法制史研究 21号 (1971年)
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 【論 説】
志垣嘉夫《MÉSUS》考――領主裁判権研究序説――1
越智重明晋南北朝の流、職掌、胥について31
大庭脩徳川吉宗と大清会典――享保時代における日清交渉の一斑――61
塩野芳夫幕藩制下の「村」――石高を基準とする把握をめぐって――97
 【叢 説】
桜井光堂先史時代日本列島における領域表示体系の展開133
鹿子木幹雄アドルフ=サントベルガー「ミュンヘン東方におけるローマ期の街道組織とバイエルンにおける定住過程」179
 【学会動向】
林毅西洋中世都市に関する伊藤・瀬原・世良諸氏論争について201
小倉欣一ヨーロッパ中世都市研究の再出発――伊藤栄「西洋中世都市研究の問題点」、林毅「ドイツ中世都市研究の問題点」を読んで――205
 【著書論文紹介】
石尾芳久野村忠夫 古代官僚の世界207
所功竹内理三博士還暦記念会編 律令国家と貴族社会209
大饗亮竹内理三博士還暦記念会編 荘園制と武家社会213
石井良助山口麻太郎編 平戸藩法令規式集成217
平松義郎重松一義編著 北海道行刑史217
野村忠夫坂本太郎 大宝令と養老令219
下斗米清隈崎渡 贖銅制度の効用220
時野谷滋瀧川政次郎 万葉学と律令学221
石井進石井紫郎 「知行」論争の学説史的意義222
上横手雅敬石井進 中世成立期軍制研究の一視点――国衙を中心とする軍事力組織について――223
井ヶ田良治小林宏 我が中世に於ける神判の一考察225
井ヶ田良治小林宏 戦国の法典について226
林由紀子上杉允彦 近世村法の性格について226
荒井貢次郎石井良助 近世賤民に関する若干の考察――とくに穢多と非人との関係――・井ヶ田良治 近世後期の部落差別政策228
利光三津夫中澤巷一・林紀昭 伴信友の律令研究について230
神谷力手塚豊 明治五年・額田県「断刑簿」・同 制度局民法会議と蜷川式胤日記231
滋賀秀三内田智雄編 訳注続中国歴代刑法志233
宮坂宏仁井田陞博士追悼論文集第三巻 日本法とアジア236
瀧川政次郎島田正郎 東洋法史239
布目潮m17766大庭脩 漢代の節について――将軍假節の前提――241
菊池英夫曽我部静雄 均田法における女子のカ役242
西村元佑佐々木栄一 いわゆる計帳様文書をめぐって――麻田の班給を中心として――243
斯波義信草野靖 宋代官田の経営類型244
斯波義信草野靖 宋代官田の租種管業245
池田温草野靖 宋代民田の佃作形態246
池田温草野靖 宋代の頑佃抗租と佃戸の法身分247
丹羽友三郎岡本敬二 元代の奴隷制について――研究序説――248
八重津洋平細野浩二 里老人と衆老人――「教民榜文」の理解に関連して――250
奥村郁三滋賀秀三 清朝の判例に現れた宗族の死刑――とくに私的な死刑に対する国家の態度について――251
中村茂夫島田正郎 清朝の蒙古に対する立法と蒙古慣習法――その一・承継・同 同前――その二・婚姻・同 同前――その三・略人略売人・犯姦253
佐藤篤士吉野悟 ローマ法における相対的所有権について――ローマ所有権法史(一)・同 ローマ法における「絶対的」所有権概念成立の一側面――ローマ所有権法史(二)255
戸倉宏船田享二 類推解釈論史の一断章256
真田芳憲柴田光蔵 ローマ裁判制度研究258
吉野悟佐藤篤士 LEX XII TABULARUM ――十二表法原文・邦訳およぴ解説――261
吉田道也イギリス中世史研究会編 イギリス封建社会の研究263
佐々木信林深山 イギリス法史の起点をめぐって――法の歴史的研究の意義に関する覚え書き――266
海原文雄佐々木信 イギリス近代契約法研究267
成瀬治小倉欣一 ランデスヘルの領域支配―― Burg,Stadt,Amt の関連について――・同 Amt Marburg の形成――ランデルヘルの領域支配をめぐって――269
上山安敏石部雅亮 啓蒙的絶対主義の法構造270
木村尚三郎下野義朗 フランス封建王政をめぐる基本的諸問題(一)、(二)272
 【会 報】
 学会記事275
 【追悼の辞】
田中周友 故町田実秀法学博士277
勝田有恒 ゲンツマー教授逝く280
 【昭和四十五年度法制史文献目録】
 日本法制史285
 東洋法制史306
 ローマ法・西洋法制史312
 
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