法制史研究 12号 (1962年) | ||
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[ 11号目次 | 13号目次 ] | ||
【論 説】 | ||
島田正郎 | 遼の北面中央官制の特色 | 1 |
河原由郎 | 北宋期准南路における禁下の塩法について――主として直接生産者との関連において―― | 29 |
大饗亮 | 古代末期土地私有の封建的構造――私領に関する一試論―― | 53 |
牧健二 | 倭の女王国と部族国家との関係 | 100 |
【叢 説】 | ||
布施彌平治 | 令集解に見える堂説と堂博について | 149 |
下斗米清 | 唐の諸直と我が伴部 | 157 |
神谷力 | 明治民法施行前における相続人の曠缺制度について | 168 |
春原源太郎 | 出入日記 | 194 |
【学会動向】 | ||
世良晃志郎 | 封建制社会をめぐる理論的諸問題 | 207 |
石川武 | 木村尚三郎氏における「封建化」・「封建制」の理解をめぐつて | 217 |
【著書・論文紹介】 | ||
宮城栄昌 | 利光三津夫 律令及び令制の研究 | 236 |
利光三津夫 | 大阪歴史学会 律令国家の基礎構造 | 237 |
石井良助 | 石母田正・佐藤進一 中世の法と国家(日本封建制研究T) | 239 |
平松義郎 | 瀧川政次郎 日本弁護士前史公事宿の研究――公事宿編述「秘下会」の紹介―― | 242 |
高柳真三 | 熊谷開作 歴史のなかの家族法 | 243 |
鎌田浩 | 高柳真三 代襲相続の性格 | 246 |
奥野彦六 | 隈崎渡 通貨偽造罪史考 | 247 |
鍋田一 | 高橋富雄 国造制の一問題――貢馬の意味―― | 248 |
虎尾俊哉 | 宮城栄昌 律令時代の田品制について | 248 |
布施彌平治 | 石尾芳久 太政官と唐の三省 | 249 |
上横手雅敬 | 早川庄八 公廨稲制度の成立 | 249 |
平野邦雄 | 丸山忠綱 墾田永世私財法について | 250 |
牧英正 | 大饗亮 平安時代の家司制度――律令における主従制の研究、その二―― | 251 |
大饗亮 | 坂口勉 荘園制下の「領主制」 | 252 |
水戸部正男 | 上横手雅敬 六波羅探題と悪党 | 252 |
佐藤進一 | 笠松宏至 宝町幕府訴訟制度「意見」の考察 | 253 |
井ヶ田良治 | 能島正美 小早川氏の置文――初期分国法の一形態―― | 254 |
牧健二 | 猪熊兼繁 板倉籠屋証文 | 254 |
石井紫郎 | 竹安繁治 田畑永代売買禁止令とその意義 | 256 |
平山行三 | 安澤秀一 美濃国大垣藩法典「定帳」成立考――近世藩法の一存在形態―― | 257 |
見城幸雄 | 蝦名庸一 津軽信政時代における法令の整備――農民統制を中心に―― | 257 |
隈崎渡 | 服藤弘司 近世債権法における証書の機能 | 258 |
熊谷開作 | 石井良助 線切寺――東慶寺の場合―― | 259 |
熊谷開作 | 大竹秀夫 江戸時代における農民の相続序列 | 260 |
谷口澄夫 | 鎌田浩 肥後藩の給知制――肥後藩武士相続法研究序説―― | 262 |
中埜喜雄 | 林董一 「御三家」の格式とその成立 | 263 |
林董一 | 秀村選三 福岡藩における夫役の賦課法と規制――大名=藩権力の一考察―― | 264 |
秀村選三 | 熊谷開作 江戸時代鉱山労働者の身分規制 | 264 |
浜口秀夫 | 布施彌平治 保科正之の教令――御法度書と家訓を中心として――・布施彌平治 悔返考 | 265 |
大竹秀夫 | 秋山国三 家格とその指標について――口丹波地方の場合――・秋山国三 近世後期における家格制の動揺――丹波国馬路村について―― | 266 |
杉谷昭 | 水木惣太郎 維新前後の公議制度 | 267 |
石塚英夫 | 手塚豊 明治初年の甲斐における刑事法と行刑 | 268 |
利谷信義 | 山中永之佑 明治初年の氏――明治四年戸籍法の前提―― | 269 |
池田温 | 西域文化研究会 西域文化研究第三敦煌吐魯番社会経済資料(下) | 270 |
今堀誠二 | 増淵龍夫 中国古代の社会と国家――秦漢帝国成立過程の社会史的研究―― | 273 |
仁井田陞 | 多賀秋五郎 宗譜の研究(資料篇) | 276 |
宮坂宏 | 宮崎孝治郎 新比較婚姻法T(東洋) | 277 |
増田福太郎 | 丹羽友三郎 中国史書を通して見た南海地方における神判に関する一考察 | 280 |
仁井田陞 | 西田太一郎 中国古刑法における過失・錯誤について | 281 |
古賀登 | 浜口重国 漢唐の間の家人という言葉について・越智重明 南朝の戸籍問題・日野開三郎 両税法以前に於ける唐の塩法 | 281 |
米田賢次郎 | 鈴木俊 麻田考 | 283 |
八重津洋平 | 守星美都雄 漢代家族の形態に関する再考察 | 284 |
森鹿三 | 伊藤徳男 代田法の一考察 | 285 |
布目潮 | 瀧川政次郎 中国法における疑罪の観念 | 285 |
河原由郎 | 曽我部静雄 両税法成立の由来 | 286 |
岩田健次 | 吉野悟 古代ローマ法における usus-auctoritas の規定について―― Verschweigung より Ersitzung へ―― | 287 |
吉野悟 | 岩田健次 Bona vacantia について | 288 |
一柳俊夫 | 渡辺金一 ビザンツ帝国における封建制の問題 | 289 |
吉田道也 | 増田四郎 ヨーロッパ初期中世における土地支配と農民・増田四郎 初期中世の村落秩序とその変貌・増田四郎 フランク王国のシュワーベン統治について | 290 |
直居淳 | 秋草実 西洋中世大土地所有制度成立史論 | 292 |
直居淳 | 宇尾野久 フランク社会における国家化と封建化の競合 | 294 |
木村尚三郎 | 吉田弘夫 アンシァン・レジーム期の「共同地」分割について | 295 |
海原文雄 | 深瀬秀 イギリスにおける writ (令状)の起源 | 297 |
深瀬秀 | 海原文雄 英国衡平法の淵源(四)――大法官と対人的作用――・海原文雄 英国衡平法の淵源(五)――ローマ法の影響―― | 298 |
水本浩 | 佐藤隆夫 英国古代における(七世紀以降)封建的土地所有形成史論 | 299 |
【会 報】 | ||
学会記事 | 301 | |
報告要旨 | (第一三回総会)Causa usucapionis の成立過程について 吉野悟 所有権移転の等価性について 西本頴 徳川時代における家産観念の成立――相続法史研究の一視点―― 利谷信義 琉球科律について 宮城栄昌 明治初年における民事訴訟法典の編纂 向井健 倭の女王国王の共立 牧健二 律令の国際法的性格 瀧川政次郎 (第一〇回研究大会)江戸時代の民事裁判における「訴権」について(試論) 春原源太郎 律令家としての藤田幽谷 曽我部静雄 江都集礼について 瀧川政次郎 (第二七回東京部会)宗族の宣講にみられる明清律と家法 多賀秋五郎 (第二八回東京部会)唐代の造籍手続きについて 池田温 知行国制の成立をめぐつて 時野谷滋 (第二九回東京部会)寺院新制について 水戸部正男 (第六五回近畿部会) 江戸時代鉱山労働者の身分規制 熊谷開作 (第六六回近畿部会)ドイツにおける法律家層の形成過程 上山安敏 密通の仕置と内済――江戸時代における婚姻規制の一側面―― 山中永之佑 (第六七回近畿部会)ランゴバルド部族法における相続について 塙浩 (第六八回近畿部会)西魏計帳戸簿(スタイン漢文文書第六一三号)における税役制度とその施行期間 西村元佑 (第六九回近畿部会)中使について――越後上杉氏領国制の一考察―― 小林宏 敦煌発見の張君義文書について 大庭脩 (第七〇回近畿部会)徳川時代の人身売買法 牧英正 ローマ法における無遺言相続と遺言相続との関係 岩田健二 (第七一回近畿部会)明治初年の土地所有権に関する一考察 鈴木豊 旧約聖書に於ける法神授の思想に就いて 赤井節 |