法制史研究 22号 (1972年)
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 【論 説】
向井健会社法草案の編纂始期――明治初期商法編纂史の一齣――1
粟城壽夫一九世紀ドイツにおけるラーバント憲法学の社会的・政治的機能21
 【叢 説】
谷口昭続文攷――太政官行政の一側面――61
所功『西宮記』の逸文と現行文の成立年代――荷前奉幣陵墓の記載を中心として――85
杉谷昭安政年間における箱館奉行支配上役衆の廻浦について105
石川一三夫明治後期・大正期のいわゆる模範的農村自治――愛媛県温泉郡(旧)余土村の事例――127
ハンス・ティーメ・三浦澄雄訳普通法の概念151
 【学界動向】
山中永之佑明治期日本の西欧法継受に関する研究161
高橋清徳「身分制と身分制議会」を読んで173
 【著書論文紹介】
大竹秀夫鎌田浩 幕藩体制における武士家族法179
工藤祐董藩法研究会編 藩法集9 盛岡藩(上下)181
中村吉三郎熊谷開作 婚姻法成立史序説182
所功林紀昭 大化薄葬令の再検討184
所功林紀昭 飛鳥浄御原律令に関する諸問題185
所功林紀昭 令集解箚記(上下)186
石尾芳久利光三津夫 養老律令の編纂とその政治的背景186
石井進戸田芳実 国衙軍制の形成過程――武士発生史再検討の一視点――189
大饗亮安田元久 御家人制成立に関する一試論190
見城幸雄加藤恵子 幕藩体制における中央集権――法制史的側面から見た寛文期――191
服藤弘司工藤祐董 八戸藩の家臣統制法令――俸禄に対する規制を中心として――192
前田正治塩野芳夫 幕藩制下の「村」の創出をめぐって――畿内農村を中心として――194
林由紀子中井信彦 共同体的結合の契機としての「血縁」と「支配」――三井家における家法成立過程を素材として――・入江宏 三井家における家法・家史・家訓の成立過程とその教育的機能195
鎌田浩林董一 名古屋商人升屋の挽茶支配権・金井圓 近世大名の相続に関する二、三の知見197
神谷力大島美津子 明治初期の地方官198
神谷力鈴木豊 明治初期の公証制度と土地担保法199
森毅杉本壽 国家・府県・人民による林野所有権思想・同 林野所有権の法構造――国有林野解放運動の基底に在るもの――200
後藤正人加藤美穂子 明治前期における離婚法――先例を中心として――202
利谷信義手塚豊 明治十六年・津中学卒業生不敬事件の裁判記録・同 山県有朋の「刑法改正理由」意見書・同 馬場辰猪「日本監獄論」に関する資料・同 光妙寺三郎の決闘是認論及び「決闘条規」・同 神奈川裁判所御雇外人ヒルの拷問廃止建言書203
日原利国増田福太郎 中国人の自然法思想――生成的自然法への招待――205
米田賢次郎菊池英夫 西域出土文書を通じてみたる唐玄宗時代における府兵制の運用206
斯波義信周藤吉之 王安石の青苗法の起源について208
斯波義信日野開三郎 宋代の脚店戸と唐代の接脚及び「うけうり」の慣行208
八重津洋平池田温 律令官制の形成209
山根幸夫丹羽友三郎 元朝における院・寺・監等の設立過程について・同 元代の地方行政系統に関する一研究212
戸倉宏船田享二 ローマ法(第三・四巻)213
一柳俊夫古林祐二 海上冒険消費貸借金に関する原告クリュシーポッスとその仲間の被告フォルミーオンに対する、再抗弁について――古代ギリシャ法廷技術研究X――215
佐藤篤士船田享二 古代法史とローマ法の研究・同 ローマの土着農夫制216
赤井伸之真田芳憲 諷刺詩からみたローマ共和政末期および帝政初期における遺言習俗の一断面218
岩野英夫山田欣吾 Verfassungsgeschichte について――W・シュレジンガーとO・ブルンナーの場合――219
平松紘森岡敬一郎 Magna Carta をめぐる二三の問題(上・下・続一・続二)・同 マグナ・カルタの成立過程――主として諸侯とマグナ・カルタとの関係――221
村上義和戒能通厚 近代イギリスにおける土地所有と相続(一・二)――イギリス所有権法の一考察――224
岩野英夫内田博文・中村義孝共訳 フランス一七九一年刑法典―― Code pénal(25 Septembre - 6 Octobre 1791)――225
上山安敏東海林邦彦 十九世紀プロイセンにおける「林役権」の解体過程(一・二・三)227
 【会 報】
 学会記事231
 報告要旨232
 【追悼の辞】
増田四郎 故伊藤栄教授237
田中周友 故三戸壽教授239
石尾芳久 故松本暉男教授241
 【昭和四十六年度法制史文献目録】
 日本法制史243
 東洋法制史257
 ローマ法・西洋法制史264
 
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