今年10月後半に、近世フランスの政治社会史を専門とされるミシェル・ナシエ先生(Michel Nassiet、アンジェ大学教授)が来日されます。ナシエ先生は近世フランスの貴族の理念と実態を中心に研究を進めておられますが、近年は貴族の結婚、血統や家門の意識、さらに近世社会の「名誉」の観念とそれがもたらす「暴力」の問題へと関心を広げて精力的に論文を発表しておられます。それらはフランス史にとどまらず、中近世のヨーロッパ史に共通するテーマと思われます。
つきましては、以下の要領で3回にわたってナシエ先生の講演会(通訳付き)を企画しておりますので、ご参加のほどよろしくお願い申しあげます。
10月23日(水)午後3時10分-4時40分 関西学院大学F号館
(※開催時間、会場変更。 午後3時20分-5時 関西学院大学図書館ホール)
「16-18世紀におけるフランスの社会――名誉のある社会」
10月25日(金)午後4時30分-6時30分 京都大学文学部第3講義室
「16-18世紀フランスにおける暴力とその衰退」
10月29日(火)午後3時-5時 名古屋大学法政国際教育協力研究センター2階(CALEフォーラム)
「16-18世紀フランスにおける暴力とその衰退」
なお、講演会の場所と時間について若干変更の可能性がありますが、その場合は、改めてお知らせします。講演会自体についてのお問い合わせは、関西学院大学文学部・西洋史学研究室(?0798-54-6215、agayu@kwansei.ac.jp)までお願いいたします。
2013年9月15日
関西学院大学・西洋史学研究室 阿河雄二郎
(情報提供者:福田真希氏:2013年9月25日)(10月20日追記:開催時間・会場変更につき情報追加))
今年も、若手研究者(37歳以下が望ましい)を対象とするイタリア・パヴィア市での泊まり込み研修(Collegium of Roman Law)の募集が参りました。下記要領で開催されるとのことです。宿泊費・滞在費は給付されます。関心をお持ちの方はホームページにて詳細の確認と連絡をおすすめ致します。
記
テーマ : "Diocletian: the Roman Empire's legal frontier"
期間 : 2014年1月13ー31日
主催 : CEDANT(Center for Studies and Research on Ancient Law)
応募締切 : 本年10月25日
URL : www.iusspavia.it/cedant
問い合わせ先 :
Almo Collegio Borromeo
Piazza Borromeo 9
27100 Pavia(Italia)
Tel. +39-0382-395341
fax. +39-0382-395343
E-mail. cedant@iusspavia.it
以上
(情報提供者:林智良氏:2013年8月26日)