法制史研究 19号 (1969年) | ||
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[ 18号目次 | 20号目次 ] | ||
【論 説】 | ||
重澤俊郎 | 中国古代の法治学説 | 1 |
奥村郁三 | 中国における官僚制と自治の接点――裁判権を中心として―― | 25 |
林毅 | 中世都市ケルンの新質について――ドイツ私法史上最初の抵当権―― | 51 |
塩野芳夫 | 幕藩制下の「村」の創出をめぐって――畿内農村を中心として―― | 85 |
【叢 説】 | ||
小池正行 | ピューリタン革命期における平等派の法思想の序論的研究――ウイリアム・ウォールワインの抵抗権を中心にして―― | 111 |
中澤巷一・小林宏 | 近世上方における賤民支配の成立 | 129 |
【著書論文紹介】 | ||
石井良助 | 大饗亮 封建的主従制成立史研究 | 153 |
隈崎渡 | 金指正三 日本海事慣習史 | 154 |
林紀昭 | 瀧川政次郎 律令格式の研究(法制史論叢・第一冊) | 155 |
鍋田一 | 同 京制並に都城制の研究(法制史論叢・第二冊) | 158 |
荒井貢次郎 | 同 律令賤民制の研究(法制史論叢・第三冊) | 159 |
時野谷滋 | 同 律令諸制及び令外官の研究(法制史論叢・第四冊) | 161 |
山中永之佑 | 福島正夫編 「家」制度の研究 資料篇三 | 162 |
砂川和義 | 利光三津夫 律令制とその周辺 | 164 |
牧健二 | 井ヶ田良治 平安時代の知行について | 165 |
下斗米清 | 石尾芳久 近江令官制に認められる隋官制の影響・井上光貞 太政官成立過程における唐制と固有法との交渉 | 166 |
林紀昭 | 野村忠夫 養老律令の成立をめぐる問題――養老二年成立否定論の展開―― | 167 |
大饗亮 | 石井良助 鎌倉幕府成立期の二つの問題――文治地頭職と幕府裁判権――・安田元久 文治地頭に関する省察 | 168 |
鎌田浩 | 大竹秀夫 徳川封建制下の「家」 | 170 |
塩野芳夫 | 見城幸雄 江戸幕府の年貢収納方針について | 171 |
平松義郎 | 前田正治 鳥取藩「御旧法御定制」編纂の意義 | 172 |
熊谷開作 | 越智俊夫 明治前半期の会社設立に関する立法主義 | 172 |
越智俊夫 | 熊谷開作 商法典論争史序説・同 商法典論争と大阪商法会議所 | 173 |
利谷信義 | 手塚豊 司法省法学校小史(1)〜(3)・松尾章一 明治政府の法学教育――明法寮と司法省法学校を中心として―― | 174 |
石井紫郎 | 松本三之介 天皇制法思想 | 176 |
杉谷昭 | 山中永之佑 明治初期官僚制の形成と堺県知事小河一敏 | 177 |
中村茂夫 | 滋賀秀三 中国家族法の原理 | 178 |
宮坂宏 | 浅井敦 革命的法秩序 | 179 |
斯波義信 | 佐竹靖彦 宋代郷村制度の形成過程 | 180 |
丹羽友三郎 | 島田正郎 遼朝宰相攷 | 181 |
島田正郎 | 丹羽友三郎 元代における官吏の俸禄について・同 元代の枢密院と行枢密院について・同 元の「南台備要」について | 181 |
布目潮 | 平岡武夫 放従良――白居易の奴隷解放 | 183 |
西村元佑 | 堀敏一 均田制と良賤制 | 183 |
丹羽友三郎 | 牧野修二 元朝中書省の成立 | 184 |
日原利国 | 守屋美都雄 中国古代法形成過程における若干の問題――春秋時代を中心として―― | 185 |
布目潮 | 八重津洋平 唐代官人の貶をめぐる二三の問題 | 186 |
一柳俊夫 | 古林祐二 古代ギリシヤ法廷技術研究――海上消費貸借・船舶抵当権と訴訟制度について―― | 187 |
佐藤篤士 | 岩田健次 ローマ法における殺人罪 | 187 |
林毅 | 小倉欣一 ランデスヘルの租税政策と中世都市の自治と都市論――ヘッセン方伯居城都市マールブルクにおける「領邦と都市」論―― | 188 |
海原文雄 | 佐藤隆夫 米国土地法における英法の継受について(一)〜(五) | 189 |
【会 報】 | ||
学会記事 | 191 | |
報告要旨 | (第二十回総会)近世村落の自治の性格について 上杉允彦 近世上方の穢多に関する二、三の問題 中澤巷一・小林宏 「古代ギリシャ法廷技術と自然法との関係について」並びに「海商法の起源」 古林祐二 中世初期ゲルマンの定住と土地所有 三浦弘萬 フランス絶対王制成立期の地方三部会について 高橋清徳 〔共通課題 近世日本の賤民支配〕はじめに 石井良助 近世日本の賤民支配――岡山藩の場合―― 谷口澄夫・柴田一 江戸幕府賤民支配の矛盾と克服――甲斐国・伊豆国などの史料による―― 荒井貢次郎 (第十七回研究大会)飛鳥浄御原律令の一考察――その制定の国際的契機―― 林紀昭 藩政機構の確立と家臣の性格――仙台藩と熊本藩を比較して―― 鎌田浩 『民事慣例類集』の編輯について 利光三津夫 〔共通課題 歴史としての官僚制と自治の接点〕日本 山中永之佑 (第四九回東京部会)ローマの無遺言相続について 真田芳憲 中国旧律における比附の機能 中村茂夫 (第一一五回近畿部会)『令抄』について 橋本久 (第一一六回近畿部会)悪法も法なりという思想――中国古代における―― 重澤俊郎 近世家族法史の研究方法について――特に家長権の存在をめぐって―― 熊谷開作 (第一一七回近畿部会)自由人権の本質 西本頴 | |
【追悼の辞】 | ||
金指正三 | 法学博士住田正一先生を悼む | 205 |
伊藤栄 | 宇尾野久教授の逝去を悼む | 209 |
瀧川政次郎 | 会員春原源太郎君の死を悼む | 212 |
【昭和四十三年度法制史文献目録】 | ||
日本法制史 | 215 | |
東洋法制史 | 227 | |
ローマ法・西洋法制史 | 236 |