 考――初期議会の立法権―― | 64 |
風間鶴壽 | ローマ法における増分制度――特に相続およぴ遺贈の場合を中心として―― | 93 |
【叢 説】 | ||
稲田晃 | 法の行為規範は在るものか作られるものか | 110 |
林毅 | K・クレーシェル『都市法と都市法史』 | 131 |
【学会動向】 | ||
瀧川政次郎・小林宏・利光三津夫 | 律令研究史 | 144 |
【著書論文紹介】 | ||
大饗亮 | 豊田武 武士団と村落 | 196 |
高柳真三 | 林董一 尾張藩公法史の研究 | 198 |
荒井貢次郎 | 石川準吉 江戸時代代官制度の研究――生野代官を中心として観た―― | 201 |
前田正治 | 森毅 近世村落の研究――伊香保・木暮金太郎・八左衛門文書集―― | 204 |
高柳真三 | 石井良助 第三江戸時代漫筆 | 207 |
時野谷滋 | 岩橋小彌太 神部考 | 210 |
小林宏 | 利光三津夫 解部考 | 211 |
野村忠夫 | 喜田新六 大化以後における新官制成立の状況・喜田新六 位階制に及ぼした族姓の力 | 212 |
牧英正 | 山田英雄 奈良時代における律の適用・瀧川政次郎 律の罪刑法定主義――山田英雄氏の「奈良時代における律の適用」を読んで―― | 213 |
石尾芳久 | 牧英正 戸婚律放家人為良還圧条の研究 | 215 |
虎尾俊哉 | 石塚一石 三代儀式の成立について | 216 |
上横手雅敬 | 笠原宏至・羽下徳彦 中世法 | 217 |
小林宏 | 隈崎渡 中世武家法の所領没収刑に関する一考察 | 218 |
石井良助 | 佐藤進一 室町幕府論 | 219 |
隈崎渡 | 小林宏 塵芥集に於ける若干の問題――戦国法研究への一考察―― | 221 |
大竹秀夫 | 山中永之佑 徳川時代における京都町人の「家」と相続 | 221 |
秀村選三 | 金指正三 近世における船員の雇傭契約について | 222 |
山中永之佑 | 中村吉三郎 領主権の分解 | 223 |
前田正治 | 服藤弘司 高札の意義・服藤弘司 天草における寛政八年の「百姓相続方仕法」――御料天草の債権法―― | 225 |
中村吉三郎 | 熊谷開作 原野所有権の形成過程について――阿蘇地方についての一試論―― | 227 |
中村吉三郎 | 熊谷開作 徴兵令における「家」と国家 | 228 |
神谷力 | 鈴木豊 明治初期における土地所有権の形成 | 229 |
藤原怜子 | 向井健 明治初年における民事訴訟法典の編纂 | 229 |
利谷信義 | 手塚豊 自由党名古屋事件裁判考 | 231 |
大庭脩 | 森鹿三 居延出土の王莽簡 | 232 |
古賀登 | 鈴木俊 均田制についての二・三の疑問・池田温 均田制――六世紀中葉における均田制をめぐって―― | 233 |
滋賀秀三 | 奥村郁三 唐代公廨の法と制度 | 234 |
奥村郁三 | 滋賀秀三 唐律における共犯 | 236 |
斯波義信 | 柳田節子 宋代土地所有制にみられる二つの型――先進と辺境―― | 236 |
今堀誠二 | 佐伯富 清代における奏銷制度 | 237 |
今堀誠二 | 佐伯富 清代の里書――清代財政問題の一齣―― | 238 |
宮坂宏 | 仁井田陞 東アジア諸国の「固有法」と「継受法」 | 239 |
古林祐二 | 赤井節 法思想史における律法主義の一断面――パリサイ派の場合―― | 240 |
佐藤篤士 | 吉野悟 Ager compascuus ――古代ローマ土地法にあらわれたる「共同放牧地」―― | 241 |
小菅芳太郎 | 佐藤篤士 ローマ共和政後期における雇傭関係―― locatio conductio のありかたと雇傭関係―― | 242 |
吉野悟 | 岩田健次 ローマ法における扶養 | 243 |
岩田健次 | 風間鶴壽 ローマ法における持戻制度 | 244 |
小山貞夫 | 田村浩一 チューダー期における治安判事関係立法 | 245 |
海原文雄 | 小山貞夫 治安判事制成立史試論 | 247 |
水田義雄 | 海原文雄 イギリス中世相続法における衡平原則――ガヴェルカインドとホッチポットを中心に―― | 248 |
深瀬秀 | 水田義雄 十九世紀イギリス法典化運動の出発点――ベンタム法典化論についての一イギリス法律家の見解を中心に―― | 249 |
深瀬秀 | 水田義雄 近代英米法法典化に関する諸問題概観 | 250 |
勝田有恒 | 上山安敏 プロイセン官僚制成立史序説――日本官僚制並びに法律学分析への寄与として―― | 251 |
上山安敏 | 勝田有恒 十九世紀末に至る普通法論的 Rezeption 論 | 252 |
【会 報】 | ||
学会記事 | 253 | |
報告要旨 | (第一六回総会)頼納禁制の創始年次について――寛永二十年創始説にたいする疑問―― 見城幸雄 日唐の残疾者に対する力役制度 曽我部静雄 プロイセン型官僚制の基礎構造 上山安敏 惣領制の理解をめぐる二三の問題点 大饗亮 惣領制に関する二、三の問題点 上横手雅敬 (第一三回研究大会)明治町村制と「村」の解体 山中永之佑・神谷力 日本近世家族における「家長権」概念 鎌田浩 文治地頭と平家没官領に関する省察 安田元久 日唐の内教坊妓女について 瀧川政次郎 周礼の施舎制度の唐に及した影響 曽我部静雄 共通課題・西洋における相続法の近代化 総論 三戸壽 フランス 関口晃 イタリア 風間鶴壽 (第三六回東京部会)ウイグル法律文書の若干について 護雅夫 (第三七回東京部会)日蓮宗不受不施派の問題点 荒井貢次郎 mancipatio の起源 稲田晃 (第三八回東京部会)日本の「近代化」ということについて 中村吉三郎 (第八七回近畿部会)石母田氏「一国地頭職」批判 大饗亮 (第八八回近畿部会)日本近代法における個の形成 熊谷開作 西洋における法近代化観念 三戸壽 (第八九回近畿部会)元代の御史台に関する史料的研究 丹羽友三郎 (第九〇回近畿部会)宿村記録 春原源太郎 利光氏著「裁判の歴史」批評と律令に於ける糾問主義・弾劾主義 奥村郁三 (第九一回近畿部会)新吉原町へ為取遣という仕置について 牧英正 イタリアより帰つて 柴田光蔵 (第九二回近畿部会)中国の法思想史上におけるケ析の意義 重澤俊郎 徳川時代の町人相続規制――その一視角と試論―― 山中永之佑 |