法制史研究 14号 (1964年) | ||
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[ 13号目次 | 15号目次 ] | ||
【共通課題 土地所有をめぐる諸問題――権力と土地所有――】 | ||
仁井田陞 | 序にかえて | 1 |
【論 説】 | ||
竹内理三 | 古代末期の土地所有関係 | 3 |
石井紫郎 | 幕藩領主権力と「封建的土地所有」概念 | 8 |
熊谷開作 | 日本における近代的所有権の形成と国家権力――村の公証機能の消滅をめぐって―― | 31 |
池田温 | 唐代均田制をめぐつて | 49 |
仁井田陞 | 中国の農奴解放過程と契約意識――地主の支配権力をめぐつて―― | 72 |
吉野悟 | 共和政ローマの公有地と私有地――特に土地所有の側面から―― | 95 |
世良晃志郎 | 封建社会をめぐる諸問題 | 133 |
討論 | 161 | |
あとがき | 206 | |
【叢 説】 | ||
虎尾俊哉 | 律令時代の公田について | 207 |
増田福太郎 | 未開人の社会組織――とくに権力と土地所有をめぐつて―― | 224 |
【著書論文紹介】 | ||
杉山晴康 | 奥野彦六 律令前日本古代法 | 240 |
瀧川政次郎 | 猪熊兼繁 古代の服飾 | 242 |
小林宏 | 水戸部正男 公家新制の研究 | 247 |
熊谷開作・山中永之佑 | 福島正夫 地租改正の研究 | 249 |
小林宏 | 猪熊兼繁 「倭国」について | 251 |
石尾芳久 | 米田雄介 律令的軍団の成立・米田雄介 大宝令前後の兵制について | 252 |
鍋田一 | 石尾芳久 神祇官論考 | 253 |
時野谷滋 | 野村忠夫 官人考叙法の一考察 | 254 |
坂本太郎 | 瀧川政次郎 律令禁物考 | 254 |
時野谷滋 | 青木和夫 律令財政 | 255 |
高柳真三 | 石母田正 古代法 | 256 |
牧健二 | 石母田正 古代法 | 258 |
牧英正 | 利光三津夫 平安時代における死刑停止について | 260 |
虎尾俊哉 | 宮城栄昌 倭名類聚抄所引の本朝式について・宮城栄昌 弘仁・貞観式逸 | 260 |
宮城栄昌 | 虎尾俊哉 「例」の研究――八十一例・諸司例・弾例―― | 262 |
大饗亮 | 上横手雅敬 惣領制序説・山隅惟美 惣地頭について | 263 |
大出由紀子 | 大竹秀夫 江戸時代における農民の「家」構造・大竹秀夫 農地の移動に関する領主法規制 | 264 |
秀村選三 | 牧英正 徳川幕府における人売買に関する法の研究 | 266 |
林董一 | 森原章 尾張藩の寛政三年触書について | 267 |
山中永之佑 | 神谷力 明治民法施行前における相続人曠缺制度について | 268 |
利谷信義 | 熊谷開作 明治戸籍制度の由来 | 269 |
利谷信義 | 松本暉男 「家」意識の研究 | 270 |
石井良助 | 手塚豊 秋田事件裁判考・手塚豊 秋田県立志社暴動事件判決書 | 271 |
今堀誠二 | 仁井田陞 中国法制史研究――奴隷農奴法・家族村落法―― | 272 |
奥村郁三 | 仁井田陞 中国古法の刑法理論 | 275 |
守屋美都雄 | 増淵龍夫 中国古代国家の構造――郡県制と官僚制の社会的基盤の考察を中心として―― | 277 |
池田温 | 鈴木俊 晋の声調式と田租 | 278 |
池田温 | 日野開三郎 唐代租庸調制下の勾徴に就いて | 279 |
西村元佑 | 田村実造 均田法の系譜――均田法と計口受田制との関係――・堀敏一 北朝の均田法規をめぐる諸問題 | 279 |
島田正郎 | 岡本敬二 吏学指南の研究 | 281 |
宮坂宏 | 今堀誠二 清朝以降の徒弟契約とギルド規制 | 282 |
海原文雄 | 本間輝雄 イギリス近代株式会社法形成史論 | 282 |
森馨 | 岩田健次 ローマ法における嫁資の法――その序説―― | 285 |
宇尾野久 | 増田四郎 フランク時代における都市と農村の変容 | 286 |
小山貞夫 | 城戸毅 初期の治安判事 一二八五−一四八五 | 287 |
森岡敬一郎 | 清水睦 一七世紀イギリス議会法の基礎構造 | 289 |
木村尚三郎 | 渡辺国広 「ラブルール」――一つの存在形態――・渡辺国広 村の細民――十七世紀フランス農業史研究の一齣――・渡辺国広 十七世紀フランスの領主制――一つの事例――・渡辺国広 十七世紀フランス農村の構成――一つの事例――・渡辺国広 農民身分の解体――一つの事例――・渡辺国広 村の商人――十七世紀フランス農業史の一齣―― | 290 |
【会 報】 | ||
学会記事 | 294 | |
報告要旨 | (第一二回研究大会)北斉の均田法 曽我部静雄 日本の国家起源の問題 牧健二 ミッタイスの自然法論 上野忠士 近世村落と農民の身分格式――上州群馬郡伊香保村について―― 森毅 (第三四回東京部会)ランデスヘルシャフトの成立に関する予備的考察 小倉欣一 (第三五回東京部会)華北の村落と公租公課――「中国農村慣行調査」報告を資料として―― 宮坂宏 (第七九回近畿部会)徴兵令における「家」と国家 熊谷開作 (第八〇回近畿部会)「和与」の語及び和与物不悔還の法理の成立 平山行三 (第八一回近畿部会)藻草入会争論 春原源太郎 プロイセン官僚制について 上山安敏 (第八二回近畿部会)大坂の茶立奉公人 牧英正 ユダヤ契約法の一考察 赤井節 (第八三回近畿部会)北アジアと日本古代法 猪熊兼繁 ローマ法における持戻制度 風間鶴壽 (第八四回近畿部会)十八世紀プロイセンにおけるラントシャフト 石部雅亮 シュタムラー・民法と其の内在的使命 西本頴 (第八五回近畿部会)中国均田制度における丁男の位置 西村元佑 魏晋南北朝の贖刑制度 八重津洋平 |