法制史研究 62号 (2012年)
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 【論説】
上田 理恵子一九世紀後半オーストリア民事訴訟における口頭審理と法曹たち  要旨1
鈴木 秀光清代刑事裁判における州長官の対応に関する一考察――淡新檔案の盗案の科刑事案を一例に   要旨35
 【叢説】
大貫 俊夫中世盛期におけるシトー会修道院の保護形態  要旨85
 【書評】
広渡 清吾原島重義   民法学における思想の問題117
      同      市民法の理論
宮部 香織大津透編   律令制研究入門128
渡辺 育子須原祥二   古代地方制度形成過程の研究133
江川 式部大隅清陽   律令官制と礼秩序の研究138
新田 一郎西田友広   鎌倉幕府の検断と国制143
川戸 貴史井原今朝男  日本中世債務史の研究148
岡  邦信田中大喜   中世武士団構造の研究153
佐藤 雄基渡辺 俊   中世社会の刑罰と法観念157
神保 文夫大平祐一   近世の非合法的訴訟164
谷口 眞子笠谷和比古  武家政治の源流と展開――近世武家社会研究論考168
安竹 貴彦吉田正志   仙台藩金銀出入処理法の研究173
和仁 かや梅木哲人   近世琉球国の構造178
小栁春一郎川口由彦編著 日本近代法史の探求(一)――調停の近代183
大日方純夫姫嶋瑞穂   明治監獄法成立史の研究――欧州監獄制度の導入と条約改正をめぐって188
山野目章夫木庭 顕   現代日本法へのカタバシス193
服部 一隆三谷芳幸   職田の論理――議政官への給田をめぐって200
長又 高夫新田一郎   律令・式目――「法」テキスト注釈の非「法学」的展開202
吉田 正志守屋浩光   文化期盛岡藩における強訴徒党の処罰について206
三阪 佳弘矢野達雄・加藤高・紺谷浩司・居石正和・増田修 《共同報告》裁判所所蔵文書から見た戦前期司法の諸相――広島控訴院管内を中心に209
川口 由彦辻村亮彦   「敬慎願」とは何か――明治前期における裁判制度継受の一断面 214
宇野 文重七戸克彦   現行民法典を創った人びと(一ー三〇・完)216
池田  温中村裕一   中国古代の年中行事第一ー四冊219
陶安あんど夫馬進編   中国訴訟社会史の研究228
近藤 一成高橋芳郎   黄勉斎と劉後村 附文文山 南宋判語の訳注と講義234
高見澤 磨小野寺史朗  国旗・国歌・国慶――ナショナリズムとシンボルの中国近代史240
奥田  敦ワーエル・B・ハッラーク著/黒田壽郎訳 イスラーム法理論の歴史――スンニー派法学入門244
小林  宏岡野誠    新たに紹介された吐魯番・敦煌本『唐律』『律疏』断片――旅順博物館及び中国国家図書館所蔵資料を中心に250
      同      旅順博物館・中国国家図書館における『唐律』『律疏』断片の原巻調査
稲田奈津子川村 康   宋令変容考254
岡野  誠佐立治人   あぶくの告発――前夫を殺した後夫を妻が訴えた話257
喜多 三佳太田 出   清代中国の監獄社会と牢頭258
岡  洋樹萩原 守   中国・国家図書館所蔵「崇徳三年軍律」の文献学的再検討――八旗の法から清朝蒙古例への編入過程261
岡崎まゆみ吉川絢子   植民地朝鮮における離婚訴訟と朝鮮民事令――一九一〇年代を中心に263
深尾 裕造小山貞夫編著 英米法律語辞典265
守矢 健一グンター・トイブナー編/村上淳一・小川浩三訳 結果志向の法思考――利益衡量と法律家的論証270
飯坂 晃治宮嵜麻子   ローマ帝国の食糧供給と政治――共和政から帝政へ280
田口 正樹渡辺節夫編  ヨーロッパ中世社会における統合と調整285
石井 三記金山直樹   法典という近代――装置としての法291
水野 浩二鈴木正裕   近代民事訴訟法史・ドイツ298
渋谷  聡踊 共二   宗派化論――ヨーロッパ近世史のキーコンセプト 303
大平 祐一安竹貴彦氏の教えに接して306
陶安あんど岡野誠氏の高評に接して309
 【会報】
学会記事312
報告要旨314
訃 報321
 【追悼の辞】
中村 正人中村茂夫先生を偲ぶ322
 【平成二三年度法制史文献目録】
日本法制史文献目録1
東洋法制史文献目録37
ローマ法・西洋法制史文献目録75
 【欧文レジュメ】
 
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