法制史研究 5号 (1955年) | ||
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[ 4号目次 | 6号目次 ] | ||
【論 説】 | ||
町田実秀 | 金印勅書における多数決原理の成立 | 1 |
赤井節 | ヘブライ法における同害報復の刑罰に就いて | 31 |
日野開三郎 | 大唐府兵制時代の団結兵に就いて | 79 |
【叢 説】 | ||
平山行三 | 避文に関する考察 | 135 |
井上和夫 | 植木枝盛自筆の「日本憲法」 | 157 |
【雑 録】 | ||
久保正幡 | 続ローマ通信 | 193 |
矢田一男 | 法律の母都ローマ(上) | 200 |
【書 評】 | ||
牧健二 | 石井良助著 日本不動産占有論――中世における知行の研究―― | 211 |
安田元久 | 西岡虎之助著 荘園史の研究(上) | 217 |
大竹秀夫 | 児玉幸多著 近世農村社会の研究 | 219 |
石井良助 | 山崎佐著 江戸期前日本医事法制の研究 | 221 |
井ヶ田良治 | 近世初頭の検地をめぐる諸論考 秋山日出雄「近世初頭における畿内村落の検地」 宮川満「郷村制度と検地」 高尾一彦「江戸前期における畿内村落の構造」 永原慶二「荘園解体期における農民層の分解と農民闘争の形態」 安良城盛昭「太閤検地の歴史的前提」 | 225 |
瀧川政次郎 | 曽我部静雄著 均田法とその税役制度 | 229 |
旗田巍 | 今堀誠二著 中国の社会構造 | 233 |
仁井田陞 | 林恵海著 中支江南農村社会制度研究(上) | 236 |
塙浩・吉田道也・世良晃志郎・西本頴 | 久保正幡著 西洋法制史研究 | 237 |
宮本又次 | 宮下孝吉著 ヨーロッパにおける都市の成立 | 242 |
石井良助 | 牧健二 魏志の倭の女王国の政治地理 | 247 |
牧英正 | 田中卓 郡司制の成立 | 247 |
野村忠夫 | 猪熊兼繁 「家」と「戸」――令制戸籍・計帳の研究序説 | 249 |
高柳真三 | 隈崎渡 盗の古代法的解釈 | 249 |
利光三津夫 | 時野谷滋 日唐令に於ける官と位 | 250 |
杉谷昭 | 平野邦雄 古代国家における税制と国衙 | 251 |
平野邦雄 | 亀田隆之 賃租制の一考察 | 252 |
布施彌平治 | 宮城栄昌 刑部省式の成立 | 253 |
水戸部正男 | 大饗亮 中世の領主制 | 253 |
上横手雅敬 | 吉村茂樹 院北面考 | 254 |
大饗亮 | 竹内理三 荘園制と封建制 | 255 |
牧健二 | 家永三郎 主従道徳の一考察 | 256 |
水戸部正男 | 上横手雅敬 六波羅探題の成立 | 257 |
杉谷昭 | 福尾猛市郎 鎌倉時代における女性の財産について | 258 |
井ヶ田良治 | 安田元久 下地中分論 | 259 |
横山保興 | 小林清治 伊達氏における家士制の成立 | 260 |
井上和夫 | 柏尾昌哉 甘工料の基本的性格 | 261 |
大竹秀夫 | 井ヶ田良治 村中入会の成立・西川善介 近世における村の構造と入会地の変遷 | 262 |
前田正治 | 大竹秀夫 近世末期の農村における家相続 | 263 |
松下俊夫 | 前田正治 但馬森尾村清峯講について | 264 |
杉山晴康 | 服藤弘司 近世長崎に於ける異国人の刑事上の地位 | 264 |
服藤弘司 | 中村菊男 旧民法とその性格 | 265 |
浜口秀夫 | 庄司吉之助 国有、私有林野の成立過程 | 266 |
熊谷開作 | 福島正夫 日本資本主義の発達と私法 | 267 |
重澤俊郎 | 仁井田陞 中華思想と属人法主義及び属地法主義 | 269 |
今堀誠二 | 大牟羅良 農村の世間体 | 270 |
滋賀秀三 | 守屋美都雄 六朝時代の家訓について | 270 |
守屋美都雄 | 宇都宮清吉 僮約研究 | 271 |
日野開三郎 | 瀧川政次郎 唐兵部式と日本軍防令 | 272 |
瀧川政次郎 | 島田正郎 契丹人以外の分子に対する遼法の処置 | 273 |
瀧川政次郎 | 島田正郎 北方ユーラシヤ法系への関心 | 274 |
仁井田陞 | 岩村忍 元朝の法制における人命賠償 | 275 |
仁井田陞 | 丹羽友三郎 元代刑法に関する一考察 | 276 |
一柳俊夫 | 田中周友 旧約聖書にあらわれた外国人 | 276 |
田中周友 | 一柳俊夫 ホメーロスの詩篇に現われたる古代ギリシヤの法律思想に就て | 277 |
赤井節 | 船田享二 キリスト審判の再審 | 278 |
戸倉宏 | 船田享二 イムペリウム概念の統一性 | 278 |
森馨 | 加藤永一 ローマ法における家子の特有財産について | 279 |
戸倉宏 | 武藤智雄 ディオニーシウス、ハリカルナッセンシースとアイリヤーセンティア法 | 280 |
堀米庸三 | 世良晃志郎 封建制社会の国家権力 | 281 |
和田昌衛 | 吉田道也 「十分の一税」権者 | 282 |
吉田道也 | 和田昌衛 法的教会概念をめぐる諸問題 | 283 |
塙浩 | 甲斐道太郎 英国不動産法における占有と所有 その一 中世 | 284 |
林深山 | 海原文雄 譲渡抵当の歴史的考察――英法を中心として―― | 285 |
関口晃 | 赤井節 フランス法における人種に基く差別待遇の禁止に関する研究 | 285 |
【List of Books and Articles on Law and Politics(1953)(J.S.R.No.6.)Legal History 邦訳】 | ||
水戸部正男・大竹秀夫 | 日本法制史 | 287 |
森鹿三 | 東洋法制史 | 290 |
吉田道也 | 西洋法制史 | 291 |
【会 報】 | ||
学会記事 | 294 | |
報告要旨 | (第五回総会)河海の入会権の起源について 熊谷開作 位階制度について 曽我部静雄 松前蝦夷地場所の荘園的性格 白山友正 封建制度成立の因子としての家司制と賤民性 瀧川政次郎 近世封建制度と商人 隈崎渡 中国の村落構成について 今堀誠二 (第二回研究大会)日本国家の起源に関する考察 牧健二 法史学の科学としての諸問題 猪熊兼繁 (第六回東京部会)女医博士について 山崎佐 唐の雑徭の行方 曽我部静雄 (第七回東京部会)法的教会概念をめぐる二三の問題――ルドルフ・ゾームの学説を中心にして 和田昌衛 新律綱領の施行について 手塚豊 (第八回東京部会)徳川幕府刑法に於ける犯罪の競合 平松義郎 |