法制史研究 6号 (1956年)
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 【論 説】
坂本太郎法曹至要抄とその著者1
田辺繁子マヌ法典にあらわれた相続28
伊東栄中世後期に於ける Markrecht の特質――ドイツ村落共同体の研究――64
 【叢 説】
瀧川政次郎事発日記――庁例における証拠法の発達151
春原源太郎近世大坂の先訴、後訴、同日願151
服藤弘司『抜荷』罪雑考177
 【書 評】
服藤弘司隈崎渡著 日本法の生成224
隈崎渡石井良助編 日本法制史――演習講座228
前田正治宮本又次著 続日本近世問屋制の研究229
大竹秀夫石井良助著 明治文化史・法制編――233
今堀誠二仁井田陞著 中国社会の法と倫理235
今堀誠二周藤吉之著 中国土地制度史研究237
仁井田陞島田正郎著 遼制の研究239
北村忠夫世良晃志郎著 封建社会の法的構造242
木村尚三郎高柳信一著 近代プロイセン国家成立史序説――その中央集権化過程における領主制と等族制とについて――245
瀧川政次郎坂本太郎 飛鳥浄御原律令考253
野村忠夫瀧川政次郎 紫微中台考254
利光三津夫牧英正 奴婢の子の帰属について254
水戸部正男五味克夫 鎌倉御家人の番役勤仕について255
平松義郎隈崎渡 盗罪重視と恩赦の限界――日本法制史の場合――・隈崎渡 盗物質入の歴史的考察・隈崎渡 江戸幕府法からみた不正品売買――近世商人法の一齣――256
浜口秀夫鈴木壽 松代藩の研究――知行形態をめぐって――257
浜口秀夫山中壽夫 広島藩――浅野時代――の給知制度について258
熊谷開作大竹秀夫 封建期農村の家格制――尼崎藩領西摂農村特に武庫郡上瓦林村を中心として――258
横山保興辻達也 享保改革に於ける主体勢力について259
松下俊夫服藤弘司 石本家と寛政八年の「百姓相続方仕方」260
見城幸雄渡辺洋三 日本における前近代的所有の諸類型とその支配関係(上・下)261
青山道夫手塚豊 明治二十三年(旧民法)における戸主権――その生成と性格――262
守屋美都雄貝塚茂樹 中国古代都市における民会263
曽我部静雄瀧川政次郎 均田法とその税役制度の書評264
鈴木俊日野開三郎 大唐租調惑疑・日野開三郎 租調(庸)と戸等――大唐租調惑疑第三章267
時野谷滋曽我部静雄 日唐のm00962人制268
周藤吉之岩村忍 元典章刑部の研究269
日野開三郎旗田巍 土地改革法269
町田実秀世良晃志郎訳 ミッタイス「ドイツ法制史概説」270
一柳俊夫吉野悟 古代ローマ法における拿捕(manus iniectio)の構造(一・二)・吉野悟 古代ローマ法における拘束行為(nexum)の構造――古代ローマ法における支配・責任・債務の展開第一部及び二部――271
宇尾野久増田四郎 騎兵制と封建制起源の問題271
伊藤栄増田四郎 中世村落研究の問題点272
世良晃志郎石川武 ドイツ中世の平和運動における「公共性の理念」273
世良晃志郎堀米庸三 自由と保護273
堀米庸三塙浩 フランスに於ける封建裁判に就て277
世良晃志郎宮下幸吉 “Stadtluft macht frei”について278
久保正幡世良晃志郎 「ゲルマン法」の概念について――西洋法制史研究方法についての一つの覚書――280
 【会 報】
 学会記事282
 報告要旨(第九回東京部会)英国時効制度の沿革 海原文雄 大化時代の食封制度について 利光三津夫
(第六回総会)中世初期英国における「同輩の判決」について 林深山
(第二十三回近畿部会)鎌倉御家人と幕府法――阿弖川庄湯浅氏の場合―― 上横手雅敬
(第十回東京部会)わが古代刑法の成立について 杉山晴康
(第十一回東京部会)十二世紀カペー王朝における王権の覚醒について 森洋
(第二十四回近畿部会)日本における法律婚主義の系譜 山中永之佑
(第三回研究大会)キリスト教とローマ法との関係について 佐伯好郎 近世庶民法資料としての川柳 春原源太郎
(第十二回東京部会)唐の戸税と均田制 鈴木俊
(第十五回近畿部会)行省に関する一考察 丹羽友三郎
(第七回総会)英法に於ける信託の起源 海原文雄 十二世紀後半カペー王権の変質について 森洋 権利主体権利客体及び法律行為 西本頴 商君書境内篇について 守屋美都雄 造京司をめぐつて 鍋田一 複都制について 利光三津夫 大阪町中人別帳の特色 春原源大郎 隅田宿と隅田川の渡船 瀧川政次郎
(第三十回近畿部会)古代末期における公私混淆について――院政の推移を中心に―― 上横手雅敬
(第四回研究大会)法史学の方法上の諸問題についての総合討論 近世の書式集と法律行為の定型化 春原源太郎
(第三十一回近畿部会)近世に於ける農村奉公の系統と形態 大竹秀夫
 
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