第13回 基礎法学総合シンポジウム
「危機は法を破る」のか?―危機管理における人権制約と権力統制の問題
2022年7月23日(土) 13時〜18時 オンライン開催
パンデミック、戦争……予測不可能な危機が現実に到来している。法の支配と人権保障を核心とする立憲民主社会が、その根幹を損なうことなく危機管理を実効的に遂行することは、いかにして可能か。コロナ禍に焦点を置いて考察する。
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開会挨拶 南野 佳代(日本学術会議会員・京都女子大学法学部教授)
第1部 報告
司会 田口 正樹 (日本学術会議連携会員・東京大学大学院法学政治学研究科教授)
「企画趣旨説明」
井上 達夫(東京大学名誉教授)
「必要は法を持たないNecessitas non habet legem―1720年マルセイユにおけるフランス王権のペスト禍対応を素材として」
薮本 将典(慶應義塾大学法学部准教授)
「新型コロナへの対応をめぐる憲法上の議論:ドイツの場合」
毛利 透(京都大学大学院法学研究科教授)
「隠す家族、差し出す家族―日本の幕末・明治期における〈予防接種を打たせる論理〉の転回とその帰結」
香西 豊子(佛教大学社会学部教授)
「法的規制厳格化は自由を損なうか?―社会的同調圧力依存の問題性」
福井 康太(大阪大学大学院法学研究科教授)
「監視と自由―権力による監視と権力に対する監視」
松尾 陽(日本学術会議連携会員・名古屋大学大学院法学研究科教授)
「専門知の自律性の危機とその再生―学問に対する政策のコントロールと学問の権威主義化のなかで考える」
市橋 克哉(名古屋経済大学法学部特任教授)
第2部 総合討論
司会 井上 達夫(東京大学名誉教授)
大西 楠・テア(専修大学法学部教授)
閉会挨拶 亀本 洋(日本学術会議会員・明治大学法学部教授)
主催 基礎法学系学会連合 (日本法社会学会、日本法哲学会、比較法学会、法制史学会、比較家族史学会、民主主義科学者協会法律部会)、日本学術会議法学委員会
連絡先
基礎法学系学会連合 事務局 kisohogaku@gmail.com