【法制史文献目録V(1980〜1989):東洋法制史>中国の2(五代以降)】 総目次 |   [一括検索]  [home]

D 五代・宋・遼・金・元



1 法制


a 一般
池田  温 / 伝統中国の法と社会(宋〜清)(中国-社会と文化-3) / 1988
植松  正 / 元初の法制に関する一考察−とくに金制との関連について−(東洋史研究40-1) / 1981   評:島田正郎(法制史研究32
大薮 正哉 / 元代の法制と江南の仏寺道観(東洋史論4) / 1982
大薮 正哉 / 元代の法制と宗教秀英出版1983
大薮 正哉 / 元代の法制と民衆《岡本退官記念》 / 1984
何  忠礼 / 論南宋刑政未明之原因及其影響−由《名公書判清明集》所見−(東方学報・京都61) / 1989

b 法源
上野 利三 / 中華民国国立中央図書館所蔵(天一閣旧蔵)明鈔本宋刑統とその刊本−小林宏博士の所説に寄せて−(松阪政経研究3) / 1985   評:佐藤邦憲(法制史研究36
植松  正 / 元代の条画をめぐる滋賀秀三氏との意見の交換と展望(東洋史研究38-4) / 1980
植松  正 / 元代条画考3〜8(研究報告・香川大・教育47〜51・58) / 1980〜83
寺田 隆信 / 校定元典章兵部(上・中)(東洋史論集・東北大2,3) / 1986,88
吉田  寅 / 『慶元条法事類』の書誌学的一考察(中嶋古稀記念(下)) / 1981
元典章年代索引 / 植松正編 / 同朋舎 / 1980

c 刑法
植松  正 / 元代江南の一高官の犯罪(一般教育研究・香川大30) / 1986
海老名俊樹 / 宋代の凌遅処死について《宋代の社会と宗教》 / 1985   評:中村茂夫(法制史研究36
海老名俊樹 / 五代宋初における勅の刑罰体系に就いて(立命館史学9) / 1988
久保 恵子 / 北宋期の専売制度に対する犯罪の処罰規定(お茶の水史学24) / 1981

d 裁判
赤城 隆治 / 南宋期の訴訟について−「健訟」と地方官−(史潮新16) / 1985
赤城 隆治 / 訴訟の性格とその周辺−中国中・近世史の近業から−(史潮新21) / 1987
石川 重雄 / 〔書評〕中国社会科学院歴史研究所宋遼金元史研究室点校『名公書判清明集』(東洋史論集・立正大1) / 1988
石田  肇 / 北宋の登聞鼓と登聞検院(中嶋古稀記念(上)) / 1980
梅原  郁 / 拙訳『清明集』に対する高橋芳郎氏の「訂誤」について(東洋史研究報告・名古屋大13) / 1988
川村  康 / 〔書評〕中国社会科学院歴史研究所宋遼金元史研究室点校『名公書判清明集』(東方90) / 1988
高橋 芳郎 / 梅原郁訳註『名公書判清明集』訂誤(東洋史研究報告・名古屋大12) / 1987
古垣 光一 / 〔書評〕中国社会科学院歴史研究所宋遼金元史研究室点校『名公書判清明集』(東方95) / 1989
名公書判清明集梅原郁訳註 / / 同朋舎 / 1986  評:滋賀秀三(法制史研究37

e 法思想
細川 一敏 / 〔資料〕宋代の官僚と法思想(文経論叢・弘前大22-3) / 1987


2 統治組織


a 一般
浅井 紀元 / 明清における国家“支配”と民衆像の再検討−支配の中国的特質をめぐって−(1983 年中国史シンポジウム参加記)(明代史研究12) / 1984
池内  功 / 史氏一族とモンゴルの金国経略(中嶋古稀記念(上)) / 1980
池内  功 / モンゴルの金国経略と漢人世侯の成立1〜4  (《四国学院大学創立30周年記念論文集》,四国学院大学論集46,48,49) / 1980,81
伊藤 宏明 / 五代楚政権の性格(研究論集〔史学〕・名古屋大・文27) / 1982
伊藤 宏明 / 呉・南唐政権の諸問題(研究論集〔史学〕・名古屋大・文34) / 1988
梅原  郁 / 皇帝・祭祀・国都《歴史のなかの都市》 / 1986
岡田 宏二 / 五代楚王国の建国過程(紀要・大東文化大・人文19) / 1981
岡田 宏二 / 五代楚王国の性格(中嶋古稀記念(下)) / 1981
栗原 益男 / 五代宋初藩鎮年表−耀州(崇州)藩鎮の場合−(上智史学26) / 1981
栗原 益男 / 五代宋初藩鎮年表−鳳州藩鎮の場合−(上智史学28) / 1983
栗原 益男 / 五代宋初藩鎮年表−相州藩鎮の場合−(上智史学30) / 1985
栗原 益男 / 五代宋初藩鎮年表−魏州藩鎮の場合−《論集中国社会・制度・文化史の諸問題》 / 1987
栗原 益男 / 五代宋初藩鎮年表−楚州藩鎮の場合−(上智史学33) / 1988
小島  毅 / 宋代天譴論の政治理念(東文研紀要・東大107) / 1988
近藤 一成 / 北宋「慶暦の治」小考(史滴5) / 1984
佐竹 靖彦 / 王蜀政権成立の前提について(東文研紀要・東大99) / 1986
佐竹 靖彦 / 王蜀政権小史(人文学報・都立大185) / 1986
谷口規矩雄 / 陳友諒の「大漢」国について(東洋史研究39-1) / 1980
寺地  遵 / 南宋政権確立過程研究覚書−宋金和議・兵権回収・経済法の政治史的考察−(紀要・広島大・文42) / 1983
寺地  遵 / 南宋初期政治史研究 / 渓水社 / 1988   評:小林義広(史学研究・広島大182);近藤一成(史学雑誌98-1)
丹羽友三郎 / 〔書評〕島田正郎『遼朝史の研究−東洋法史論集第2−』(法制史研究30) / 1981
野口 周一 / 元代武宗期の王号授与について−『元史』諸王朝表に関する一考察−《岡本退官記念》 / 1984
広沢 吉平 / 蒙古王朝・元王朝の創建とその展開−土地兼併と王朝の悲劇−(旭川大学紀要19) / 1985
堀江 雅明 / モンゴル=元朝時代の東方三ウルス研究序説《小野頌寿記念》 / 1983
宮沢 知之 / 南宋勧農論−農民支配のイデオロギー−《中国史像の再告ャ》 / 1983
元明清期における国家“支配”と民衆像の再検討−支配の中国的特質−九州大学文学部東洋史学研究室編九州大学文学部東洋史学研究室1984
五代宋初藩鎮年表 / 栗原益男編 / 東京堂出版 / 1988

b 官制
荒木 敏一 / 北宋儂智高応挙考−兪樾曰く「儂智高も亦た科挙の士なり」と−(摂大学術2) / 1985
池内  功 / モンゴル朝の漢地における地方官制について(東洋史論4) / 1982
板橋 真一 / 北宋仁宗朝の中下級官僚に就いて−詩人梅尭臣と財政官僚許元との交流を通じて見た−(呴沫集5) / 1987
植松 正元 / 代江南の地方官任用について(法制史研究38) / 1989
内河 久平 / 宋初守選人について−「選」の解釈をめぐって−(中嶋古稀記念(上)) / 1980
内河 久平 / 宋初地方官昇進の一過程−候選制度について−(東洋法史の探求) / 1987
梅原  郁 / 宋代の恩蔭制度(東方学報・京都52) / 1980
梅原  郁 / 宋代銓選のひとこま−薦挙制度を中心に−(東洋史研究39-4) / 1981
梅原  郁 / 宋代の武階(東方学報・京都56) / 1984
梅原  郁 / 宋代官僚制度研究〔東洋史研究叢刊37〕 / 同朋舎 / 1985  評:斯波義信(東洋史研究46-2);中嶋敏(法制史研究37
梅原  郁 / 北宋開封尹小考《東方学会記念論集》 / 1987
梅原  郁 / 宋代の郷司−その位置づけをめぐって−《劉頌寿紀念》 / 1989
大島 立子 / 元朝世祖朝の尚書省(文学論叢・愛知大90) / 1989
大葉 昇一 / 元朝怯薜管轄下の怯憐口(紀要別冊・早大院・文6) / 1980
片山 共夫 / 怯薛と元朝官僚制(史学雑誌89-12) / 1980
片山 共夫 / 元代の郷先生について(モンゴル研究15) / 1985
片山 共夫 / 元朝必闍赤雑考(モンゴル研究17) / 1987   評:植松正(法制史研究38
片山 共夫 / 元朝怯薜の職掌について(その1)《論集中国社会・制度・文化史の諸問題》 / 1987
片山 共夫 / 元朝の玉典赤・八刺哈赤について(モンゴル研究18) / 1988
菊田 勇雄 / 熙寧・元豊年間の司農寺について−司農寺を取り巻く政治環境−(アジア史研究・中央大13) / 1989
熊本  崇 / 薛向略伝−北宋財務官僚の軌跡−(集刊東洋学・東北大51) / 1984
熊本  崇 / 熙寧年間の察訪使−王安石新法の推進者たち−(集刊東洋学・東北大58) / 1987   評:梅原郁(法制史研究38
熊本  崇 / 中書検正官−王安石政権のにないてたち−(東洋史研究47-1) / 1988
毛塚 康明 / 旧法党官僚再考−蘇軾を手懸りとして−(呴沫集5) / 1987
小林  仁 / 宋初の文官僚臣の差遣の昇進について−知県から侍従まで−(論究〔文学研究科〕・中央大院16-1) / 1985
小林  仁 / 宋初の家使について(アジア史研究・中央大9) / 1985
近藤 一成 / 宋初の国士監・太学について(史観113) / 1985
近藤 一成 / 王安石の科挙改革をめぐって(東洋史研究46-3) / 1987
佐伯  富 / 宋代の賻贈について《蒋慰堂九秩栄慶》 / 1987
佐伯  富 / 五代における枢密使について(史窗・京都女子大46) / 1989
武田 和哉 / 遼朝の北院大王・南院大王について(立命館史学10) / 1989
竺沙 雅章 / 宋代官僚の寄居について(東洋史研究41-1) / 1982
徳永 洋介 / 元代税務官制考−ある贈収賄事件を手がかりとして−(史泉・関西大68) / 1988
冨田 孔明 / 五代枢密使に関する二論考の論評(東洋史苑・龍谷大33) / 1989
冨田 孔明 / 五代の枢密使−その沿革についての新たな考察−(龍谷史壇95) / 1989
友永  植 / 寄班祇候考(史学論叢・別府大19) / 1989
丹羽友三郎 / 〔書評〕島田正郎『遼朝官制の研究−東洋法史論集1−』(法制史研究30) / 1981
温水 三男 / 北宋における節度・観察・防禦・団練・刺史等について−殊に正任と差遣との関わりで−(西日本史学会宮崎支部報1985-1988) / 1989
野口 周一 / 元代世祖・成宗期の王号授与について《中国史における乱の告}》 / 1986
野口 周一 / 元代後半期の王号授与について(史学56-2) / 1986
長谷川誠夫 / 南宋の胥吏と職役−郷書手を中心として−(研究報告〔人文〕・千葉工大21) / 1984
平田 茂樹 / 「試出官法」の一考察−熙寧4年10月の条文を中心に−(集刊東洋学・東北大55) / 1986
平田 茂樹 / 宋代銓選制度の一考察−王安石の改革を中心に−(歴史・東北大69) / 1987
平田 茂樹 / 「試刑法」考−王安石の刑法改革を手掛かりとして−(文化・東北大52-3・4) / 1989
古垣 光一 / 真宗時代京朝官の磨勘の法について−特に沿革を中心として−(史朋・北大11) / 1980
古垣 光一 / 宋代の官僚数について−特に太祖・太宗時代を中心として−(中嶋古稀記念(下)) / 1981
古垣 光一 / 宋仁宗時代の磨勘の法について−特に劉大后摂政時代の京朝官を中心として−《多賀古稀記念》 / 1983
古垣 光一 / 宋代の官僚数について−特に真宗時代を中心として−(アジア史研究・中央大8) / 1984
古垣 光一 / 宋代の官僚数について−真宗期中期以降の人事行政上の新問題−《宋代の社会と宗教》 / 1985
古垣 光一 / 宋代の官僚数について−真宗朝中期以降の猟官運動の激化−《中村古稀記念》 / 1986
松田 光次 / 遼朝漢人官僚小考−韓知古一族の系譜とその事績−《小野頌寿記念》 / 1982
森田 憲司 / 元代前半期の碑刻に見える科挙制度用語−元代石刻札記−(上)(奈良大学紀要11) / 1983
安田 修一 / 宋代祠禄制の設置と官僚−真宗朝における官僚について−(中嶋古稀記念(下)) / 1981
渡辺  久 / 北宋における監司の研究−神宗期を中心として−(研究紀要〔人文科学〕・龍谷大院10) / 1989
宋史選挙志索引 / 佐伯富編 / 同朋舎 / 1983

c 兵制
池内  功 / フビライ政権の成立とフビライ麾下の漢軍(東洋史研究43-2) / 1984
井戸 一公 / 元朝侍衛親軍の成立(東洋史論集・九州大10) / 1982
井戸 一公 / 元代侍衛親軍の諸衛について(東洋史論集・九州大12) / 1984
太田弥一郎 / 元代の哈勅赤軍と哈勅赤戸−『探馬赤戸』の理解に関って−(集刊東洋学・東北大46) / 1981
大葉 昇一 / モンゴル帝国-元朝の軍隊組織−とくに指揮系統と編成方式について−(史学雑誌95-7) / 1986
大葉 昇一 / 元代の探馬赤軍再論(モンゴル研究18) / 1988
片山 共夫 / 元朝の昔寶赤について−怯薛の二重構造を中心として−(東洋史論集・九州大10) / 1982
小岩井弘光 / 北宋剰員制管見−宋代兵制史研究の一環として−(国士館大学紀要14) / 1982
小岩井弘光 / 北宋の使臣について(集刊東洋学・東北大48) / 1982
小岩井弘光 / 南宋の生券・熟券制管見(集刊東洋学・東北大62) / 1989
近藤 一成 / 南宋屯軍文書考(史観105) / 1981
佐伯  富 / 宋代における牢城軍について《劉頌寿紀念》 / 1989
佐々木宗彦 / 南宋の民兵・義士について(アジア史研究・中央大10) / 1986
千葉  焈 / 宋代の廂軍(上)(短期大学紀要・桐朋学園大2) / 1984
冨田 孔明 / 五代侍衛親軍考−その始源を求めて−(東洋史苑29) / 1987
冨田 孔明 / 後梁侍衛親軍考−その構成に関する諸説の矛盾を解いて−(龍谷史壇92) / 1988
友永  植 / 唐・五代三班使臣考−宋朝武班官僚研究1−《宋代の社会と文化》 / 1983
鳥谷  弘 / 昭南唐朝の兵力基盤に関する一考察《酒井古稀記念》 / 1982
蓮見  節 / 元朝兵制史上における「国人」と「諸部族」について(研究年報・中央大院16-4) / 1987
蓮見  節 / 「『集史』左翼軍」の構成と木華黎左翼軍の構成問題(アジア史研究・中央大12) / 1988

d 行財政
安蘇 幹夫 / 宋代における塩引の研究−その成果と課題−(経済研究論集・広島経済大11-1) / 1988
伊原  弘 / 南宋総領所の任用官−『開禧用兵』前後の四川を中心に−《多賀古稀記念》 / 1983
大島 立子 / 元朝の湖広行省支配−渓洞民対策を中心に−(東洋学報66-1・2・3・4) / 1985
岡田 宏二 / 南宋高宗時代広南西路における馬政−南宋時代広南西路の馬政研究(上)−(東洋研究・大東文化大・東洋研92) / 1989
勝野千恵子 / 宋代における乳香の輸入と専売(アジア史研究・中央大9) / 1985
清木場 東 / 五代宋初の塩銭について(東方学68) / 1984
清木場 東 / 北宋の郭内官売制と塩銭制(産業経済研究・久留米大26-4) / 1986
清木場 東 / 五代の塩販売制について《論集中国社会・制度・文化史の諸問題》 / 1987
草野  靖 / 三説法−宋初の榷易法−(文学部論叢史学篇・熊本大25) / 1988
草野  靖 / 宋代榷貨務の交引鋪《榎頌寿記念》 / 1988
草野  靖 / 南宋東南会子の界制と発行額《劉頌寿紀念》 / 1989
熊本  崇 / 北宋神宗期の国家財政と市易法−熙寧8・9年を中心に−(文化45-3・4) / 1982
熊本  崇 / 王安石の市易法と商人(文化46-3・4) / 1983
熊本  崇 / 均輸法試論−「薛向略伝」補遺−(東方学69) / 1985
熊本  崇 / 四川榷茶法−王安石「市易法」理解のために−(東洋史論集・東北大2) / 1986   評:古林森広(法制史研究37
近藤 一成 / 南宋「銭簿残欠」考(史観・早大107) / 1982
近藤 一成 / 知杭州蘇軾の救荒策−宋代文人官僚政策考−《宋代の社会と文化》 / 1983
佐伯  富 / 元代における塩政(東洋学報66-1・2・3・4) / 1985
斯波 義信 / 荒政の地域史−漢陽軍(1213〜14年)の事例−(東洋学報66-1・2・3・4) / 1985
島居 一康 / 宋代上供米と均輸法《宋代の政治と社会》 / 1988
高橋 弘臣 / 金末における通貨の混乱(史境・筑波大19) / 1989
高橋 弘臣 / 金代の紙幣とその運用制度(史峯・筑波大2) / 1989
土肥 祐子 / 『永楽大典』にみえる陳偁と泉州市舶司設置(史艸・日本女子大29) / 1988
長井 千秋 / 淮東総領所の機能(待兼山論叢〔史学〕・大阪大22) / 1988
福島美千子 / 北宋代四川地方の茶法について(東洋史研究報告・東洋大1) / 1981
松田 孝一 / 雲南行省の成立(立命館文学418・419・420・421) / 1980
松田  孝 / 南宋の茶法−淮南・京西東路域販売茶に対する統制−(論集・福岡大院13-2) / 1981
八木 充幸 / 南宋地方財政の一検討(集刊東洋学・東北大44) / 1980
幸   徹 / 宋代の東南官売塩法1−官売末塩銭と末塩交鈔銭−(歴史学地理学年報・九州大4) / 1980
幸   徹 / 宋代の東南官売塩法2−官売末塩銭年収額の推移−(歴史学地理学年報・九州大6) / 1982
幸   徹 / 宋代の東南官売塩法3−熙寧・元豊年間直前の官売塩法の退廃について−(歴史学地理学年報・九州大8) / 1984


3 社 会


a 一般
金井 徳幸 / 宋代の村社と宗族−休寧県と城水県における2例−《酒井古稀記念》 / 1982
小林 義広 / 宋代史研究における宗族と郷村社会の視角(東洋史研究報告・名古屋大学8) / 1982
高橋 芳郎 / 宋代の抗租と公権力《宋代の社会と文化》 / 1983  評:丹喬二(法制史研究34
丹  喬二 / 宋初四川の王小波・李順の乱について−唐宋変革の一問題−(東洋学報61-3・4) / 1980
丹  喬二 / 南宋末江南デルタにおける抗租について−黄震『慈渓黄氏日抄分類』の分析を中心に−(史叢31) / 1983
檀上  寛 / 義門鄭氏と元末の社会(東洋学報63-3・4) / 1982
野口 鉄郎 / 元代宗教結社の諸相−白蓮教の形成にかかわる臆論−《中国史における乱の告}》 / 1986
濱島 敦俊 / 東アジアにおける国家と共同体−中世−(現代歴史学の成果と課題II-2) / 1982
古林 森広 / 宋元代浙東の沿岸漁業(史学研究172) / 1986
柳田 節子 / 1970 年代における宋代農民戦争研究《中国歴史学界の新動向》 / 1982
渡  昌弘 / 九州大学東洋史学研究室主催シンポジウム「元明清期における国家“支配”と民衆像の再検討支配の中国的特質をめぐって−」参加記(歴史61) / 1983
1980年夏期シンポジウム「抗租闘争の諸問題」の記録 / 北海道大学東洋史懇話会(史朋・北大15) / 1982

b 宗族
井上  徹 / 宋代以降における宗族の特質の再検討−仁井田陞の同族「共同体」論をめぐって−(東洋史研究報告・名古屋大12) / 1987
岡田 宏二 / 唐末五代宋初湖南地域の民族問題−とくに彭氏の系譜と土家族との関係を中心として−(東洋研究71) / 1984
古林 森広 / 南宋の袁釆『袁氏世範』について(史学研究・広島大184) / 1989
牧野  巽 / 近世中国宗族研究〔牧野巽著作集3〕 / 御茶の水書房 / 1980
渡辺 紘良 / 宋代潭州湘潭県の黎氏をめぐって−外邑における新興階層の聴訟−(東洋学報65-1・2) / 1984

c 郷治・村落
金井 徳幸 / 南宋福建の祭祀社会と郷約(東洋史論集・立正大1) / 1988
菊池 英夫 / 北宋時代一僻地聚落の盛衰−軍隊の駐屯と引き揚げによる−《中村古稀記念》 / 1986
喬  炳南 / 保甲制度に対する批判(上)(帝塚山大紀要16) / 1980
桂華  淳 / 祥金朝の寺観名額発売と郷村社会(史学論究・大谷大学3) / 1989
佐藤  明 / 宋代郷村社会論に関する学説史研究−唐宋変革論への準備−(史叢・日大42) / 1989
柳田 節子 / 宋元郷村制の研究 / 創文社 / 1986  評:高橋芳郎(歴史学研究570);鳥居一康(東洋史研究45-3);中村治兵衛(史学雑誌96-7)

d 都市・ギルド・商人・商工業
伊藤  弘 / 宋代の都市管理者達−序章として−(社会文化史学22) / 1986
井上 孝範 / 宋金榷場貿易についての一考察−盱胎榷場における榷場の法と商人貿易−(紀要・九州共立大18-3) / 1984
伊原  弘 / 宋代浙西における都市と士大夫−宋平江図坊名号−(中嶋古稀記念(上)) / 1980
川上 恭二 / 宋代の都市と教育−州県学を中心に−《中国近世の都市と文化》 / 1984
衣川  強 / 杭州臨安府と宰相《中国近世の都市と文化》 / 1984
草野  靖 / 宋代で用いられた手形の名称とその形式(中嶋古稀記念(上)) / 1980
久保田和男 / 五代国都新考(史観・早大119) / 1988
斯波 義信 / 宋代の都市城郭(中嶋古稀記念(下)) / 1981
斯波 義信 / 中国中世の商業(中世史講座3) / 1982
斯波 義信 / 宋都杭州の都市生態(共同研究論集・大阪大・文2) / 1984
斯波 義信 / 宋代江南経済史の研究 / 汲古書院 / 1988  評:中砂明徳(東洋史研究48-3)
張  祥義 / 宋代市舶司貿易研究の現状と課題(紀要・亜細亜大・教養24) / 1981
林  和生 / 中国近世における地方都市の発達−太湖平原烏青鎮の場合−《中国近世の都市と文化》 / 1984
宮沢 知之 / 宋代の牙人(東洋史研究39-1) / 1980
宮沢 知之 / 元朝の商業政策−牙人制度と商税制度−(史林64-2) / 1981
宮沢 知之 / 宋代の都市商業と国家−市易法新考−《中国近世の都市と文化》 / 1984
森安 孝夫 / 敦煌出土元代ウイグル文書中のキンサイ緞子《榎頌寿記念》 / 1988
山根 幸夫 / 中国中世の都市(中世史講座3) / 1982


4 社会身分


a 上層身分
伊原  弘 / 宋代の浙西における都市士大夫(集刊東洋学・東北大45) / 1981
伊原  弘 / 宋代の士大夫覚え書−あらたな問題の展開のために−《宋代の社会と宗教》 / 1985
梅原  郁 / 宋代の形勢と官戸(東方学報・京都60) / 1988
片山 共夫 / 元朝怯薛出身者の家柄について(東洋史論集・九州大8) / 1980
小島  毅 / 宋朝士大夫の研究をめぐって(中国−社会と文化−1) / 1986
高橋 芳郎 / 宋代の士人身分について(史林69-3) / 1986  評:木田知生(法制史研究37
野口 周一 / 元代武宗政権における宰相層の人的構成に関する覚書(紀要・新島学園女子短大6) / 1989
藤島 健樹 / 元朝治下江南の士大夫たち−笑隠大訢をめぐって−(大谷学報61-2) / 1981
牧野 修二 / 金末元初における士人の転変《論集中国社会・制度・文化史の諸問題》 / 1987
柳田 節子 / 宋代官僚の商業行為について《中村古稀記念》 / 1986
渡辺 紘良 / 宋代在郷の士大夫について(史潮新19) / 1986

b 下層身分
太田弥一郎 / 元代駆戸考(紀要・奥羽大・文1) / 1989
高橋 芳郎 / 宋代の「良賤制」と雑人・雑戸(史朋20) / 1987
八木 充幸 / 〔書評〕高橋芳郎「宋元代の奴婢・雇傭人・佃僕について−法的身分の形成と特質−」(法制史研究29) / 1980
八木 充幸 / 〔書評〕高橋芳郎「宋代佃戸の身分問題」(法制史研究29) / 1980


5 土地・戸籍・水利・財産法

池内  功 / オゴタイ期の漢地における戸口調査とその意義《酒井古稀記念》 / 1982
大崎富士夫 / 買撲税場《史学研究記念論叢》 / 1980
大島 立子 / 元代戸計と徭役(歴史学研究484) / 1980
大島 立子 / 元代儒戸について(中嶋古稀記念(下)) / 1981
太田弥一郎 / 元初の合戸制と「課税所戸」をめぐって−元代戸計制度の再検討11984
太田弥一郎 / 元朝の私租減免令をめぐって(東洋史論集・東北大3) / 1988
大葉 昇一 / モンゴル帝国=元朝の称海屯田について(史観・早大106) / 1982(東洋史論集・東北大1)
小笠原正治 / 北宋における屯田・営田について−華北を中心として−(1・2の1)(紀要・山梨英和短大22,23) / 1988・89
木良八州雄 / 宋代の免行銭(東方学65) / 1983
草野  靖 / 賈似道公田法の系譜《論集中国社会・制度・文化史の諸問題》 / 1987
熊本  崇 / 宋制「城郭之賦」の一検討(集刊東洋学・東北大44) / 1980
佐竹 靖彦 / 田欽全寄進正法院常住田記−碑文の作者楊天恵と田地の所在−《論集中国社会・制度・文化史の諸問題》 / 1987
斯波 義信 / 宋代江南の水利と定住について(唐・宋時代の行政・経済地図の作製(研究成果報告書昭和53・54年度文部省科学研究費B)布目潮渢編) / 1981
斯波 義信 / 宋代江南苗額考《中村古稀記念》 / 1986
鳥居 一康 / 宋代における両税の折納について(史林64-5) / 1981
鳥居 一康 / 宋代両税の課税基準と戸等制《中国史像の再告ャ》 / 1983
鳥居 一康 / 宋代役法の賦課基準について(文学科紀要・島根大・法文7-1) / 1985
鳥居 一康 / 宋代身丁税の諸系統(東洋史研究45-3) / 1987
高橋 芳郎 / 宋代浙西デルタ地帯における水利慣行(紀要・北大・文47) / 1981
寺地  遵 / 湖田に対する南宋郷紳の抵抗姿勢−陸游と鑑湖の場合−(史学研究173) / 1986
寺地  遵 / 南宋期,浙東の盗湖問題(史学研究・広島大183) / 1989
長瀬  守 / 宋元時代江南デルタにおける水利・農業の技術的展開(歴史人類・筑波大9) / 1980
長瀬  守 / 元朝における賈魯の水利学《佐藤還暦記念》 / 1981
長瀬  守 / 宋元水利史研究 / 国書刊行会 / 1983
中村 和之 / 開除聴候田土について−至正『金陵新志』・田土の条の分析−(史朋18) / 1985
中村治兵衛 / 宋代の魚税・魚利銭と漁場(紀要〔史学科〕・中央大・文108) / 1983
西岡 弘晃 / 宋代蘇州における浦塘管理と囲田構築(唐・宋時代の行政・経済地図の作製(研究成果報告書昭和53・54年度文部省科学研究費B)布目潮渢編) / 1981
畑地 正憲 / 宋代における攬納制の展開について(東亜経済研究3・4) / 1980
本田  治 / 宋元時代の夏蓋湖水利について《佐藤還暦記念》 / 1981
本田  治 / 宋代杭州及び後背地の水利と水利組織《中国近世の都市と文化》 / 1984
柳田 節子 / 宋元郷村戸等制補論(中嶋古稀記念(下)) / 1981
柳田 節子 / 宋代の地客(研究年報・学習院大・文31) / 1985
柳田 節子 / 中国中世における土地所有の形成(中世史講座2) / 1987
柳田 節子 / 末代都市の戸等制《栗原古稀記念》 / 1988


6 家族法

池内  功 / 元朝における蒙漢通婚とその背景《岡本退官記念》 / 1984
川村  康 / 宋代における養子法−判語を主たる史料として−(上・下)(早稲田法学64-1,2) / 1988・89
柳田 節子 / 南宋朝家産分割における女承分について《劉頌寿紀念》 / 1989


7 礼俗

金井 徳幸 / 宋代浙西の村社と土神−宋代郷村社会の宗教構造−《宋代の社会と宗教》 / 1985
籾山 素子 / 遼代年月行事の史料的確定(信大史学7) / 1982
森田 憲司 / 文昌帝君の成立−地方神から科挙の神へ−《中国近世の都市と文化》 / 1984
山内 弘一 / 北宋の国家と玉皇−新礼恭謝天地を中心に−(東方学62) / 1981
山内 弘一 / 北宋時代の神御殿と景霊宮(東方学70) / 1985


8 雑

大島 立子 / 中華人民共和国における近年の元朝史研究(東方学63) / 1982
岡田 英弘 / 元朝秘史の成立(東洋学報66-1・2・3・4) / 1985
小沢 重男 / 元朝秘史全釈(上・中・下) / 風間書房 / 1984〜86
愛宕  元 / 宋太宗弑害説と上清太平宮(史林67-2) / 1984
斯波 義信 / 中国庶民資料ジャンルについての覚書(実学史研究3) / 1986
周藤 吉之 / 〔書評〕王雲海『宋会要輯稿考校』(東洋学報69-3・4) / 1988
檀上  寛 / 元・明交替の理念と現実−義門鄭氏を手掛りとして−(史林・京都大65-2) / 1982
寺地  遵 / 日本における宋代史研究(1915〜1989  年)(東洋史研究室報告・広島大11) / 1989
中嶋  敏 / 東洋史学論集−宋代史研究とその周辺− / 汲古書院 / 1988
船越 泰次 / 清代地理書所引,宋白続通典記事考証−直隷−(紀要・山形大・人文9-3) / 1980
細川 一敏 / 〔資料〕宋代の地方官と地方統治の方法(文経論叢〔人文学科〕・弘前大23-3) / 1988
柳田 節子 / 最近の中国における王安石評価をめぐって(学習院史学19) / 1982
宋元官箴総合索引 / 赤城隆治・佐竹靖彦編 / 汲古書院 / 1987
宋白続通典輯本(附解題)船越泰次編 / / 汲古書院 / 1985   評:池田温(
法制史研究36

E 明・清



1 法制


a 一般
島田 正郎 / 清朝の蒙古に対する立法と蒙古慣習法−その17・喇嘛例−(法律論叢・明治大52-6) / 1980
島田 正郎 / 清朝の蒙古に対する立法と蒙古慣習法−その18・戸口差徭−(法律論叢・明治大53-5・6) / 1981
島田 正郎 / 清朝蒙古例の研究(東洋法史論集5) / 創文社 / 1982   評:岡田英弘(法制史研究33
島田 正郎 / 清朝入関前の蒙古に対する法(法律論叢58-1) / 1985
島田 正郎 / 明末清初モンゴル法の研究(東洋法史論集6) / 創文社 / 1986   評:神田信夫(創文278);二木博史(法制史研究37
藤岡喜久男 / 張謇と戊戌変法(法学研究・北海学園大17-2) / 1981
三木  聡 / 抗租と法・裁判−雍正5年(1727)の「抗租禁止条例」をめぐって−(紀要・北大・文37-1) / 1988
宮坂  宏 / 〔書評〕小口彦太「伝統中国法の解体過程に関する一考察−同治期を中心として−  (1・2)」(法制史研究29) / 1980
明史刑法志索引 / 野口鉄郎編 / 国書刊行会 / 1981

b 法源
滋賀 秀三 / 伝統中国における法源としての慣習−ジャン・ボダン協会への報告−(国家学会百年記念3) / 1987
島田 正郎 / 清律の成立(法律論叢・明治大54-2) / 1981   評:滋賀秀三(法制史研究32
島田 正郎 / 清律・名例「化外人有犯」條と蒙古例(法律論叢・明治大54-5) / 1982
高塩  博 / 東京大学法学部所蔵の明律註釈書−『大明律例諺解』『大明律例譯義』『大明律例詳解』−(国学院雑誌87-9) / 1986
高塩  博 / 和歌山藩『大明律例諺解』の成立(日本律の基礎的研究) / 汲古書院 / 1987
中谷 英雄 / 明律上に於ける女性の地位−唐律と比較して−1〜7(信愛紀要・和歌山信愛女子短大20〜26) / 1980〜86
清律例彙纂(熊本藩訓訳本)(全5巻)律令研究会編 / / 汲古書院 / 1981・82
〔資料〕大明律例訳義1〜6高瀬喜朴著・小林宏・高塩博編(日本文化研究所紀要・国学院大56〜61) / / 1985〜88
大明律例訳義 / 高瀬喜朴著・小林宏・高塩博編 / 創文社 / 1989
明律上に於ける家族関係項目索引 / 中谷英雄編(中原16 〔私家版〕) / 1986

c 刑法
小口 彦太 / 清代刑事裁判のもとでの復讐事犯に対する法的対応(東洋法史の探求) / 1987
田中 克己 / 明代の死刑−民俗と法律−(成城文芸99) / 1982
中村 茂夫 / 清代における老幼年者並びに身体障害者の刑事責任(法政理論・新潟大13-3) / 1981   評:森田成満(法制史研究32
中村 茂夫 / 不応為考−罪刑法定主義の存否をも巡って−(金沢法学26-1) / 1983   評:森田成満(法制史研究34
中村 茂夫 / 縁坐考(金沢法学30-2) / 1988
中村 茂夫 / 親属容隠考(東洋史研究47-4) / 1989
濱島 敦俊 / 明清時代,中国の地方監獄−初歩的考察−(法制史研究33) / 1984
濱島 敦俊 / 明末東南沿海諸省の牢獄《西嶋還暦記念》 / 1984   評:和田博徳(法制史研究35

d 裁判
伊藤 洋二 / 清代における秋審の実態(アジア史研究・中央大11) / 1987   評:小口彦太(法制史研究38
井上 裕正 / 清代道光期のアヘン問題について−「失察処分」問題を中心に−(東洋史研究46-4) / 1988
片山 一忠 / 刑案資料よりみたる清朝の回民政策・補説(歴史研究・大阪教育大21) / 1984
蒲地 典子 / 档案資料にもとづく清代手続法の研究(近代中国研究彙報7) / 1985
川勝  守 / 明末清初の訟師について−旧中国社会における無頼知識人の一形態−(東洋史論集・九州大9) / 1981   評:山根幸夫(法制史研究32
小口 彦太 / 清朝時代の裁判における成案の役割について−刑案匯覧をもとにして−(早稲田法学57-3) / 1982   評:滋賀秀三(法制史研究33
小口 彦太 / 清代中国の刑事裁判における成案の法源性(東洋史研究45-2) / 1986
小口 彦太 / 清代地方官の判決録を通して見たる民事的紛争の諸相(中国-社会と文化-3) / 1988
滋賀 秀三 / 清代訴訟制度における民事的法源の概括的検討(東洋史研究40-1) / 1981   評:中村茂夫(法制史研究32
滋賀 秀三 / 清代中国の法と裁判 / 創文社 / 1984   評:岸本美緒(中国研究月報39-7);小口彦太(法制史研究35);奥村郁三(創文257)
滋賀 秀三 / 中国法文化の考察−訴訟のあり方を通じて−(法哲学年報1986) / 1987
滋賀 秀三 / 淡新档案の初歩的知識−訴訟案件に現われる文書の類型−(東洋法史の探求) / 1987
滋賀 秀三 / 清代州県衙門における訴訟をめぐる若干の所見−淡新档案を史料として−(法制史研究37) / 1988
島田 正郎 / 「刑科史書」に見る蒙古・民人相渉人命案《蒋慰堂九秩栄慶》 / 1987
島田 正郎 / 「刑科史書」に見る偸窃四項牲畜罪《平松追悼論集》 / 1987
島田 正郎 / 「盛京刑部原档」に見る有閑蒙古案11第160 号所収の巴顔貝勒案−(法律論叢・明治大59-4) / 1987
島田 正郎 / 「盛京刑部原档」に見る有関蒙古案2−坦太珠・拖克拖依案他−(法律論叢・明治大60-6) / 1988
島田 正郎 / 清朝蒙古例の実効性についての研究(紀要・明治大・社会科学研27-2) / 1989
島田 正郎 / 「盛京刑部原档」未見の有関蒙古案(法律論叢・明治大61-4・5) / 1989
谷井 俊仁 / 清代外省の警察機能について−割辮案を例に−(東洋史研究46-4) / 1988
谷井 俊仁 / 督捕則例の成立−清初の官僚制と社会−(史林72-2) / 1989
中村治兵衛 / 清末山西の村落の諸様相−秋審招冊(山西司)よりみたる−(近代中国20) / 1988
萩原  守 / 清代モンゴルにおける刑事的裁判の事例−清朝蒙古例,実効性の証明を中心にして−(史学雑誌97-12) / 1988
濱島 敦俊 / 北京図書館蔵『按呉親審繳稿』簡紹(紀要・北大・文30-1) / 1981   評:山根幸夫(法制史研究32

e 法思想
細川 一敏 / 王夫之の法律観(文経論集〔人文科学〕・弘前大・人文20-3) / 1985


2 統治組織


a 一般
石橋 崇雄 / 『宮中档康熙朝奏摺』(満文諭摺)収録の覚羅満促奏摺−台湾記事を中心として−(中国近代史研究4) / 1985
石橋 崇雄 / 清初ハン(han)権の形成過程《榎頌寿記念》 / 1988
大隅 晶子 / 明代永楽期における朝貢について(MUSEUM398) / 1984
大谷 敏夫 / 清朝君主権と士大夫(人文科学論集・鹿児島大・文19) / 1984
岡  洋樹 / ハルハ・モンゴルにおける清朝の盟旗制支配の成立過程−牧地の問題を中心として−(史学雑誌97-2) / 1988
岡  洋樹 / 乾隆期中葉における清朝のハルハ支配強化とサンザイドルジ(東洋学報69-3・4) / 1988
奥崎 裕司 / 中国の専制主義と民衆−明清両朝を中心に−《東アジア世界史探求》 / 1986
片岡 兵衛 / 清代の臨幸と進講について《多賀古稀記念》 / 1983
加藤 直人 / 档案資料よりみた清代の立后−「嘉慶元年冊封皇后貴妃妃嬪档」の分析をとおして−(東洋法史の探求) / 1987
神田 信夫 / 清朝興起史の研究−序説「満文老档」から「旧満州档」へ−(人文科学研究年報・明治大20) / 1980
神田 信夫 / いわゆる「崇徳会典」について(東洋法史の探求) / 1987
栗林 宣夫 / 初期明朝と周辺諸国−冊封に関する考察−(東洋史学4) / 1982
佐藤 文俊 / 大順地方政権の研究−「襄京」政権の場合−(中嶋古稀記念(下)) / 1981
佐藤  学 / 明代「義民」旌表制度考−創行期正統年間を中心に−(明代史研究13) / 1985
島田 正郎 / 明・韃靼間の規矩条約(法律論叢57-5) / 1984
檀上  寛 / 方考孺の政治思想−明初の理想的君主観−(紀要・堺女子短大19) / 1984
細野 浩二 / 元・明交代の論理構造−南京京師体制の創出とその態様をめぐって−《栗原追悼論集》 / 1980
楊  啓樵 / 「雍正纂位」再論(史林70-6) / 1987
金  鍾博 / 明代東林党争とその社会背景(上・下)山根幸夫・稲田英子訳(明代史研究11,12) / 1983・84

b 官制
石橋 崇雄 / 清朝の「繙訳科挙」をめぐって(歴史と地理393) / 1988
石橋 崇雄 / 清初八旗下における職官名の漢字表記改称時期−特にbayara 及びgabsihiyan 関係の職官名を中心として−(中国近代史研究6) / 1988
奥山 憲夫 / 明代巡撫制度の変遷(東洋史研究45-2) / 1986   評:和田正広(法制史研究37
奥山 憲夫 / 明代巡撫の官制上の位置について(史朋21) / 1987
小野 和子 / 東林党と張居正−考成法を中心に−《明清時代の政治と社会》 / 1983
片岡 一忠 / 清末新疆省官員考(紀要〔社会科学生活科学〕・大阪教育大31-2・3) / 1983
川越 泰博 / 明代衛所官の世襲状況について−『衛選簿』の分析を通して−《多賀古稀記念》 / 1983
川越 泰博 / 明代衛所官の来衛形態について−玉林衛の場合−《岡本退官記念》 / 1984
川越 泰博 / 明代衛所官の来衛形態について−西安左衛の場合−(紀要〔史学科〕・中央大・文30) / 1985
佐伯 有一 / 『長随論』攷−長隨に関する一史料をめぐって−《西嶋還暦記念》 / 1984
佐伯 有一 / 明清交替期の胥吏像一斑《中村古稀記念》 / 1986
阪倉 篤秀 / 明朝成立期における行中書省について(人文論究・関西学院大30-4) / 1981
阪倉 篤秀 / 成化元年における散館請願について−明朝庶吉士制の検討−(東洋史研究46-3) / 1987
阪倉 篤秀 / 掣籤法と吏部尚書孫丕揚《明末清初期の研究》 / 1989
城井 隆志 / 万暦20年代の吏部と党争(東洋史論集・九州大13) / 1984
城井 隆志 / 嘉靖初年の翰林院改革について(東洋史論集・九州大14) / 1985
城井 隆志 / 明代の六科給事中の任用について(史淵124) / 1987   評:奥山憲夫(法制史研究38
檀上  寛 / 明代科挙改革の政治的背景−南北巻の創設をめぐって−(東方学報・京都58) / 1986
潘  良熾 / 明初官吏考核制度述評(明代史研究14) / 1986
夫馬  進 / 明末反地方官士変(東方学報・京都52) / 1980
夫馬  進 / 「明末反地方官士変」補論−北京図書館所蔵の若干の明清史料を紹介し,士変と地方公議に論及する−(紀要・富山大・人文4) / 1981
松浦  茂 / 天命年間の世職制度について(東洋史研究42-4) / 1984
松田 吉郎 / 清代台湾の官事について(中国史研究・大阪市立大7) / 1982
和田 博徳 / 明代の匠官と士大夫官僚−工匠出身官僚の輩出とその意義−《東方学会記念論集》 / 1987
和田 正広 / 明末官評の出現過程(東洋史論集・九州大8) / 1980
和田 正広 / 明末窩訪の出現過程(東洋学報62-1・2) / 1980
和田 正広 / 朝覲考察制度の創設(東洋史論集・九州大10) / 1982
和田 正広 / 明代の地方官ポストにおける身分制序列に関する一考察−県缺の清代との比較を通じて−(東洋史研究44-1) / 1985
渡  昌弘 / 明代洪武年間の制挙(歴史63) / 1984
梁  希哲 / 清世宗の吏治思想についての試論1和田正広訳(八幡大学論集37-1・2) / 1986

c 兵制
青山 治郎 / 明代嘉靖朝の京宮について(駿台史学49) / 1980
阿南 惟敬 / 清初軍事史論考甲陽書房1980  評:石橋崇雄(史学雑誌91-12)
石橋 崇雄 / 清初バヤラの形成過程−天命期を中心にして−(中国近代史研究1) / 1981
石橋 崇雄 / 八gusa と八gusa 色別との成立時期について−清朝八旗制度研究の一環として−(中国近代史研究3) / 1983
石橋 秀雄 / 清朝小考−八旗雑考1−(歴史と地理342) / 1984
石橋 秀雄 / 清初のアハ(aha)−太宗天聡期を中心に−(盈虚集1) / 1984
岡  洋樹 / 定辺左副将軍の権限回収問題と「将軍・参賛大臣・盟長・副将軍弁理参務章程」(史観・早大119) / 1988
奥山 憲夫 / 明代後期における官僚の京営統制について(北大史学22) / 1982
奥山 憲夫 / 嘉靖29年の京営改革について(東方学63) / 1982
川越 泰博 / 明代班軍番戍考1・2(軍事史学16-4, 史正11) / 1981
川越 泰博 / 明代衛所の舎人について−「衛選簿」の分析を通して−(紀要〔史学科〕・中央大・文31)
川越 泰博 / 明代軍屯制の一考察−とくに朝鮮牛買付けをめぐって−《中村古稀記念》 / 1986
川越 泰博 / 明代衛所の新官とその子孫について−とくに優遇措置の施行をめぐって−(紀要〔史学科〕中央大・文33) / 1988
川越 泰博 / 明代衛所官の借職と世襲制度(紀要〔史学科〕・中央大・文34) / 1989
河内 良弘 / 明代遼陽の東寧衛について(東洋史研究44-4) / 1986
楠木 賢道 / 明朝の遼東支配と三万衛−明初の女直軍官をめぐって−(史境9) / 1985
札奇 斯欽 / 満清開国時期蒙古兵力的支援(東洋法史の探求) / 1987
松田 孝一 / 河南港北蒙古軍都万戸府考(東洋学報68-3・4) / 1987
目黒 克彦 / 咸豊初期団練の成立について−湘勇の母体としての湘郷県の場合−(集刊東洋学・東北大46) / 1981
渡辺  修 / 清代の歩軍統領衙門について(史苑・立教大41-1) / 1981

d 行財政
飯田 敦子 / 明末駅伝に関する一考察−湘潭県における駅伝運営をめぐって−《佐久間退休記念》 / 1983
家室 茂雄 / 清代社倉制度研究序説(明代史研究11) / 1983
岩井 茂樹 / 清代国家財政における中央と地方−酌撥制度を中心にして−(東洋史研究42-2) / 1983
岩井 茂樹 / 張居正財政の課題と方法《明末清初期の研究》 / 1989
岩見  宏 / 晩明財政の一考察《明末清初期の研究》 / 1989
上田  信 / 明清期・浙東における州県行政と地域エリート(東洋史研究46-3) / 1987
川勝  守 / 明末・長江デルタ社会と荒政《西嶋還暦記念》 / 1984   評:森正夫(法制史研究35
川勝  守 / 明代,鎮市の水柵と巡検司制度−長江デルタ地域について−(東方学74) / 1987
岸本 美緒 / 清朝中期経済政策の基調−1740年代の食料問題を中心に−(近きに在りて11) / 1987
桑田 幸三 / 明代の経済政策(彦根論叢・滋賀大242) / 1987
佐伯  富 / 明代における行塩地問題−河東塩を中心にして−《東方学会記念論集》 / 1987
瀧野正二郎 / 清代准安関の構成と機能について(東洋史論集・九州大14) / 1986
瀧野正二郎 / 清代乾隆年間における官僚と塩商1−両淮塩引案を中心として−(東洋史論集・九州大15) / 1987
谷井 陽子 / 道光・咸豊期外省における財務基調の変化−張集馨の生涯を軸に−(東洋史研究47-4) / 1989
中道 邦彦 / 清代海島の治安政策について(集刊東洋学・東北大48) / 1983
藤田 佳美 / 明末・嘉興府嘉善県における救荒について(待兼山論叢〔史学〕・大阪大18) / 1985
夫馬  進 / 清代前期の育嬰事業(紀要・富山大・人文11) / 1986   評:高橋孝助(法制史研究37
夫馬  進 / 清代松江育嬰堂の経営実態と地方社会(東洋史研究45-3) / 1986
夫馬  進 / 陳応芳『敬止集』に見える「郡県論」《明末清初期の研究》 / 1989
星  斌夫 / 清代漕運小考二題−運軍・漕標・坐糧庁−(東洋史研究報告・東洋大1) / 1981
星  斌夫 / 清代の駅伝制の特質について(紀要〔史学科〕・東洋大35) / 1981
星  斌夫 / 中国社会福祉政策史の研究−清代の賑済倉を中心に− / 国書刊行会 / 1985
松浦  茂 / 清朝辺民制度の成立(史林70-4) / 1987
目黒 克彦 / アヘン戦争前の国内ケシ栽培禁止策について−保甲制と「印結」の有効性に関わって−(研究報告〔社会科学〕・愛知教育大38) / 1989
森田  明 / 清代の奏摺政治と駅逓制−福建の「千里馬」を中心として−(人文研究・大阪市大・文36-9) / 1985
山本  進 / 清代前期の平糶政策−採買・倉儲政策の推移−(史林71-5) / 1988
山本  進 / 清代中期の経済政策−白蓮教反乱前後の四川−(史学雑誌98-7) / 1989
山本  進 / 海禁と米禁−清代閩浙沿海の米穀流通−(社会経済史学55-5) / 1989
渡辺  惇 / 清代塩政における自由販売論と票法(上)(駒沢史学36) / 1987


3 社 会


a 一般
足立 啓二 / 清代華北の農業経営と社会構造(史林64-4) / 1981
今湊 良信 / 明代中期の「土賊」について−南贛地帯の葉氏を中心に−《中国史における乱の告}》 / 1986
岩間 一雄 / 明末清初における長江デルタの「自作農」経営−農士張履祥における自耕主義−(土地制度史学96) / 1982
岩間 一雄 / 明代の思想と社会(法学会雑誌・岡山大36-1) / 1986
上田  信 / 明末清初・江南の都市の「無頼」をめぐる社会関係−打行と脚夫−(史学雑誌90-11) / 1981
大沢 顕浩 / 明末宗教的反乱の一考察−礦徒と宗教結社の結合形態−(東洋史研究44-1) / 1985
川勝  守 / 明末清初における打行と訪行−旧中国社会における無頼の諸史料−(史淵・九州大119) / 1982
岸本 美緒 / 『歴年記』に見る清初地方社会の生活(史学雑誌95-6) / 1986
岸本 美緒 / 明末 清初の地方社会と「世論」(歴史学研究573) / 1987
小島 淑男 / 清朝末期の都市と農村−江南地方を中心に−(史潮新8) / 1980
小林 一美 / 清代の宗教反乱(中世史講座7) / 1985
佐藤 文俊 / 中国における明末農民戦争史の研究動向−特に大順政権の性格論争を中心として−(近代中国9) / 1981
佐藤 文俊 / 明末農民反乱の研究 / 研文出版 / 1985  評:原田理恵(史潮新20): 吉尾寛(歴史学研究566)
佐藤 文俊 / 福王府と明末農民反乱(中国−社会と文化−3) / 1988
佐藤  学 / 明初北京への富民層強制移住について−所謂「富戸」の軌跡を中心に−(東洋学報64-1・2) / 1983
竹村 則行 / 朱彝尊の遺民意識(文学研究・九州大77) / 1980
谷口規矩雄 / 明末農民反乱試論(研究集録〔人文社会科学〕・大阪大・教養29) / 1981
谷口規矩雄 / 東陽民変−所謂許都の乱について−(東方学報・京都58) / 1986
檀上  寛 / 『鄭氏規範』の世界−明清権力と富民層−《明清時代の政治と社会》 / 1983
陳  青鳳 / 清朝の婦女旌表制度について−節婦・烈女を中心に−(東洋史論集・九州大16) / 1988
野口 鉄郎 / 明代白蓮教史の研究 / 雄山閣出版 / 1986
濱島 敦俊 / 東アジアにおける国家と共同体−中世−(現代歴史学の成果と課題II-2) / 1982
濱島 敦俊 / 明代江南農村社会の研究 / 東京大学出版会 / 1982
濱島 敦俊 / 試論明末東南諸省的抗欠租与鋪倉(中国社会経済史研究1982-3) / 1982
三木  聡 / 清代前期福建の抗租と国家権力(史学雑誌91-8) / 1982
三木  聡 / 清代の福建における抗租の展開(紀要・北大・文34-1) / 1985
森  正夫 / 中国前近代研究における地域社会の視点−「地域社会とリーダー」基調報告−(研究論集・名古屋大・文83) / 1982
山根 幸夫 / 広東黄蕭養の乱《東方学会記念論集》 / 1987
渡辺信一郎 / 中国古代社会論 / 青木書店 / 1986  評:太田幸男(東洋史研究46-3);重近啓樹(歴史学研究577);豊島静英(中国−社会と文化−2);山田勝芳(法制史研究37);山本進・三田昌彦・内田晩穂(東洋史研究報告・名古屋大13);葭森健介(史林70-5)
スーザン・マン / 清代の社会における寡婦の位置 岸本美緒訳(お茶の水史学29) / 1986

b 宗族
井上  徹 / 宗族の形成とその構造−明清時代の珠江デルタを対象として−(史林72-5) / 1989
上田  信 / 地域と宗族−浙江省山間部−(東文研紀要・東大94) / 1984
上田  信 / 中国の地域社会と宗族−14-19 世紀の中国東南部の事例−(シリーズ世界史への問い4) / 1989
鈴木 博之 / 明代徽州府の族産と戸名(東洋学報71-1・2) / 1989
多賀秋五郎 / 明清家塾図について(東洋教育史研究5) / 1982
多賀秋五郎 / 宗族爛熟期における義荘条規について−湖南善化黄氏の場合−《東南アジアの華人文化と文化摩擦》 / 1983
田仲 一成 / 清代浙東宗族の組織形成における宗祠演劇機能について(東洋史研究44-4) / 1986
田仲 一成 / 蕭山県長河鎮来姓祠産簿剖析−清代浙東宗族における祠産形成と組織統合の過程−(東文研紀要・東大108) / 1989
中生 勝美 / 広東省の宗族と祖先祭祀(上智史学30) / 1986
森  正夫 / 「郷族」をめぐって−厦門大学における共同研究会の報告−(東洋史研究44-1) / 1985
森田  明 / 明末清初における福建晋江の施氏(社会経済史学52-3) / 1986
山田  賢 / 旧中国における同族結合・同郷結合に関する覚書−四川省雲陽県訪問記−(史朋・北大23) / 1989
山田  賢 / 清代の地域社会と移住宗族−四川省雲陽涂氏の軌跡-(社会経済史学55-4) / 1989
和田 正広 / 明清の宗譜にみえる科挙条規−官僚制における腐敗の中国的特質−1・2(八幡大学論集38-3・4,39-1) / 1988

c 郷治・村落
井上  徹 / 「郷約」の理念について−郷官・士人層と郷里社会−(東洋史研究室報告・名古屋大11) / 1986
井上  徹 / 黄佐「泰泉郷礼」の世界(東洋学報67-3・4) / 1986
伊原 弘介 / 清朝国家の農村統治と紳士身分《中国へのアプローチ》 / 1983
伊原 弘介 / 清朝郷村支配の構造−順荘法に基づいて,浙西杭嘉湖三府の場合1−(研究報告〔人文社会科学〕・静岡大・教養24-2) / 1989
上田  信 / 村に作用する磁力について(上・下)(中国研究月報455,456) / 1986
大崎富士夫 / 瀕江海域の自衛態−とくに福建の瀕江海域を中心として−(史学研究173) / 1986
川勝  守 / 〔書評〕岩間一雄「中国封建制の特質について−明代里甲制試論−」(法制史研究29) / 1980
片山  剛 / 清代広東省珠江デルタの図甲制について−税糧・戸籍・同族−(東洋学報63-3・4) / 1982  評:臼井佐知子(法制史研究34
黒木 国泰 / 明代の里甲制について(西日本史学会宮崎支部報1980-84) / 1986
谷口規矩雄 / 呂坤の土地丈量策と郷村改革について《明清時代の政治と社会》 / 1983
谷口規矩雄 / 呂坤の郷甲法について《佐久間退休記念》 / 1983
濱島 敦俊 / 中国中世における村落共同体(中世史講座2) / 1987
細野 浩二 / 里甲制と太祖の政治工作−「方巾御史」の創出をめぐって−(唐代史研究報告3) / 1980
前田 司里 / 甲制成立の過程について《栗原追悼論集》 / 1980
前田 司里 / 王陽明の保甲法について(研究紀要・鹿児島短大27) / 1981
松田 吉郎 / 明末清初広東珠江デルタの沙田開発と郷神支配の形成過程(社会経済史学46-6) / 1981
目黒 克彦 / 清朝中期の保甲制について−嘉慶期浙江平湖県の場合−(社会科学研究報告・愛知教育大29)
山本 英史 / 浙江省天台県における「図頭」について−18世紀初頭における中国郷村支配の一形態−(史学50) / 1980
和田 博徳 / 里甲制と里社壇・郷賜d−明代の郷支配と祭祀−《前嶋追悼論集》 / 1985

d 都市・ギルド・商人・商工業
石原 潤華 / 中東部における明・清・民国時代の伝統的市(market)について(人文地理32-3) / 1980
小野 和子 / 山西商人と張居正−隆慶和議を中心に−(東方学報・京都58) / 1986   評:寺田隆信(法制史研究37
尾上 葉子 / 清代の北京における菓子屋ギルド及び点心舗について(奈良史学7) / 1989
佐々木正哉 / 清代広東の行商制度について−その独占形態の考察−(駿台史学66) / 1986
佐藤  学 / 明末清初期−地方都市における同業組織と公権力−蘇州府常熟県「当官」碑刻を素材に−(史学雑誌96-9) / 1987
斯波 義信 / 中国,中近世の都市と農村−都市史研究の新しい視角−(共同研究論集・大阪大・文1) / 1982
寺田 隆信 / 山西票号覚書−『山西商人の研究』補遺2−(集刊東洋学・東北大54) / 1986
濱島 敦俊 / 明代中期の「江南商人」について(史朋20) / 1987
林  和生 / 明清時代,広東の墟と市−伝統的市場の形態と機能に関する一考察−(史林63-1) / 1980
樊  樹志 / 明清江南市鎮と郷村の都市化について松浦章解説(史泉65) / 1987
樊  樹志 / 明清江南市鎮の実態分析−湖州府を中心として−(東洋史論集・九州大16) / 1988
松浦  章 / 明代後期の沿海航運(社会経済史学54-3) / 1988
仁井田陞博士輯北京工商ギルド資料集(5)佐伯有一・田仲一成・中山美緒編東京大学東洋学文献センター1980


4 社会身分


a 上層身分
安野 省三 / 杜甲の身辺−清代,地方官の一断面−(中嶋古稀記念(下)) / 1981
奥崎 裕司 / 蘇州府呉江県の郷紳呉氏の家系《酒井古稀記念》 / 1982
奥崎 裕司 / 蘇州府郷賢祠の人々−郷紳の地域性について−(明代史研究31) / 1982
川勝  守 / 徐乾学三兄弟とその時代−江南郷紳の地域支配の一具体像−(東洋史研究40-3) / 1981
呉  金成 / 日本における中国明清時代紳士層研究について(明代史研究7) / 1980
呉  金成 / 明代の国家権力と紳士の存在形態《東アジア世界史探求》 / 1986
斎藤 史範 / 明清時代の紳士について−丹徒県の姚氏の場合−(史叢・日本大41) / 1988
寺田 隆信 / 「郷紳」について(文化・東北大45-1・2) / 1981
野崎  剛 / 広西土司と土目について−その族譜の存在を中心として−(史峯・筑波大1) / 1988
濱島 敦俊 / 明末江南郷紳の具体像−南潯・荘氏について−《明末清初期の研究》 / 1989
夫馬  進 / 明末民変と生員−江南の都市における世論形成と生員の役割−《地域社会の視点》 / 1982
三浦 秀一 / 湯斌と陸隴其−清初士大夫の人間理解と経世意識−(文化・東北大48-1・2) / 1984
森  正夫 / 明代の郷紳−士大夫と地域社会との関連についての覚書−(研究論集〔史学〕・名古屋大26) / 1980
山名 弘史 / 潘曽沂について−清末江南の一郷紳−(法政史学37) / 1985
山根 幸夫 / 河南省商城県の紳士層の存在形態(東洋史研究40-2) / 1981
山根 幸夫 / 明末農民反乱と紳士層の対応(中嶋古稀記念(下)) / 1981
山根 幸夫 / 清代山東の市集と紳士層−曲阜息陬義集を中心として−(東洋学報66-1・2・3・4) / 1985
和田 正広 / 明末清初の郷紳用語に関する一考察(東洋史論集・九州大9) / 1981
和田 正広 / 明末清初以降の紳士身分に関する一考察(明代史研究9) / 1981
呉  金成 / 明代紳士層の形成過程について(上・下)山根幸夫・稲田英子訳(明代史研究8,9) / 1980・81
呉  金成 / 明代紳士層の社会移動について(上・下)山根幸夫訳(明代史研究14,15) / 1986・87

b 下層身分
奥崎 裕司 / 中国明代の下層民衆の生き方−善書にあらわれた一側面−(専修史学13) / 1981
小山 正明 / 文書史料からみた明・清時代徽州府下の奴婢・庄僕制《西嶋還暦記念》 / 1984
高橋 芳郎 / 明末清初期,奴婢・雇工人身分の再編と特質(東洋史研究41-3) / 1982
二木 博史 / 清代ハルハ・モンゴルの奴隷解放文書について(東洋法史の探求) / 1987


5 土地・戸籍税役・水利・財産

足立 啓二 / 清代蘇州府下における地主的土地所有の展開(文学部論叢・熊本大9) / 1983
石田 憲司 / 太和山の「佃田」形成(史鏡5) / 1983
伊原 弘介 / 明末,清初の「士人」における所有地経営−張履祥家の場合−《史学研究記念論叢》 / 1980
岩見  宏 / 明代徭役制度の研究〔東洋史研究叢刊39〕 / 同朋舎 / 1986   評:谷口規矩雄(
法制史研究37);山根幸夫(東洋史研究46-1)
臼井佐知子 / 清代賦税関係数値の一検討−乾隆末年より同治6年に至る,江南における,銀銭比価・銭糧折価・米価・綿花価・漕米折価の変動と,納税戸の賦税負担の推移−(中国近代史研究1) / 1981
臼井佐知子 / 太平天国前,蘇州府・松江府における賦税問題(社会経済史学47-2) / 1981
江夏 由樹 / 清朝の時代,東三省における八旗荘園の荘頭についての一考察−帯地投充荘頭を中心に−(社会経済史学46-1) / 1980
江夏 由樹 / 旧錦州官荘の荘頭と永佃戸(社会経済史学54-6) / 1989
大隅 晶子 / 明代山東省における一条鞭法について《西嶋還暦記念》 / 1984
大谷 敏夫 / 清代江南の水利慣行と郷董制(史林63-1) / 1980
片岡 一忠 / 清代後期陝西省の差徭について(東洋史研究44-3) / 1985
川勝  守 / 中国封建国家の支配構造−明清賦役制度の研究− / 東京大学出版会 / 1980
川勝  守 / 長江デルタにおける鎮市の発達と水利《佐藤還暦記念》 / 1981
川勝  守 / 南直隷常州府武進県の一条鞭法1(東洋史論集・九州大10) / 1982
川勝  守 / 清代江南の麦租慣行について《中村古稀記念》 / 1986
川勝  守 / 19世紀初頭における江南地主経営の一素材−九州大学所蔵『嘉慶租簿』の分析を通して−(東洋史論集・九州大14) / 1986   評:岸本美緒(法制史研究38
岸本 美緒 / 『租覈』の土地所有論(中国−社会と文化−1) / 1986
金  弘吉 / 明末清初の税糧滞納に関する一考察−蘇松地域を中心として−(待兼山論叢〔史学〕・大阪大23) / 1989
草野  靖 / 明末清初における田面の変質−閩・江・広三省交界山田地帯の場合−(文学部論叢・熊本大1) / 1980
草野  靖 / 明末清初期における田面の変質−漳州府界を中心に−(文学部論叢・熊本大5) / 1981
草野  靖 / 中国の地主経済−分種制− / 汲古書院 / 1985   評:丹喬二(史学雑誌95-11;柳田節子(法制史研究36);東北大学宋代史談話会(集刊東洋学・東北大55);中谷剛・奥崎裕司(史潮新22);中村治兵衛(近代中国18);松田吾郎(東洋史研究44-3)
草野  靖 / 中国近世の寄生地主制−田面慣行− / 汲古書院 / 1989
栗原  純 / 清代中部台湾の一考察−彰化地方における一田両主制をめぐる諸問題−(東洋学報64-3・4) / 1983
黒木 国泰 / 条鞭制下の「丁銀」賦課の特質(中嶋古稀記念(下)) / 1981
佐伯  富 / 明代における竃戸について(東洋史研究43-4) / 1985
佐藤  学 / 明末京師の商役優免問題について(集刊東洋学・東北大44) / 1980
佐藤  学 / 明代北京における鋪戸の役とその銀納化−都市商工業者の実態と把握をめぐって−(歴史62) / 1984
佐藤  学 / 明代南京における鋪戸の役とその改革−「行」をめぐる諸問題−(人文学会紀要・国士館大・文17) / 1985
滋賀 秀三 / 崇明島の承価と過投−寺田浩明氏の論考の驥尾に附して−(法学論集・千葉大1-1) / 1986
鈴井 正孝 / 清初の編審制度と起丁方法について(史学論集・山形大6) / 1986
鈴木 博之 / 明代における包攬の展開(東方学64) / 1982
瀧野正二郎 / 清代常関における包攬について(文学会志・山口大39) / 1988
谷口規矩雄 / 明代華北における一条鞭法の展開《明末清初期の研究》 / 1989
竺沙 雅章 / 明代寺田の賦役について《明清時代の政治と社会》 / 1983
鶴見 尚弘 / 再び康熙15年丈量の蘇州府長州県魚鱗図冊に関する田土統計的考察(中嶋古稀記念(下)) / 1981
鶴見 尚弘 / 魚鱗冊を訪ねて−中国研修の旅−(近代中国研究彙報6) / 1984
鶴見 尚弘 / 南京図書館所蔵康熙15年丈量長州県魚鱗図冊一種について《東方学会記念論集》 / 1987
鶴見 尚弘 / 明代永楽年間,戸籍関係残簡について−中国歴史博物館蔵の徽州文書−《榎頌寿記念》 / 1988
鶴見 尚弘 / 関于蘇州府長洲県魚鱗図冊的土地統計考察−以康熙15年丈量長洲県魚鱗冊為中心−(人文紀要〔第1類哲学社会科学〕・横浜国大34) / 1989
寺田 浩明 / 田面田底慣行の法的性格−概念的検討を中心として−(東文研紀要・東大93) / 1983   評:栗原純(法制史研究34
寺田 浩明 / 『崇明県志』に見える「承価」「過投」「頂首」について−田面田底慣行形成過程の一研究(東文研紀要・東大98) / 1985   評:片山剛(法制史研究36
寺田 浩明 / 清代中期の典規制にみえる期限の意味について(東洋法史の探求) / 1987   評:森田成満(法制史研究38
寺田 浩明 / 清代土地法秩序における「慣行」の構造(東洋史研究48-2) / 1989
寺田 浩明 / 中国近世における自然の領有(シリーズ世界史への問い1) / 1989
中村治兵衛 / 明代の河泊所と漁民(紀要〔史学科〕・中央大・文29) / 1984
中村治兵衛 / 明初の魚課と河泊所官の地域廻避(紀要〔史学科〕・中央大・文31) / 1986
夏井 春喜 / 中国近代江南の租桟の催甲について(史流・北海道教育大29) / 1988
西川喜久子 / 清代珠江下流域の沙田について(東洋学報63-1・2) / 1981
濱島 敦俊 / 明末清初の均田均役と郷紳2−朱固禎「答曽父母書」をめぐって−(史朋・北大11) / 1980
濱島 敦俊 / 業食佃力考(東洋史研究39-1) / 1980
濱島 敦俊 / 姚文灝登場の背景−魏校『荘渠遺書』に拠る試論−《佐藤還暦記念》 / 1981
濱島 敦俊 / 明末清初の均田均役と郷紳3−陸樹声「答甘紫亭按院」をめぐって−(史朋・北大13) / 1981
濱島 敦俊 / 「主佃之分」小考《中村古稀記念》 / 1986
武  澎東 / 乾隆期の田面慣行について−江蘇・浙江を中心に−(紀要・創価大院6) / 1985
藤井  宏 / 一田両主制の基本構造3〜10(近代中国7〜11,13〜15) / 1980〜84
藤井  宏 / 戦後明清徭役制度研究史上の諸問題1〜5(近代中国9〜11,13,14) / 1981〜83
藤井  宏 / 初期一田両主制の新研究−嘉靖「龍渓県志」の記載を中心として−(東方学69) / 1985
藤井  宏 / 再論「創行期の一条鞭法」−傅漢臣の上言をめぐる諸問題−(東方学73) / 1987
二木 博史 / ホショー内における平民の貢租賦役負担−清代ハルハモンゴルの場合−(内陸アジア史研究1) / 1984
堀   直 / 清代回疆の水利灌漑−19〜20世紀のヤールカンドを中心として−(論集・大手前女子大14) / 1980
松田 吉郎 / 明末清代台湾南部の水利事業(中国水利史研究11) / 1981
松田 吉郎 / 明清時代浙江鄞県の水利事業《佐藤還暦記念》 / 1981
松田 吉郎 / 清代台湾中北部の水利事業と一田両主制の成立過程《佐藤退官記念》 / 1984
森  正夫 / 明初江南における籍没田の形成(研究論集〔史学〕・名古屋大・文32) / 1986
森  正夫 / 明初の籍没田について−江南官田形成過程の一側面−(東方学報・京都58) / 1986   評:鶴見尚弘(法制史研究37
森  正夫 / 宣徳−成化期の蘇州府における徭役賦課について−史鑑の記述に寄せて−(東洋史研究報告・名古屋大13) / 1988
森  正夫 / 明代江南土地制度の研究(東洋史研究叢刊42) / 同朋舎 / 1988
森  正夫 / 顧炎武の官田論における土地所有思想とその背景(研究論集〔史学〕・名古屋大・文34) / 1988
森  正夫 / 清初の「蘇松浮糧」に関する諸動向《明末清初期の研究》 / 1989
森田  明 / 清代「義図」制再考(東洋学報62-3・4) / 1981
森田 成満 / 清代土地所有権法研究 / 勁草書房 / 1984   評:岸本美緒(中国研究月報39-7);夏井春喜(近代中国18);寺田浩明(法制史研究35
森田 成満 / 清代土地所有権法補論(東洋法史の探求) / 1987
森田 成満 / 〔書評〕楊国驕w明清土地契約文書研究』(東洋史研究48-2) / 1989
山田耕一郎 / 清初の捐納−三藩の乱との関係を中心にして−(駿台史学66) / 1986
山本 英史 / 均田均役法より順荘法に至る一過程−清初における呉江・震沢両県の場合−(文学会志・山口大32) / 1981
山本 英史 / 清初華北における丁税科派についての一見解−黄六鴻の「編審論」をめぐって−《前嶋追悼論集》 1985
吉岡 義信 / 清代寧夏の水利について−水利田と水利社会−(中国水利史研究15) / 1986
好並 隆司 / 近世・山西の水争をめぐって−晋水・県東両渠の場合−《佐藤退官記念》 / 1984
欒  成顕 / 明初地主制経済之一考察−兼叙明初的戸帖与黄冊制度−(東洋学報68-1・2) / 1987
欒  成顕 / 朱元璋によって攢造せられた龍鳳期魚鱗冊について鶴見尚弘訳(東洋学報70-1・2) / 1989
東洋文化研究所所蔵中国土地文書目録解説(上・下)〔東洋学文献センター叢刊40,48 / 〕浜下武志・久保亨・上田信・岸本美緒・臼井佐知子・寺田浩明編 / 東京大学東洋文化研究所 / 附属東洋学文献センター1983,86
呉  金成 / 明末洞庭湖周辺の水利開発と農村社会山根幸夫訳(中国水利史研究10) / 1980
楊  国 / 中国の封建的土地所有権と地主制経済構造の特質森正夫解題・訳(歴史の理論と教育61) / 1984


6 礼俗

濱島 敦俊 / 明清江南城隍考《中国都市の歴史的研究》 / 1988
濱島 敦俊 / 明初城隍考《榎頌寿記念》 / 1988


7 雑

石浜裕美子 / 東洋文庫所蔵写本『撫遠大将軍奏摺』と『清史資料』第三輯所収「撫遠大将軍奏議」について(モンゴル研究18) / 1988
大谷 敏夫 / 清代経世史学についての一考察(鹿大史学34) / 1987
小野 和子 / 雍正硃批諭旨索引稿について(東洋史研究45-3) / 1987
川勝  守 / 台北故宮博物院所蔵,雍正朝硃批奏摺提奏人官職一覧・年月別件数表(東洋史論集・九州大16)
川越 泰博 / 『皇明祖訓』編纂考−とくに『祖訓録』との関係について−(アジア史研究7) / 1983
河内 良弘 / 清初満語文献史料の現状(東洋史研究48-3) / 1989
河内 良弘 / 崇徳2年正月分満文档案訳注(研究紀要・京大・文28) / 1989
神田 信夫 / 清代史の研究と档案(駿台史学50) / 1980
近藤 光男 / 清朝考証学の研究 / 研文出版 / 1987
佐藤錬太郎 / 李贄の経世論−『蔵書』の精神−(日本中国学会報38) / 1987
周  遠廉 / 新発見の明清档案−屏風档,信牌档和乾隆朝刑科題本について−(書報・東洋文庫14) / 1983
松村  潤 / 中国における清朝史研究の動向(東方学73) / 1987
松村  潤 / 康熙重修清太宗実録について《中央ユーラシア史の再告ャ》 / 1987
山根 幸夫 / 明代史研究の概況(1980  年)(明代史研究10) / 1982
山根 幸夫 / 〔書評〕中国社会科学院歴史研究所明史研究室編『中国近80年明史論著目録』(東洋学報63-3・4) / 1982
山根 幸夫 / 江戸時代に日本へ輸入された明代方志について(漢学研究3-2) / 1985
楊  啓樵 / 北京と台北に所蔵されている「硃批諭旨」の異同−年希尭の上奏文を例として−(東方学74) / 1987
和田 正広 / 李成梁一族の軍事的台頭(紀要・八幡大・社会文化研19) / 1986
鑲旗紅档−乾隆朝1−清代史研究委員会編 / / 東洋文庫 / 1983
明代経世文分類目録 / 東洋文庫編 / 東洋文庫 / 1986
雍正時代の研究東洋史研究会編 / / 同朋舎 / 1986  評:岡野誠(
法制史研究36
劉  重日 / 徽州文書の収蔵・整理と研究の現状姜鎮慶訳(東洋学報70-3・4) / 1989

F 清末・民国



1 法制


a 一般
新居 芳郎 / 「中支」農村調査余話一満鉄の華中に於ける農村調査について−(アジア経済26-12) / 1985
内山 雅生 / 「中国農村慣行調査」と中国研究(歴史学研究484) / 1980
奥村 郁三 / 中国文化大革命−法制史的試論−(法学論集・関西大33-1) / 1983   評:浅井敦(法制史研究34
喜田昭治郎 / 中国における「条約」一名称と意味−(アジア研究30-2) / 1983
喜田昭治郎 / 中国の『条約』−名前と範囲−(西日本史学会宮崎支部報1980-1984) / 1986
小口 彦太 / 「中国農村慣行調査」をとおしてみた華北農民の規範意識像(比較法学・早大14-2) / 1980
笹川 祐史 / 湖南省における省自治運動と省憲法構想(東洋史研究室報告・広島大5) / 1983
佐藤 慎一 / 鄭観応について−「万国公法」と「商戦」−1〜3(法学・東北大47-4,48-4,49-2) / 1983-85  評:野村浩一(法制史研究36
副島 円照 / 中国における治外法権撤廃問題(紀要〔人文科学〕・和歌山大・教育29) / 1980
中生 勝美 / 『中国農村慣行調査』の限界と有効性(現代中国61) / 1987
中村 義弘 / 〔紹介〕既刊全集未収録の孫文論文Judicial Reform in China(辛亥革命研究3) / 1983
野間  清 / 「満州」農村実態調査遺聞1・2(アジア経済26-4,5) / 1985
春山 明哲 / 植民地における「旧慣」と『法』(三千里41) / 1984
春山 明哲 / 台湾慣習調査と立法問題(新沖縄文学60) / 1984
春山 明哲 / 台湾旧慣調査と立法構想−岡松参太郎による調査と立案を中心に−(台湾近現代史研究6)
松本 英紀 / 中華民国臨時約法の成立と宋教仁(立命館史学2) / 1981
宮坂  宏 / 中国法律史学会における現代法制史研究の現況(法学論集・専修大41) / 1985
向山 寛夫 / 日本統治下における台湾の法と政治−民族法学の視点に立って−(国学院法学21-2) / 1983
中国革命法制史(上冊1) / 張希坡・韓延龍主編 宮坂宏訳(法学論集・専修大50) / 1989
中国農村慣行調査(全6巻)中国農村慣行調査会 / / 岩波書店 / 1981

b 法源
草野  靖 / 近代中国における民法典の編纂と永佃条項(論叢〔史学〕・熊本大・文13) / 1984
島田 正郎 / 清末における近代的法典の編纂〔東洋法史論集3〕 / 創文社 / 1980  評:宮坂宏(法制史研究31);内田智雄(創文206)
島田 正郎 / 從法律思想想看清末的近代法典之編纂和日本法學家(Proceedings of the Conference on Sino-Korean-Japanese Cultural Relations) / 1983
土岐  茂 / 現代中国における法律観の転換にかんする一考察−中共中央「国民党六法全書の廃棄に関する指示」を手がかりとして−(法研論集・早大院29) / 1983
蜂屋 亮子 / 中華蘇維埃共和国憲法と中華蘇維埃共和国憲法大綱(アジア研究28-1) / 1982

c 刑法
新井  勉 / 台湾総督府匪徒刑罰の律令(教養部論集〔人文科学〕・金沢大20) / 1983
許  明欽 / 中華民国刑法保安処分制度及び戡乱時期保安処分条例(経済と法・専修大院18) / 1983
滋賀 秀三 / 法制史の立場から見た現代中国の刑事立法−断想的所見−(法協百年論集1) / 1983   評:浅井敦(法制史研究34

d 裁判
浅古  弘 / 日清修好条規に於ける観審の成立(東洋法史の探求) / 1987   評:加藤英明(法制史研究38
欧  龍雲 / 中国におけるアメリカ裁判所の裁判例9〜18(法学研究・北海学園大16-1,3;17-1:18-2;19-1,2;20-1:21-1;22-1;23-3) / 1980〜86,88
可児 弘明 / 清末の班館に関する留書(史学・慶大58-3・4) / 1989
倉橋 正直 / 営口東盛和事件の裁判−清末における商事裁判の一事例−(歴史学研究517) / 1983
小口 彦太 / 国家権力と刑事裁判(現代中国1) / 1989
田中 信行 / 現代中国の人民調解制度−1940〜1953−(法学会雑誌・東京都立大23-2) / 1983
宮坂  宏 / 抗日根拠地政権時期の司法原則と調解制度(法学研究所紀要・専修大11) / 1987
韓  延龍 / 中国の民間調解の歴史的沿革 宮坂宏訳(法学論集・専修大49) / 1989

e 法思想
鐙屋  一 / 民国初期における章士サの議会主義政治論(史境・筑波大17) / 1988
池上 貞一 / 続・毛沢東と湖南公民制憲運動−湖南大公報1920 年版より−(紀要・愛知大・国際問題研71)
池田  誠 / 孫文の「以党治国」論について−「権」と「能」の均衡による「全民政治」への期待−(立命館法学150・151・152・153) / 1981
緒形  康 / 立憲か?専制か?−清末政治思想の一側面−(法経論集・愛知大120・121) / 1989
蒲地 典子 / 黄遵憲の変法論《市古退官記念》 / 1981
木原 勝治 / 清末における梁啓超の近代国家論(立命館文学418・419・420・421) / 1980
笹川 裕史 / 1920 年代前半の湖南省政府民主化運動−省憲法構想をめぐって−《中国の近代化と地方政治》 / 1985
佐藤 慎一 / 「清末啓蒙思想」の成立−世界像の変容を中心にして−2(国家学会雑誌93-1・2) / 1980
佐藤 慎一 / 1890年代の「民権」論−張之洞と何啓の「論争」を中心に−《中国における人間性の探求》 / 1983
佐藤 慎一 / 近代中国と政治学−「専制」の概念を中心として−《日本文化と東アジア》 / 1988
佐藤 慎一 / 中国における進化論《日本文化と東アジア》 / 1988
清水  稔 / 湖南立憲派の形成過程について(東洋史研究報告・名古屋大6) / 1980
深沢 秀夫 / 変法運動と学堂《酒井古稀記念》 / 1982
深沢 秀夫 / 国民革命期における湖南省各級人民会議構想(史学研究168) / 1985
横山  英 / 清末ナショナリズムと国家有機体説(紀要・広島大・文45) / 1986


2 統治組織


a 一般
大谷 敏夫 / 清末湖南官僚形成過程について−経世思想及び政策との関連において−(東洋史研究44-2) / 1985
大野 三徳 / 国民革命期にみる江浙地域の軍閥支配−軍閥孫伝芳と「大上海計画」−(東洋史研究報告・名古屋大6) / 1980
笠原十九司 / 上海市政府の成立基盤−上海全淅公会の活動を中心に−《中国国民政府史の研究》 / 1986
金子  肇 / 1920 年代前半における各省「法団」勢力と北京政府《中国の近代化と地方政治》 / 1985
黒田 明伸 / 近代中国における権力的改革の再検討(歴史評論412) / 1984
鈴木 智夫 / 不平等条約と洋務派《田中退官記念》 / 1984
塚本  元 / 中国における国家建設の一側面−湖南1919 年〜1921 年−1・2(国家学会雑誌100-1・2,5・6) / 1987
土田 哲夫 / 南京政府期の国家統合−張学良東北政権(1928〜31)との関係の例−《中国国民政府史の研究》 / 1986
栃木 利夫 / 国民革命期における地方政府−湖南省政府の成立−《中国国民政府史の研究》 / 1986
西村 成雄 / 中華民国史における「訓政国家」と憲政運動−「国民代表制」をめぐる政治舞台の形成−1・2a(近きに在りて15,16) / 1989
浜口 允子 / 清末直隷における諮議局と県議会(菊池追悼論集) / 1985
平野 和由 / 民国期中国の支配構造−1920年代前半の軍閥支配と民族運動−(歴史学研究別冊1983
弘谷多喜夫 / 台湾の植民地支配と天皇制(歴史学研究547) / 1985
藤谷 浩悦 / 湖南変法運動の性格について−保衛局を中心に−《菊地追悼論集》 / 1985
毛里 和子 / 政治体制の特徴とその改革(現代中国1) / 1989
茂木 敏夫 / 李鴻章の属国支配観−1880 年前後の琉球・朝鮮をめぐって−(中国−社会と文化−2) / 1987
森  悦子 / 天津都統衙門について−義和団戦争後の天津行政権返還交渉を中心に−(東洋史研究47-2) / 1988
山根 幸夫 / 中国の共和制と日本の対応−辛亥革命の際における−《菊地追悼論集》 / 1985
横山  英 / 20世紀初期の地方政治近代化についての覚書《中国の近代化と地方政治》 / 1985
中国国民政府史の研究 / 中国現代史研究会編 / 汲古書院 / 1986  評:笹川裕史(歴史評論455);西村成雄(アジア経済29-4)
ジェローム・チェン / 軍紳政権−軍閥支配下の中国−北村稔・岩井茂樹・江田憲治訳 / 岩波書店 / 1984

b 官制
竹内  実 / 周樹人の役人生活(五四運動の研究3) / 1985
筆谷  稔 / 台湾の近代化に関する官僚制覚書(研究紀要・仏教大66) / 1982

c 兵制
川島 弘三 / 中国党軍関係の研究(上)−党軍関係の法的形成と政治展開− / 慶応通信 / 1989

d 行財政
内田 知行 / 抗戦前中国国民政府の鉄道建設(近代中国研究彙報10) / 1988
内田 知行 / 清末における鉄路総公司の設立と解消(鉄道史学7) / 1989
沖田 哲也 / 台湾における地方制度の沿革−日領期軍・民政と地方制度−(経済論叢・明治大53-2・3) / 1985
金子  肇 / 中国の統一化と財政問題−「国地財政劃分」問題を中心に−(史学研究・広島大179) / 1988
金子  肇 / 国民政府予算策定機構の形成過程(1928-1931)(史学研究・広島大185) / 1989
貴志 俊彦 / 清末の都市行政についての一考察−天津県の事例を通じて−(monsoon・広島大1) / 1989
貴志 俊彦 / 袁世凱政権の内モンゴル地域支配体制の形成−「蒙蔵院」の成立と内モンゴル3特別行政区の設置−(史学研究・広島大185) / 1989
貴志 俊彦 / 清末の都市行政の一環−袁世凱の教育政策をめぐって−(monsoon・広島大2) / 1989
楠瀬 正明 / 清末の地方自治論(地域文化研究・広島大11) / 1986
久保  亨 / 1930 年代中国の関税政策と資本家階級(社会経済史学47-1) / 1981
久保  亨 / 国民政府成立期の海関行政と日・英(東洋史研究48-1) / 1989
黒田 明伸 / 清末湖北省財政の分権的展開−辛亥革命の財政史的前提−(史林66-6) / 1984
多賀秋五郎 / 中国における新学制実施前夜の学制について(教育学論集・中央大25) / 1983
近田 尚己 / 中国の地方政治制度(紀要・愛知大・国際問題研83) / 1987
栃木 利夫 / 国民革命期の広東政府−省政府・市政府財政を中心に−(紀要・法政大・教養62) / 1987
中川 靖子 / 清末,直隷における新政の事例−密雲知県陳雄藩の認識を中心に−(史艸27) / 1986
西川喜久子 / 順徳団練総局の成立(東文研紀要・東大105) / 1988
宮坂  宏 / 土地革命時期根拠地の財政経済法制についての一考察(東洋法史の探求) / 1987   評:高見沢磨(法制史研究38
宮坂  宏 / 抗日解放区の国民教育−その政策と法令−《近代日本と中国》 / 1989
森田  明 / 清末上海の河工事業と地方自治−「馬家浜」の一事例よりみたる−《中国の近代化と地方政治》 / 1985
渡辺  惇 / 清末における塩政の中央集権化政策について(中嶋古稀記念(上)) / 1980
渡辺  惇 / 河東塩政改革と白蓮教の乱《田中退官記念》 / 1984
渡辺  惇 / 袁世凱政権の財政経済政策−周学熙を中心として−(近きに在りて11) / 1987
呉  桂龍 / 清末の上海地方自治運動楠瀬正明訳《中国の近代化と地方政治》 / 1985


3 社会


a 一般
天児  慧 / 中国革命と基層幹部―内戦期の政治動態― / 研文出版 / 1984   評:小嶋朋之(アジア研究32-3・4);小竹一彰(アジア経済27-1);田中恭子(歴史学研究552)
池田  誠 / 中国近現代史における断代と分期問題再論(立命館法学173) / 1984
石田  浩 / 旧中国農村における市場圏と通婚圏(史林63-5) / 1980
石堂 清倫 / 十五年戦争と満鉄調査部 / 原書房 / 1986
稲田 清一 / 太平天国期のチワン族反乱とその背景−広西省横州・永淳県の場合−(史林71-1) / 1988
内山 雅生 / 民国初期,華北農村における験契の実施と民衆運動−1914 年の「楽安県知事殺害事件」を中心として−(駿台史学66) / 1986
尾形 洋一 / 瀋陽における国権回収運動−遼寧省国民外交協会ノート−(社会科学討究・早大25-2) / 1980
奥崎 裕司 / 清末の善書における民衆の生き方−アヘン戦争から太平天国まで−《田中退官記念》 / 1984
郭  伝爾 / 冀魯豫辺区抗日根拠地の創出(立命館法学188・189・190) / 1987
金城 正篤 / 清末における「奴隷」・「奴隷根性」論−変革主体の形成との関連で−(紀要〔史学地理学〕・琉球大・法文30) / 1987
小島 晋治 / 太平天国研究を振り返って−農民戦争説の再検討−(中国−社会と文化−3) / 1988
佐々木 衛 / 近代中国の社会秩序と復讐−山東義和団運動を事例として−(文学会志・山口大37) / 1987
島田虔次他 / 五四運動の研究4 / 同朋舎 / 1987
新免  康 / 〔書評〕A.D.W. フォーブス『中国領中央アジアの軍閥とムスリム−民国期新疆(1911〜1949)の政治史−』(東洋学報69-1・2) / 1988
末次 玲子 / 『中国農村慣行調査』に女性史をさぐる(通信・中国近代史研究会15・16) / 1983
瀬川 昌久 / 客家と本地−香港新界農村部におけるエスニシティーの一側面−(民族学研究51-2) / 1986
武内 房司 / 太平天国の苗族反乱について−貴州東南部苗族地区を中心に−(史潮新12) / 1982
寺広 映雄 / 民国軍閥期における中国統一策について1−廃督裁兵・連省自治,湖南自治運動−(歴史研究・大阪教育大17) / 1980
中村 義弘 / 半植民地社会の支配と抵抗《中国へのアプローチ》 / 1983
夏井 春喜 / 太平天国時期蘇州における土豪的支配について−長洲県の永昌徐局の場合−《増淵退官記念》 / 1983
並木 頼寿 / 捻軍の反乱と扞寨(東洋学報62-3・4) / 1981
深沢 秀男 / 変法運動と報館(集刊東洋学・東北大45) / 1981
深沢 秀男 / 戊戌変法の社会経済的背景−特に湖南省を中心として−《歴史と文化》 / 1981
深沢 秀男 / 変法運動と湘報(中嶋古稀記念(下)) / 1981
藤谷 浩悦 / 戊戌変法と東亜会(史峯・筑波大2) / 1989
古島 和雄 / 中国近代社会史研究 / 研文出版 / 1982
堀川 哲男 / 中国近代の政治と社会 / 法律文化社 / 1981
馬   燕 / 20世紀初頭における中国の女性組織(立命館文学510) / 1989
森山 昭郎 / 日本統治下台湾の婦人解放運動−『台湾民報』と女性解放−(紀要・東京女子大・比較文化研50) / 1989
山根 幸夫 / 「満州」建国大学の一考察(社会科学討究32-3) / 1987
山根 幸夫 / 日華軍事秘密協定と日・中の世論(東京女子大論集38-1) / 1987
横山 宏章 / 中国の共和革命運動と秘密結社−孫中山の興中会を中心に−(法学研究・明治学院大37) / 1986
渡辺  惇 / 近代中国における秘密結社−青幇・紅幇−《菊地追悼論集》 / 1985
五・四運動史像の再検討〔研究叢書1〕 / 中央大学人文科学研究所編 / 中央大学出版部 / 1986
魏  千志 / 中国資本主義萌芽と清朝封建専制統治中谷剛訳(東アジア世界史探究) / 1986
路   遙 / 義和団運動と清朝国家権力佐藤公彦訳(東アジア世界史探究) / 1986

b 宗族
多賀秋五郎 / 宗族爛熟期における義荘条規について−湖南善北黄氏の場合−《酒井古稀記念》 / 1982
多賀秋五郎 / 宗族爛熟期における族塾について(教育学論集・中央大82-12) / 1982
多賀秋五郎 / 九龍文氏の修譜について《市古退官記念》 / 1982
山名 弘史 / 清末江南の義荘について(東洋学報62-1・2) / 1980

c 郷治・村落
石田  浩 / 中国農村社会経済構造の変容分裂1〜3(経済論集・関西大35-3;36-1,2・3・4) / 1986
内山 雅生 / 近代華北農村社会における「共同関係」についての一考察−河北省順義県沙井村の「看青」と「塔套」を中心として−(経済学部論集・金沢大3-1) / 1982   評:石田浩(法制史研究34
内山 雅生 / 近代華北農村社会における「共同関係」についての一考察−河北省順義県沙井村の「看青」と「塔套」を中心として−(センター通信・東京大・東洋学文献センター24) / 1983
内山 雅生 / 近代中国農村における「共同体」とその光と影(経済論集・金沢大学21) / 1984
内山 雅生 / 中国農村社会の構造と「会首」・「会頭」1(アジア経済25-2) / 1984
片山  剛 / 清末広東省珠江デルタの図甲表とそれをめぐる諸問題−税糧・戸籍・同族−(史学雑誌91-4) / 1982   評:臼井佐知子(法制史研究34
片山  剛 / 清末広東省珠江デルタにおける図甲制の諸矛盾とその改革(南海県)−税糧・戸籍・同族−(海南史学・高知大21) / 1983   評:臼井佐知子(法制史研究34
片山  剛 / 清末広東省珠江デルタにおける図甲制の諸矛盾とその改革(順徳県・香山県)−税糧・戸籍・同族−(中国近現代史研究4) / 1984   評:臼井佐知子(法制史研究36
笹川 裕史 / 国民政府の江西省「剿匪区」統治に関する一考察−地主・郷紳層との関連を中心に−(史学研究・広島大180) / 1988
白井 健子 / 捻軍期に於ける郷勇−捻軍の反乱と漢人官僚−(史苑41-2) / 1982
高橋  豊 / 辛亥革命前後の農村社会と農民闘争−江南デルタ地域を中心に−(歴史教育論考5) / 1986
中村治兵衛 / 民国初年広東省の村落の械闘について−博羅週蔵報告書による−《市古退官記念》 / 1982
針谷美和子 / 太平天国後期の郷村統治−1860年以後の浙江省における−(一橋論叢83-5) / 1980
弁納 才一 / 南京国民政府の合作社政策−農業政策の一環として−(東洋学報71-1・2) / 1989
三谷  孝 / 紅槍会と郷村結合(シリーズ世界史への問い4) / 1989
目黒 克彦 / 太平天国以後の保甲制について−湖南省の場合−(研究報告〔社会科学〕・愛知教育大30) / 1981
目黒 克彦 / 団練と郷勇との関係について一湘郷団練と湘勇の場合−(研究報告〔社会科学〕・愛知教育大32) / 1983
山田 恵子 / 近代華北農村における農民層分解と農民支配構造の展開過程(東洋史研究室報告・広島大3) / 1981
横山  英 / 中華民国成立時の農村事情についての史料二篇(紀要・広島大・文42) / 1983
吉田 浤一 / 20世紀前半華北穀作地帯における農民層分解の動向(東洋史研究45-1) / 1986

d 都市・ギルド・商人・商工業
江夏美千穂 / 「満州」における企業形態「合夥」−『満州土着資本実態調査報告書』−(アジア経済27-3) / 1986
大畑篤四郎 / 中国国民革命と外国企業規制《入江追悼論集》 / 1980
金子  肇 / 商民協会と中国国民党(1927-1930)−上海商民協会を中心として−(歴史学研究598) / 1989
北山 勝次 / 旧中国の合夥慣行−その権利関係を中心に−(東洋史論集・九州大11) / 1983
佐伯 岩男 / 台湾東部の都市形成−台東・花蓮−(修道商学・広島修道大27-1) / 1986
鈴木 智夫 / 清末無錫における繭取引の発達と外国資本(東洋学報63-1・2) / 1981
高橋 孝助 / 近代初期の上海における善堂−その「都市」的状況への対応の側面について−(人文社会科学紀要・宮城教育大18-1) / 1984
長井 伸浩 / 洋務運動期の官督商辦制度−直隷開平礦務局を例として−(歴史科学と教育・千葉大・教育2) / 1983
松重 充浩 / 奉天における市政導入の一断面に関するノート(monsoon・広島大1) / 1989
松重 充浩 / 張作霖権力による奉天市制施行に関するノート(monsoon・広島大2) / 1989
宮田 道昭 / 清末における外国貿易品流通機構の一考察−ギルドの流通支配を中心として−(駿台史学52) / 1981
森  勝彦 / 民国時期地方都市の商業と地域構造−四川省合川の事例−(史潮新17) / 1985
G.W. / スキナー 中国王朝末期の都市−都市と地方組織の階層構造−今井清一訳 / 晃洋書房 / 1989


4 社会身分

石田 精一 / 北「満州」農村における雇農の性質(アジア経済26-7) / 1985
稲田 清一 / 太平天国前夜の客民について−広西省桂平県における郷約・保甲制再編成を素材として−(東洋史研究室報告・名古屋大11) / 1986
今堀 誠二 / 中華民国時代の人身売買文書と家族制度《酒井古稀記念》 / 1982
奥崎 裕司 / 清末の地主・佃農関係−善書の諸例の検討−(青山史学8) / 1984
可児 弘明 / 良賤制度下の蜑戸について《アジアの差別問題》 / 1986
塚田 誠之 / 明清時代における壮(Zhuang)族の佃農化に関する一考察(東洋学報67-1・2) / 1986
夏井 春喜 / 清末蘇州の地主−佃戸関係について−(紀要〔社会科学〕・北海道教大36-1) / 1986


5 土地・戸籍税役・水利・財産法

今井  駿 / 四川軍閥統治下における田賦の「重さ」について−1934 年前後の■〔牛建〕為県を実例に−(近きに在りて11) / 1987
今井  駿 / 四川軍閥統治下における租税の構成・分配についての一考察−1934年前後の■〔牛建〕為県を実例に(人文論集・静岡大39) / 1989
臼井佐知子 / 同治4(1865)年,江蘇省における賦税改革(東洋史研究45-2) / 1986
岡本 隆司 / 清末における総税務司の成立について(東洋学報70-1・2) / 1989
川勝  守 / 19世紀蔡経畭堂所有地の小作関係− / 京都大学人文科学研究所 / 『粗簿』『入厫』『租数』について(史淵123) / 1986
川勝  守 / 清末,江南の一租桟における徴税・小作関係1−九州大学所蔵江蘇省長洲県馮林一桟関係簿冊について−(史淵・九州大125) / 1988
久保田文次 / 孫文の平均地権論(歴史学研究487) / 1980
小竹 一彰 / 国共内戦初期の土地改革における大衆運動 / アジア政経学会 / 1983
鈴木  透 / 中華ソヴェト共和国の土地改革について−査田運動を中心に−(白山史学21) / 1985
高橋 孝助 / 徴税・徴租と牧民官−近代初期の江南を例とした場合−(東洋史研究39-2) / 1980
夏井 春喜 / 19世紀中葉蘇州の租桟における収租情況−同治減租とそれに至る過程−(史学雑誌90-7) / 1981
夏井 春喜 / 太平天国後の蘇州における小作料徴収関係について−租冊史料の分析を通して−(土地制度史学103) / 1984
夏井 春喜 / 清末・民国時期の蘇州における納税情況−組桟簿冊の統計的分析−(東洋史研究48-1) / 1989
二宮 一郎 / 清末民初,河北省における土地売買仲介人の社会的地位について(中国史研究・大阪市大9) / 1989
広沢 吉平 / 太平天国,その土地改革と明治維新−清朝末期−(紀要・旭川大20) / 1985
細川 一敏 / “中人”より観た中国郷村の土地所有意識と人間関係(文経論叢〔人文科学〕・弘前大19-3) / 1984
森田  明 / 華北の井水灌漑と鑿井事業の発展−民国初期の河北省を中心として−《史学研究記念論叢》 / 1980
森田  明 / 民国初期における水利組織の改革−河南省固始県の一例−《佐藤還暦記念》 / 1981
森田  明 / 清末民初の江南デルタ水利と帝国主義支配−上海「浚浦局」の成立について−《田中退官記念》 / 1984
劉  進慶 / 台湾伝統社会における土地所有の特質に関する一考察(東京経済大学会誌137) / 1984


6 家族法

小熊  誠 / 台湾漢人社会の養女慣行−潜在的女性観をめぐって−(民俗学評論24) / 1984
小熊  誠 / 華北農村部における養子慣行の多様性と系譜意識−『中国農村慣行調査』を資料として−(地域研究・筑波大4) / 1986
小熊  誠 / 漢人家族における連続の一契機としての招婿婚−台湾における"両姓一家"をめぐる諸問題(紀要〔社会科学〕・沖縄国際大・文14-2) / 1987
宮坂  宏 / 中国の新婚姻法の二,三の問題点についての法史的検討(法学研究所紀要・専修大7) / 1983


7 礼俗

濱島 敦俊 / 中国村廟雑考(近代中国研究彙報5) / 1983
横森 久美 / 台湾における神社−皇民化政策との関連において−(台湾近現代史研究4) / 1983


8 雑

今堀 誠二 / エドガー・スノーの「中国の赤い星」とその依拠した資料の再検討《小尾古稀記念》 / 1983
大谷 敏夫 / 洋務運動期における経世思想についての一考察(鹿大史学33) / 1986
近藤 邦康 / 長沙時代の毛沢東−哲学・運動・主義−(社会科学研究・東大37-5) / 1986
佐々木 揚 / 清代の朝貢システムと近現代中国の世界観1−マーク・マンコールの研究について−(研究論文集・佐賀大・教育34-2) / 1987
島田 正郎 / 私立明治大学経緯学堂始末記−清朝の対留日学生政策をめぐって−(法律論叢・明治大・100周年記念) / 1980
西村 成雄 / 〔書評〕兪辛焞『満州事変期の中日外交史研究』(史学雑誌97-1) / 1988
丸山 松幸 / 中国近代の革命思想 / 研文社 / 1982
山根 幸夫 / 東方文化学院の成立とその展開《市古退官記念》 / 1981
山根 幸夫 / 〔書評〕遼寧大学歴史系編『中国近代史論文資料索引』(東洋学報64-1・2) / 1982
山根 幸夫 / 《辛亥革命と日本》に関するわが国の研究動向(社会科学討究27-2) / 1982
新編辛亥革命文献目録 / 山根幸夫東京女子大学東洋史研究室 / 燎原書店 / 発売1983
孫中山研究日中国際学術討論会報告集 / 孫文研究会 / 法律文化社 / 1986
洋務変法運動関係中文図書目録(1970〜1987年)市古宙三(近代中国研究彙報10) / / 1988


【法制史文献目録V(1980〜1989):東洋法制史>中国の2(五代以降)】 
総目次  [一括検索]  [home]