法制史研究 7号 (1957年) | ||
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[ 6号目次 | 8号目次 ] | ||
【論 説】 | ||
周藤吉之 | 宋代の典小作制 | 1 |
虎尾俊哉 | 大宝・養老令に於ける口分田の収受規定 | 32 |
【叢 説】 | ||
曽我部静雄 | 西涼及び両魏の戸籍と我が古代戸籍との関係――附、課役問題の現状―― | 64 |
布施彌平治 | 明法博士中原章貞と明法博士中原範貞 | 90 |
山中永之佑 | 明治期の逆縁婚 | 112 |
杉谷昭 | 明治前期における土地所有権の確立――転村庄屋と地租改正―― | 131 |
横山保興 | 茨城県からみた明治初期の地方制度について――史料をめぐつて―― | 154 |
海原文雄 | 英法に於ける法人論の系譜 | 182 |
【書 評】 | ||
大竹秀夫 | 日本社会学会編 家族制度の研究(上)歴史 | 210 |
大饗亮 | 渡辺澄夫 畿内庄園の基礎構造 | 214 |
牧健二 | 井上和夫 長宗我部元親掟書の研究 | 216 |
浜口秀夫 | 古島敏雄 近世入会制度論 | 218 |
前田正治 | 井上禅定 駈入寺 | 219 |
山中永之佑 | 中村吉三郎 明治法制史 | 222 |
熊谷開作 | 中村菊男 近代日本の法的形成――条約改正と法典編纂―― | 223 |
中村吉三郎 | 熊谷開作 日本近代法の成立 | 225 |
今堀誠二 | 中国農村慣行調査会編 中国農村慣行調査 第三・四巻 | 226 |
布施彌平治 | 宮城栄昌 延喜式の研究 史料編 | 229 |
水戸部正男 | 佐藤進一・池内義資編 中世法制史料集 第一巻 鎌倉幕府法 | 229 |
井ヶ田良治 | 朝河貫一著書刊行会委員会編 入来文書 | 230 |
時野谷滋 | 亀田隆之 日本古代に於ける田租田積の研究・虎尾俊哉 大宝令以前の田積法・租法について・喜田新六 日本古代における田制租法の変遷 | 231 |
虎尾俊哉 | 曽我部静雄 孟子の称貸と日唐の出挙・佐藤宏 公出挙制の若干の問題 | 233 |
石井良助 | 牧健二 知行の原始段階――律令的知行の成立及び本質―― | 234 |
平山行三 | 隈崎渡 日本中世法にみえる用益権――一期分について―― | 235 |
横山保興 | 井口和夫 日本近世藩法の成立 | 236 |
見城幸雄 | 速水融 近世初期の検地と本百姓身分の形成・小田井弘子 紀州藩の支配形態について | 237 |
高柳真三 | 服藤弘司 「相対済」令考 | 238 |
平松義郎 | 服藤弘司 「抜荷罪」雑考・隈崎渡 船荷に対する盗犯――江戸時代の法令と判決から―― | 239 |
林董一 | 平松義郎 徳川幕府刑法における犯罪の競合・平松義郎 名古屋藩の追放刑 | 240 |
服藤弘司 | 大竹秀夫 近世期の農村奉公・堅田精司 東瓜破村の奉公人・堅田精司 近世中期の農業奉公人・秀村選三 近世北九州農村における質奉公人・秀村選三 中世南九州における下人の一考察――近世薩藩郷士下人よりの遡及――・秀村選三 下人に関する史料覚書三題――史料の紹介と疑問―― | 241 |
鎌田浩 | 大竹秀夫 近世庶民社会の親族組織 | 245 |
向井健 | 神谷力 明治初年の戸籍法上に於ける「附籍制度」の研究 | 246 |
杉谷昭 | 手塚豊 旧民法(財産編・財産取得編前半・債権担保編・証拠編)審査枢密院会議筆記・手塚豊 明治前期の養子反対論・手塚豊 明治二十三年民法(旧民法)における養子制度 | 247 |
杉谷昭 | 星野通 明治二十三年民法人事編性格論争に対する慶応大学手塚教授の批判に答えて・星野通 再説明治二十三年民法人事編性格論・星野通 明治二三年民法と明治三一年民法 | 248 |
増淵龍夫 | 木村正雄 周代官僚の系統 | 248 |
守屋美都雄 | 増淵龍夫 戦国官僚の一性格――郎官と舎人―― | 249 |
曽我部静雄 | 平中苓次 漢代の官吏の家族の税役免除と軍賦の負担 | 250 |
守屋美都雄 | 滋賀秀三 曹魏新律十八篇の篇目について | 252 |
森鹿三 | 宮川尚志 南北朝の軍主・隊主・戌主等について | 253 |
守屋美都雄 | 越智重明 南北朝における皇帝の中央貴族支配に就いて | 253 |
滋賀秀三 | 西川正夫 敦煌発見の唐代戸籍残簡に現れた「自田」について | 254 |
平中苓次 | 宮崎市定 唐代賦役制度新考 | 256 |
岩村忍 | 仁井田陞 中国の農奴・雇傭人の法的身分の形成と変質 | 256 |
岡崎精郎 | 愛宕松男 キタイ氏族制の起源とトーテミズム | 257 |
周藤吉之 | 清水泰次 明代の駅夫 | 258 |
曽我部静雄 | 小畑龍雄 官図・儒図・僧図・軍図等について | 259 |
瀧川政次郎 | 曽我部静雄氏に与ふ | 260 |
隈崎渡 | 赤井節 ヘブライ法における同害報復の刑罰に就いて | 261 |
一柳俊夫 | 吉野悟 古代ローマ法における握取行為(mancipium)の構造――古代ローマ法における支配・責任・債務の展開第三部の一・二 | 262 |
吉田道也 | 田村五郎 私生子の転落過程――ゲルマン法の場合―― | 263 |
赤井節 | 松下忠 古代および中世における緊急避難論 | 264 |
石川武 | 荘子邦雄 封建制社会における刑法・荘子邦雄 ゲルマン古代刑法の性格 | 264 |
森洋 | 直居淳 カール四世黄金文書に就いて | 266 |
久保正幡 | 塙浩 フランス中世の占有訴権序説――前史に関する試論―― | 266 |
宇尾野久 | 伊藤栄 十三・四世紀に於けるスタイェルマルクのグルントヘルシャフト(一)・(二)・伊藤栄 十三・四世紀スタイェルマルクに於ける農民の諸負担の研究・伊藤栄 中世後期に於けるドイツ村落共同体の資料について――中世村落共同体研究序説――・伊藤栄 中世後期に於ける(Markrecht)の特質――ドイツ村落共同体の研究―― | 267 |
堀米庸三 | 木村尚三郎 フランス封建王政、その確立過程、帰結・木村尚三郎 フランス封建王政の時代的下限――コミューヌの法人格と十四世紀前半におけるその没落をめぐって―― | 269 |
西本頴 | 武藤智雄 《Juristen böse Christen》のあとさき | 271 |
【会 報】 | ||
学会記事 | 273 | |
報告要旨 | (第三十二回近畿部会)日本近代法成立の前提――特に法律婚主義を中心として―― 山中永之佑 (第三十三回近畿部会)鎌倉時代の人身売買に関する若干の考案 牧英正 (第八回総会)奈良時代の婚姻について 伊東すみ子 わが古代における赦刑 杉山晴康 漢宮儀・漢旧儀の「郵間相去二里半」について 曽我部静雄 旧小諸藩の御吟味一件并裁許留 春原源太郎 民法施行による事実婚主義の廃止について 松本暉男 (第三十四回近畿部会)婚約の効果――幕末から明治民法まで―― 熊谷開作 第十回国際歴史学会と西欧の史学界 宮本又次 (第十二回東京部会)延喜式の研究 宮城栄昌 (第十三回東京部会)ドイツ国王選拳法の基礎問題 直居淳 江戸時代における賤民支配の考察――身分法上の穢多の地位―― 荒井貢次郎 (第五回研究大会)漢律体系化の一試論 布目潮 ![]() (第十四回東京部会)江戸時代における朝廷の医療制度 山崎佐 |